このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
昔の温泉
鳴子温泉「
ねまりこの宿
ますや」
東北自動車道古川ICから国道47号(北羽前街道)に入る。
途中で
「美豆の小島」
に立ち寄る。
鳴子温泉郷(HP)
鳴子温泉郷は開湯1100余年の歴史を持ち、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡
(かわたび)
温泉・
中山平温泉
・
鬼首温泉
の5つ温泉から成る。その中心地は言うまでもなく鳴子温泉で、
秋保温泉(宮城)
、
飯坂温泉(福島)
と並んで「奥州三名湯」のひとつ。
元禄2年(1689年)5月15日(陽暦7月1日)、芭蕉は尿前の関に向かう途中で鳴子温泉を通っている。
南部道遥にみやりて、岩手の里に泊る。小黒崎みづの小嶋を過て、なるこの湯より、尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。
元禄9年(1696年)、天野桃隣は小黒崎・水の小島から鳴子温泉を通っている。
是より鳴
(ナキ)
子の温泉、前ニ大川綱渡し、彼十つなの渡し是成やと、農夫にとへどもしらず。
[無都遅登理 五]
「
ねまりこの宿
ますや(HP)」
は温泉神社の近くにある。
「ねまりこ」とは何か、尋ねてみると、「ねまる」とは「すわる」ことだという。『広辞苑』には「くつろいで居る。楽にすわる。」とある。なるほど、ねまりこの宿「ますや」は「くつろぎが心に残る旅のお宿」だそうだ。
芭蕉が尾花沢で詠んだ句、
涼しさをわが宿にしてねまる也
を思い出した。
お風呂は男湯と女湯の入れ替えがある。
露天風呂「天空」
泉質は含硫黄−ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)。旧泉質名は含芒硝食塩−硫黄泉と書いてあった。
「硫黄泉」といっても、白濁しているわけではなく、緑がかっている。源泉名は「うなぎ湯」で、泉温は100℃ということだ。
露天風呂「天祥」
こちらの泉質はナトリウム−塩化物−硫酸塩泉らしい。旧泉質名は含芒硝-食塩泉。
露天風呂「天空」とは違って、無色透明。
「
ねまりこの宿
ますや」の前に
共同浴場「滝の湯」
があって、宿泊者は入湯券がもらえる。
共同浴場「滝の湯」
これはよかった。
「封人の家」
へ。
昔の温泉
に戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください