このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
今年の旅日記
平田稲荷神社
〜碑巡り〜
八女市本町43に平田稲荷神社がある。
社殿の右手に芭蕉の句碑があった。
春もやゝ氣色とゝのふ月と梅
出典は
『薦獅子集』
(巴水編)。
元禄6年(1693年)1月20日、
深川芭蕉庵
から大垣の
木因
に宛てた書簡にある。
天保14年(1843年)10月12日、芭蕉の百五十回忌を記念して橘雪庵門人建立。橘雪庵二世長閑齋山布留書。
社殿の手前に山布留の句碑があった。
路連れハおもへば花はさくらかな
安永元年(1772年)、
橘雪庵貫嵐
(松延甚左衞門)の二男として生まれる。名は宗之介。
寛政4年(1792年)、21才のとき江戸で雪中庵四世大島莞来に入門。
安政4年(1857年)、86才で歿。
元治元年(1864年)、句碑建立。
馬場埋木の句碑もあった。
野を焼いて土手にのほれハ筑後川
埋木は馬場竜吉の俳号。
明治22年(1889年)、竜吉は貫山の子として八女郡福島町に生まれる。
昭和18年(1943年)11月、55才で亡くなる。
昭和24年(1949年)11月3日、埋木の七回忌記念に句碑建立。
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