このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
虚子の句碑
山さけてくだけ飛び散り島若葉
島原市弁天町に霊丘公園がある。
昭和30年(1955年)5月17日、
高浜虚子
は三角港から有明湾を渡る。
五月十七日。三角港から有明灣に浮ぶ。島原の菊池止戈等東道。天草島海上に横たはる。
其島は卯浪の彼方歴史あり
虚子
島原港
よき港夏木夏島とり圍み
同
山さけてくだけ飛び散り島若葉
同
地圖を見てあれ兎島涼しけれ
立子
「詫びの旅」
霊丘公園の海沿いの高台に虚子の句碑があった。
山さけてくだけ飛び散り島若葉
虚子は島原に泊り。18日に
雲仙
、19日には
長崎
を訪れている。
山さけてくだけ飛び散り島若葉
五月十七日、三角港より有明湾を渡る。島原泊り。
『七百五十句』
有明海を見下ろす
三角港から初姫丸に乗船、島原へ向つた。有明湾の静かな海上を船はぐんぐんと進んだ。美しい島原が見えて来た。点々とある島は昔一つであつたのがちぎれて斯くなつたときく。兎島などといふ名の島もある。
『虚子一日一句』(星野立子編)
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