このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2007年

榛名神社〜一茶の句碑〜
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榛名湖 から県道33号渋川松井田線で天神峠を越え、 榛名神社 (HP)へ。


門前に 小林一茶の句碑 があった。


鶯もとしのよらぬや山の酒

榛名神社随神門


弘化4年(1847年)、上棟。

榛名神社由緒

 当社は第31代用明天皇丙午元年(1300余年前)の創祀で、延喜式内社である。徳川時代の末期に至る迄神仏習合の時代が続き、満行宮榛名寺などと称えて上野寛永寺に属し、別当兼学頭が派遣されて一山を管理していたが、明治初年神仏分離の改革によって榛名神社として独立した。

御祭神

火産靈神(鎮火開運)

埴山毘売神(五穀豊穣)

 社殿は寛政4年の改築(170余年前)御祭神は後に立っている御姿岩の洞窟中に祀られている。神代舞(大々御神楽三十六座)は250年前から伝えられたもので、国の無形文化財に指定されている。

三重塔(神宝殿)


 県内唯一のものです。明治2年(1869年)に再建されました。現在は神宝殿と呼ばれ、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)をはじめとする五柱の天神を祀っています。神仏習合の名残を留める貴重な建造物です。

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は『古事記』に出てくる最初の神様。

瓶子(みすず)の滝


 滝の名前は落ちている両脇の岩を瓶子(みすず)岩と呼んでいたことによります。瓶子は神に供える神酒をいれる器のことです。

文化5年(1808年)5月28日、小林一茶は榛名神社を訪れた。

 岩のしたゝりを(の)とくとくと落つる谷をへだてゝ、石の不動の像を彫りて、けふ開眼行ふとて、わざわざ登山の人も有けり。幸に来かゝるこそ本意なれ。誦経の筵に逢はんと思へど、無縁の者は坊に一夜をゆるさず。ちからなくもやみぬ。

   芒から菩薩の清水流れけり

   山清水守らせ玉ふ仏哉


双龍門


安政2年(1855年)、竣工。

神楽殿


明和元年(1764年)、再建。

 岩に沿ふ(う)て過ぐれば、ハルナの神の社ありて、神楽所の刃の舞など、所がらすゞ吹く風もかみさびて見ゆ。

   夏山や目にもろもろの草の露

   夕立にとんじ(ぢ)やくもなし舞の袖


本殿


延喜式内社 である。

文化3年(1806年)、再建。

本殿から随神門を見下ろす。


本殿奥の御姿岩


 天明2年(1782年)4月18日、五味可都里は榛名神社に参詣し、御姿岩に驚いている。

それより榛名の宿へ巳の刻ばかりに至、参社して拝し侍る。山は四方にそばだちかへしたり。社殿の後に四五丈高き石あり。うへにかさあり、中ほどに幣たてり。すごき事眼をなやます。此外あまた有といへ共、書あらはしがたき景山とかや。


榛名山番所跡 へ。

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