このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2009年
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川口善光寺
〜芭蕉の句碑〜
川口市舟戸町に善光寺という寺がある。
建久6年(1195年)、開創。
真言宗智山派
の寺である。
【江戸名所図会】(川口善光寺)
川口村
渡場
の北にあり。天台宗にして平等山阿弥陀院と号す。本堂には阿弥陀如来・観音・勢至一光三尊を安ず。寺伝に曰く、往古定尊といへる沙門あり。法華経を誦するの外他なし。建久五年の夏一時
(あるとき)
睡眠の中に、信州善光寺如来の霊告を得る事あつて、直ちにかしこにまうで、正しく如来の聖容を拝す。示現に依つて、十方に勧進し財施を集め、金銅を以つて中尊阿弥陀仏を鋳奉る。時に建久六年己卯五月十五日なり。
『江戸名所図会』
川口の善光寺は
甲府
の善光寺と
長野
の善光寺とともに日本の三大善光寺と言われているそうだ。
佐久間柳居
は川口善光寺で詠んだ句を残している。
川口善光寺
この寺を極彩色に花の雲
昭和43年(1968年)3月23日、焼失。
現在の川口善光寺
荒川土手の堤防工事が進められている。
空き地に芭蕉の句碑が横たわっていた。
八九間空て雨ふる柳かな
元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳。
『続猿蓑』
巻頭の句である。
荒川の鉄橋
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