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大垂水峠
解明編
(旧国道20号線)
東京都八王子市〜神奈川県相模原市
2007・1・2来訪

国道20号線・甲州街道の東京・神奈川境界である大垂水峠。
この峠の神奈川側には旧道が存在する。
前回 、この旧道を探索してみたものの途中でルートロスト。
結局、現道へ突破できずに撤退となった。

果たして旧道は今だに存在しているのであろうか。
それとも現道の改修工事か何かで消滅してしまったのであろうか?

その答えに決着をつけんが為、再びこの地を訪れた。

2年連続で新年早々、廃道へ向かうバカ一人。
さらに、この日の夕方には友人達との新年会があり
「ちょーっと、まだ時間あるし、ちょろっと近場の廃道でも逝ってくっかぁー。」
と言う自分の感覚にかなり疑問。

取りあえず現道と旧道の分岐点です。
ちなみに旧道の一部が県道515号線に組み込まれていますが、こちらもステキに 廃道・不通区間 がございます。
県道区間も何処と無く、旧・国道の面影が感じられる。
とは言え今だハイカー達に人気のルートである古道・甲州街道の小仏峠に比べ、くたびれた印象を受ける。
やがて県道と分岐。
単なる市道と化した旧道は山へと向かって突き進む。
そういえば前回もピックアップしたこの青看板。
確かに一市道にワザワザ『この先通行止め』との青看板を掲げるのも違和感を感じるが、もう一つ名無しの道から県道(r517)が分岐していくのも本来おかしな話だ。
これもまた、ここがかつて国道だった証というコトか。
旧道は住宅地脇を抜けると路面はダートへ。
そして、ちょっと行くと『この先、全面通行止』の立て看板。
そういえば前回来た時は「相模湖町」であったが、2006年3月20日に津久井町と共に「相模原市」に合併されてしまった。
うーん、相模原市に相模湖か・・・、違和感感じるなァ。
まあ、そのうち気にならなくなるか。
ともかくこの看板を越えると路面状況が悪化し始めます。
悪化し始めるといっても落葉が積もっていたり、ちょっとヌタっている程度で、それほど走行に支障はない。
ただ、夏場に行けばけっこうなコトになっているようだが。
>夏に逝っている方
ここより完全通行止め。
以前立っていたハズの『通行止め』看板は倒れていた。
まあ、もう一度立てようと思えばいつでも立て直せるが。
んで、通行止め区間に入ると、当然ながら路面はグタグタのガレガレになる。
ある意味『廃道走ってんぜー』モードに入り、テンション上げ目に。
そして、よいよ問題の場所へたどり着く。
木橋です。
激しくショボイです。
しかし、今回は新し目の丸太が2本追加され多少信頼性UP。(ホントに多少だが)

さて、前回ここでルートロストしてしまった訳だが、いったい旧道はどこを走っていたのだろう?
木橋が渡る沢の上流を見るが、どう見ても道があった形跡は無い。
うーん・・・。
木橋の下を見ると何やら橋台の跡らしきモノが。
やはり昔はここに真っ当な橋があったのか?
だとしたらこの先の状況はどう説明すれば良いのか?
少なくとも橋を渡った直後こそ道っぽい感じがするが・・・。
少し進めば完全に沢と化してしまっている。
どう考えても、コレは道じゃない
ただ気になるのが、沢に散乱するコンクリ隗やアスファルト。
パイプなんかもある。

もしや・・・、
ここ数年の間に現道の方で崩落や土砂崩れ等が起きて、
その復旧工事の際に旧道は潰されてしまったのではないか?
これらコンクリの瓦礫はその災害時に崩れてきたモノではないか。
そう思うと、いろいろ辻褄があう。
案外、旧道(らしきモノ)に流れる沢もつい最近出来たモノなのかもしれない。


結論
旧道は現道工事によって消滅した!

撤収!



















って、何か向こう側、怪しくね?

続く

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