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その①は少々いぢわるな構成をしてしまった(途中でリターンしてしまった方、すいません)が
実際に現地で『旧道は消滅してしまった』と思い、一度帰りかけていたのだ。
しかし、沢の対岸をよく見ると・・・。
ここより、大垂水峠・解明編の真のスタートである。
沢の対岸に見える不自然な段差。 怪しい。 絶対に怪しい。 なんか道っぽいぞ。 沢を渡り対岸へ登ってみると・・・。 | |
うおっ! コレやっぱ道だよ! しかも間違いなく車道規格! | |
ルート的にはこんな感じ。 どうやらここは九十九折れになっていたらしい。 恐らく沢が流れている所には昔は暗渠があったのであろう。 しかし長い間放置された為に暗渠が崩壊し、 沢の流れが完全に道の痕跡を消し去ってしまったのではないだろうか? とにかく一年越しの謎がようやく解けた。 ついに明治から昭和初期に存在していた 甲州街道 大垂水峠旧道へとついに足を踏み入れる事ができる! さすがにここまでカブを乗り入れさせるのは難しいので、 ここより徒歩での探索となる。 | |
崩壊九十九折れからちょっと進むとこのような崩落が。 恐らくこの崩落が起きてからも結構な月日が経っているのであろう。 崩れた岩にも苔が蒸している。 最早必要とされなくなった道が崩れたとしても誰も困らない。 もう少し経てば、ここは崩落面ではなく極自然な斜面の一部と化してるであろう。 | |
植物の侵食も少しづつ進行しつつある。 冬場だからこのようになんとか道の痕跡をとどめているのかもしれない。 夏場だったら獣道状態であろう。 | |
しかし、こんな人工物も存在していた。 そうやらここで地質調査が行なわれたらしい。 このような行政の人々の他に山仕事の人もたまにここを通っているのだろう。 まあ、それだから木橋の丸太に新しい物が混ざっていたりするわけだが。 | |
この場所にきて、確かにここが幹線道路であった事を気付かされる。 だって、ここ2車線規格だもの。 廃作業道だったらこんなに幅員は広くはない。 また帰る時に気付いたのだが、現在通行可能な区間でも、草を刈れば1,5〜2車線あったのだ。(でも、どうあがいても1車線な所もあるが) 正直、舗装化さえすれば地方国道と同等の規格である。 ただ、ここが都市部からすぐそば(新宿より約40km)の上に、東京〜山梨〜長野を結ぶ大動脈幹線であったが為に新道を作る必要があったのであろう。 | |
カーブを曲がるとこのような光景が。 巨大な倒木がドーンと一本。 更に奥にもう一本オマケつき。 ふと 万世大路 の悪夢が蘇る。(そういやこちらも旧・国道) が、今回は早々にカブを置きざりにしているので無問題。 ひょいと乗り越え、さくさく進みます。 あともう一つ万世大路の時と違っているのは、現道からそれ程離れていない事。 現道を走る車の走行音が途絶えることなく聞こえてくる。 しかし、幾度と無く通り過ぎた現道のすぐそばにこのような物があったとは! | |
もうね、テンション上がりまくりですよ! |
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