このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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昔の温泉  ・  長野

上林温泉「塵表閣」
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国道292号(志賀草津道路)を下り、上林温泉へ。


今日は上林温泉 「塵表閣(HP)」 のお風呂に入る。

上林温泉「塵表閣」の日帰り入浴は500円だが、予約制。

ゴールデンウィーク 中は予約でイッパイだった。

明治35年(1902年)、「塵表閣」開業。老舗旅館である。

内湯



男女内湯の間に混浴の岩屋風呂がある。


予約制は納得。予約制だから貸切である。

岩屋風呂から露天風呂に続いている。


泡桶風呂


すべて掛け流しである。

源泉名は旧湯。

 泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉。(弱アルカリ性低張性高温泉)泉温は58.5℃。pH7.5。

源泉からの引湯量は毎分258リットル。

大正元年(1912年)8月26日、 夏目漱石 は「塵表閣」に滞在している。


 昭和2年(1927年)10月18日、 斎藤茂吉 は下高井教育会の講演に招聘され、上林温泉に宿泊。

   上林温泉歌會 一首

秋さむくなりまさりつつ旅を來て北信濃路に鯉こくを食ふ

『ともしび』

 昭和9年(1934年)8月5日、 与謝野晶子野尻湖 から上林温泉「塵表閣」に泊まっている。

ゆくりなく塵表閣のひろ間にて先生と飲む信濃の番茶

浴堂の三方廊二もとの合歓花(ねむ)が包みて餘りあるかな

「山上の気」

館内の花


 昭和23年(1948年)8月25日、 高浜虚子 は塵表閣を訪れている。

何事もたやすからずよ菜間引くも

      八月二十五日 長野句謡会。上林温泉、塵表閣。


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