このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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国道414号線
峰山隧道(仮)



静岡県河津町
平成19年9月15日






わかる?

わっかんねぇよな・・・。

んぢゃ、もうちょいアップ。




コレで分かる?

うん、わかんないよねw

一応、目の前に隧道の坑口があります。
木々の隙間になんとなーく石積みみたいなモノが見えない?。









国道414号線峰山トンネル北側坑口手前。
いかにも旧道でござい、といった2車線の道が分岐をしていく。
わりと路面が綺麗で今でも現役の道のような雰囲気。

しかし、たった100m先のモーテルへの道の分岐までの話。


















それを過ぎたら一気に荒廃。
この上なく廃道といった感じ。
更に50mほど進むと道は完全に植物に埋め尽くされ、一番最初の画像の状態になる。
何も知らぬ人が見たらただただ山の斜面へ向かって行き止まるだけの意味の無い道にしか見えない。

しかし、平成6年に現道トンネルが開通するまで国道として活躍した道であり、実は伊豆のシンボルと言うべき「 天城山隧道 」よりも早くに開通した隧道が此処に存在していたのである。



















籔の中には隧道だけでなく、こんなものも埋もれていた。
果たして何年、ここに居座っているのだろう?

一応、中身は何も無い事を確認。
「ナマモノ」とかは入っていません。
















とり合えず、南側坑口の方も確認しに行く。
現道トンネルには踊子さんの絵が。

因みにこのトンネルの前後だけ見ると、余裕のある2車線規格の立派な国道のような錯覚をしてしまうが、実は麓の湯ヶ野温泉からトンネルまでの間は完全一車線、ブラインドカーブ連発の酷道規格である。
一応、修善寺から下田へ抜ける最短路ではあるが、多少迂回になっても湯ヶ野から県道14号を経由してR135周りで向かう車が殆んどである








で、現道トンネル直ぐ隣。
恐らく、旧隧道の坑口があったと思われる場所。

だが状況は北側坑口よりも悪そうだ。
まるっきり隧道の痕跡らしきモノが見えない。

ただ斜面に大量の植物が生茂っているだけに見える。








意を決して濃緑の坩堝へと飛び込む。
ちょうど、突っ込む時に横を車を通り過ぎたが、中の運転手はこの怪しげな行為を見てどう思った事だろう?

内部は当然の事ながら思い思い四方に伸びた植物達が入り乱れ、もうナニがナンだか分からぬ。
体中に枝やら蔦やらが絡みつく。
眼前の斜面はほぼ壁と言っていい。
そこを脇から生える木々を足場にして強引によじ登る。


1m程の高さを登った時、奥の方に何かが見えた








なんか、扁額っぽいモノ見えない?

カーソルON

うーん、でもこれが精一杯の接近。
この画像も片手で木に摑まり、不安定極まりない斜面に踏ん張りながら撮ったモノ。
しかも、この後ズリ落ちた。
緑の中から倒れこむように放り出される自分。

植物の壁は厚く、正直時期が悪い。
植生の収まる冬にもう一度訪れば、もうちょっとハッキリとした痕跡を拝む事が出来よう。


よーし、3ヶ月ぐらいたったらまた訪れるぞーー。





・・・と思ってたらいつの間にか1年半も放置していた・・・




続く。

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