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私の旅日記

塩見繩手〜小泉八雲像〜
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松江市奥谷町塩見繩手に武家屋敷がある。


塩見繩手公園に小泉八雲の像があった。


1990年8月、建立。

日本の文化と日本人の心を全世界に紹介した文豪小泉八雲の来日百年を記念して

生誕地ギリシア・レフカダ島に立つ胸像を写し最愛のこの地に建立して

その文業を永遠に称えるものである。

松江市

小泉八雲はギリシャ生れのイギリス人。

 昭和5年(1930年)5月27日、 与謝野鉄幹・晶子 夫妻は小泉八雲旧居を訪れている。

小泉氏八雲の住みしむかしにもまさり茂らず北庭の蓮

うら安し出雲にハァン先生の求めしものをこれぞと知れば

「落葉に坐す」

 昭和7年(1932年)10月8日、 高浜虚子 は小泉八雲旧居を訪れている。

くはれもす八雲旧居の秋の蚊に

      昭和七年十月八日 出雲松江。八雲旧居を訪ふ。

秋風に急に寒しや分の茶屋

      昭和七年十月九日。松江を発ち大山に向ふ。大山登山。


小泉八雲旧居に句碑がある。


くはれもす八雲旧居の秋の蚊に

秋風に急に寒しや分の茶屋

関西俳句大会が山陰松江であつた。女学校を出たばかりの妹の晴子を京都の旅に伴ひ、つゞいて松江に向つた、宍道湖畔の宿で見た流燈、八雲旧居 の玄関など忘れ得ぬものが多かつた。この旅で竹下しづの女さんに初対面した。

『虚子一日一句』 (星野立子編)

 昭和30年(1955年)10月26日、 水原秋桜子 は八雲旧居を訪れている。

 菅田庵を辞して八雲旧居へ行く。むかしの士族屋敷がそのままに保存されてあるので、間どりその他興味があるけれど、これを俳句に詠むことはむずかしそうだ。八雲記念館を見ている頃、空が明るくなって雨脚の中に薄日がさしはじめる。

「山陰行」

   八雲旧居

蓮枯れて服紅き童女ひとり居り

『玄魚』

「塩見繩手」は 日本の道100選



塩見繩手

昭和61年8月10日

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