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06年 2月

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186. 2/28 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  絶滅危惧種

185. 2/26 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  あつかましい客にはなりたくない

184. 2/22 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  霧にかすむ信号機が頼り

183. 2/20 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  さすがに窓から乗り込んだ経験はないが

182. 2/19 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  ご近所の底力

181. 2/17 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  明るい車内、大きな窓

180. 2/15 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 彦根〜草津間にて発生した濃霧により

179. 2/10 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  新快速の最終電車です

178. 2/9  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  今日は3分延

177. 2/7  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  大阪へ先着

176. 2/5  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  上りがいっぱい

175. 2/4  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  今日から春

174. 2/1  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  走る立ち飲み屋

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  絶滅危惧種

2/28

早いもので2月ももう終わりになる。夕方の日の入りがずいぶん遅くなってすこしずつ春めいてきているのは確かだ。

とはいえ、今朝は冷え込んだが。

 

先日、野洲から3207Mに乗ったところ、車内がすべて新幹線の広告で埋め尽くされていた。

しかもJR東海の広告である。

別にJRグループとはいえ、他社なのだから、別に広告を出しても驚くことではないが、貸切には面食らった。

もちろん神戸空港、というか空路に対する東京への新幹線PRである。

新聞によれば、神戸空港発着の航空機の搭乗率はまずますのようで、この先どうなるか、見物である。

もっとも個人的には、兵庫県と神戸市、伊丹空港周辺自治体の空港への姿勢については腹立たしいというか、怒り心頭なのではあるが。

 

しかし、ふと考えてみると、1000kmにもおよぶ都市間を表定時速200kmにもなる高速列車が、時間2本も走る区間というのは世界広しといえども、東海道山陽新幹線だけだろうな。

そもそも欧米にはそんな人口の稠密な地域がないし、台湾では1000kmも距離がないし、将来中国ではありうるかもしれないが。

16両編成が疾走する姿は、たいした輸送力だ、と改めて思う。

 

そんな新幹線の輸送力を考えると、定員30程度の寝台車など、実に微々たる存在に思える。

出雲が11両フル編成でもせいぜい300人、乗車8割として240人ほど、ということは新幹線3両分くらい?

なんともスケールが違うものだ。

寝台列車の1本や2本、輸送力だけでみれば何とも小さな存在である。

 

とはいいながら結局3/4の下り出雲の寝台券を確保してある。

今はほんとに貴重になった食堂車スペースで、朝の静かな山陰の景色を見てこようと思っている。

食堂車も絶滅の危機である。ワシントン条約にいれてもらうか。

などと帰りの3528Mで考える。高槻乗車の高槻着席。

ちょっと摂津富田に寄り道、久しぶりにC電201系を堪能してきた。

そういえば本線から201系引退も間近。長い駅間を高速で走る姿もまもなく消える。これも絶滅危惧種か。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  熟睡できる平穏

2/27

19:23に大阪駅9番ホーム先頭に上がる。

さて、一番乗り♪とうきうきモードで階段を上がって振り向くと、既に先頭位置に一名。

おっさん、ちょっと早いがな。

長蛇の3518M列を後ろに見ながら、3520Mを待つ。

今夜は冷え込むようだ。しばらく比較的暖かかったので、ちょっと厳しい。

さて、着席できるとすぐに熟睡モード。

通路側ではあったが、窓側客が新大阪でも高槻でも京都でも降りず、わだらんも石山まで熟睡。

瀬田川橋梁で目が覚める。よく眠れた。ありがたい。

 

ところで、瀬田川橋梁というと、はるか昔に台風による強風で列車が倒れ、死者11人を出している。

網谷りょういちさんの「日本の鉄道碑」にも慰霊碑の記載はないし、実際地元で慰霊碑の話を聞いたことがない。

昔は死者の出る事故は珍しくなかったし、実際このときは列車転覆以外に台風で甚大な被害がでているので、忘れ去られているのだろうか?

昨年末の羽越線の列車転落事故ではおそらく何か碑が建てられるだろうが。

 

ところで、文献によると、この瀬田川列車転覆事故後、復旧までの間、草津−石山間に仮駅が設けられ、瀬田川を含む区間を徒歩連絡した、とある。

おそらく瀬田川橋梁の東詰に駅を作って、唐橋経由で徒歩連絡、ということなのだろう。

なんともたいそうな話だが、自動車代替が一般的でなく、鉄道輸送が今よりはるかに重要な時代、できるだけ列車を走らせたかったのだろう。

もし、同様のことが現在起きると、おそらく草津−京都間は運休、京都−石山間は京阪電車で、

草津−膳所間をバス代替、とでもなるのだろうが、ちょっとバスでは輸送力が追いつくまい。まずは事故がないことを祈ろう。

といっても、今なら台風接近ですぐに列車に運転を見合わせてしまうが。

 

こまかいダイヤの遅れはあるものの、このところわだらんの利用する電車はほぼ定時で走り、やっかいな運転整理に出くわしていない。

こうやって45分近く熟睡できる環境はありがたいものだ。

明日もこうしてよく眠れる一日でありますように。

 

瀬田川の転覆事故については

http://www.geocities.jp/yasummoya/murototaifu

をご一読ください。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  あつかましい客にはなりたくない

2/26

今日は日曜日。気分はうきうき、といいたいのだが、風雨が強く、とてもうきうきした気分になれない。

雪ならまだ風情があるが、雨では絵にならないし、おまけに風が強くてどうにもならない。

わだらんは比較的身長が高い方なので、長い柄の80cmの傘を持っているのだが、風に振り飛ばされそうで開くことができない。

何のための傘かと疑いたくなるが、長い柄が気に入っているので、下手に風で骨でも壊れようものならそっちがショックである。

 

野洲駅は不幸にもホーム上屋が短い。

下り出庫の場合、6両・8両最後尾は屋根ありだが、12両の最後尾には屋根がない。

従って12両編成の始発列車乗務の車掌氏は、野洲駅1番線のホーム東端で傘を差すか雨に濡れるか、どちらか、である。

風の強い日にはちょっとかわいそう、である。

乗る客からしても屋根がないとその位置で待つのに躊躇するので結果的に停車時間が伸びてしまう。

もっとも上屋を延長した石山のように、上屋延長で中継信号が増設、ともなると運転士氏にはちょっとかわいそうな面もあるが。

 

大阪駅へ人に会う用事ができて、強い風雨の中を駅へ向かい、3207Mの客となる。

天気も影響してか、あるいは入試時期で部活が休みだからか、3207Mは空いていて、11号車でも空席が目立つ。

屋根のない11号車位置での野洲乗車もわだらんだけであった。

もともと座りにくい列車ではあるが、きょうは通路側ながら前向き二人席を確保。ちょっと拍子抜け、ではある。

 

車内は極めて静か。雨の音がやたら響いてくる。

11号車では車輪の空転の音もなく、静かに滑っていく。

ときおり、どこかからか、携帯のピッピという確認音や、CDなりMDなりの音楽が漏れ聞こえてくる。

少なくともわだらんのまわりの席ではないようなので、その近所の人間には結構響いているのだろう。

とはいえ、最近は下手に注意すると逆切れされたりするのでどうしたものか。

わだらんはよく文句を言う方なのだが。

「学生のみなさん、乗車マナーを守ってください」などというポスターもあるが、学生もいい大人もマナーがないものはいるようだ。

どこぞの不倫小説作家のようにグリーン車にただで座らせろみたいな不届きものもいるし、話の種にはことかかない。

そういえばおばけみたいな顔をしたおばさん占い師なんかはどんな格好で新幹線とかに乗っているのだろうか?

 

京都高槻で乗る客の方が多く、3207M11号車はさらっと立ち客が出るようになった。

珍しく、というかどうか8:29定時の大阪駅着であった。

雨はやまない。今日の京阪神おでかけパスを買った人にはちょっとかわいそうな朝であった。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  霧にかすむ信号機が頼り

2/22

ちょっと小寝坊して、707Mにはちょっときつい時間になった。

まぁ709Mでゆっくり行くか、と家を出た。が出た瞬間、いつもと違う感覚に包まれる。

ひんやりとした空気が周囲を包み、灯りはぼんやりと闇を照らす。そう、濃霧である。

ちょっうど1074列車だろうか、いつもは、707M入線直前に通過する上り貨物が最徐行している音が聞こえてくる。

かなり濃い霧のようだ。

 

駅のそばに出ると、いつもなら1番線の下り出発信号が見える位置できょうはかすんで見えない。

それでも、下り1番のレピータの反応は見える。

遠くに707Mの尾灯がぼんやり見える。下りの通過待ちだ。

これなら走れば707Mに間に合う、とあわてて駆け出し、エスカレータを一段飛びで登り、改札を抜けると、1番線を高速貨物1059列車が通過...いや停まってしまった。

すぐに貨物は出発したものの、列車の進行も遅く、きたぐには待たなかったものの、出発開通待ちで結局707Mは、10分遅れで野洲を出発。

 

草津では律儀にはるか3号が707Mを待っていて、はるかを4番から外へ出したあとの出発となった。

707Mの出発とほぼ同時に、あいた4番には709Mが入ってきている。

きたぐにに瀬田でかわされ、そのまま14分の遅れを引きずり走っていく。

目が覚めると茨木。10分遅れまでいつの間にか回復しているものの、快速の間隔があいてしまって車内は相当の混雑。

なにせ6両なのだから。

 

それでも10分遅れで大阪駅に到着。よく頑張れる電車だ。

そういえば、先週も濃霧騒ぎがあったような。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  さすがに窓から乗り込んだ経験はないが

2/20

昔、電車の窓は開けるためにあった。

新鮮な空気を入れたり、場合によっては窓から顔を出したり、ボックスのクロスシートで窓枠に肘をかけてみたり、と。

名鉄6000が出た(1976年)あたりから、固定窓の、つまり窓の開かない通勤車が出てくるようになった。

車両の製作工法としては、窓を固定してしまう方が工数を減らせるし簡単な構造になるのは明白で、実際最近の車はほとんど固定式である。

 

にもかかわらず、最近JR東日本の車に窓を一部開閉できる改造をしたものが現れるようになった。

停電などの異常時に対応するため、という。

混雑した電車で、停電のため空調が効かないのではたまったものでない。

異常時のため、とはいいながら有益な改造とは思うが、一方あまり役だってもらうのも困る話だ。

 

221系は一部が大きな下降窓になっている。

わだらんがいつも座る席は扉のすぐ前なので、窓は戸袋の固定部分だが、扉間の固定窓はこの時期曇りやすい。一瞬曇りガラスか、とも思える。

さすがに早朝の電車とはいえ、茨木で大量に立ち席の出る707Mゆえ、窓ガラスも曇る熱気である。まさに人いきれ、である。

 

今日は日中雨模様だったので、換気をしていたのだろう、帰りの3520Mは異様に寒かった。草津を過ぎると特に思う。

人が多くて熱気でむせ返るのも困ったものだが、人がまばらになって、車内を風が吹き抜けるのも、ちょっと寂しい。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  ご近所の底力

2/19

神戸空港の将来が明るいかどうかは疑問であるが、少なくともセントレアは好調のようだ。

津市からの高速船もまずまず順調のようで、港の駐車場を拡充したそうだ。

運航に若干の不安はあるが、何より名古屋まわりより速い。

わだらんの場合、津に明るい、という事情もあるが、野洲から津まで車で行き、そこからセントレアへ、という手は充分選択肢に入る。

少なくとも韓国へ出かける機会があれば、セントレアからの往復として、琵琶湖の上を飛んでみたいと思う。

津からセントレアへの高速船は両備運輸の子会社がやっている。

肝心の岡山電気軌道の乗客数の減少が止まらない、という問題は小さなことではないとは思うが、総じて両備としては好調なのだろう。

 

両備というと、忘れてならない和歌山電鐵。

というか、南海電鉄から離れた時点で、フリー切符で乗ることができなくなるだろうから、今のうちに333切符で動いておこうと思う。

いずれ、和歌山電鐵になった時点で乗りに行かねばならぬし、南海のうちに、などと相も変わらず葬式鉄みたいな独り言。

本当はふるさと銀河線に行かねばならぬのだが、さすがにちょっと遠い。

国鉄時代の池北線を含めて未乗車なので、どうしても、とは思うのだが、どうしたものか...

 

しかし、最近3月は忙しい。

去年の今頃ははやぶさ騒ぎで九州へ行き、3月末は岐阜600Vで涙を流し、ちなみにその前の2004年3月はなは騒ぎでやはり鹿児島へ行っている。

こんなきっかけしか出かけられないのは悔しいが、しかし、こんな騒ぎが続くのは悲しいな、と思う。

 

そんなわけで、手元には3月某日の出雲のB寝券。

結局わざわざ東京まで出向いて、野洲を通過して、出雲市から帰ってくる、そんな旅行に出かけることになった。

何か、むなしい。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  明るい車内、大きな窓

2/17

321系を見る機会が増えた。

もともと201/205系が36本配置、32本運用だったのが、そこに15本の321系が既に入っている。

15本がすべて運用に入っているわけではないので、まだ半分とはいわないものの、新車だと騒ぐ確率でもなくなってしまった。

 

3516M狙いで大阪駅へ向かったものの、ちょっと到着が遅く9番乗り場には既に列が伸びている時間。

なので最初から7/8番乗り場へ上がり、新大阪までさきまわり。

ちょうど818Tがやってきたが、となり7番線には321系がいる。

別に珍しいわけでない、などといっておきながらやっぱり321系に乗る。

 

新車は車内が明るく、やはりいい雰囲気である。

かなりの混雑だが、それでも心なし華やいで見えるのはわだらんの色眼鏡か。

特急のように着席して深く体を沈めるのなら、落ち着いた暗めの照明がいいが混雑する通勤電車なら明るい車内がいいな、と思う。

時折御堂筋線に乗ると、車内天井の低さにめいる。仕方ないことだが、やはり天井は高いに越したことはない。

もし鶴見緑地線が満員の車内ならどんな感じなのだろう、想像しただけで乗る気が失せるが。

 

いまでは裾絞り車体の4扉車、めずらしい存在ではないのだが、207系(JR西車)が出たときはやはりびっくりした。

なんとなく、威圧感のあるずいぶん大きな車体に見えた。

実際幅が広いので大型であるのは正解なのだが、見た目が大きく見える。

今度の321系は207系ですでに見慣れた車体外観に近いので、その手の驚きはなかったのだが。

 

230Cは818Tの遅れを引きずり、新大阪場内で徐行。

この時期、新大阪4番(14のりば)には「かにかにはまかぜ」がいて、キハ181がうなっている。

国鉄時代の名特急車は重厚で、とてもたくましそうなのだが、どう見ても321系のほうがスマートで速そうである。

かつて峠越えのエースといわれた大先輩は、321系をどう見ているのだろう?

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 彦根〜草津間にて発生した濃霧により

2/15

朝、家を出ると、まだ暗闇の中、まわりがぼやーっとしている。

街灯がフィルターをかけたように大きくぼんやりしている。霧か。

 

信号が見えなければ、はっきり見えるところまでは最徐行。

霧でも吹雪でも、視界が効くかより信号が見えるか、のほうが大切。

呼称位置で信号が見えなければ徐行しなければいけない。

 

野洲のあたり、というか湖東線区間はときおり霧に覆われる。

朝方、夜雨が降って湿度が高く、その状態で気温が少し高いと水蒸気がそのまま粒になって浮遊する。

おそらく、少し高いところから見れば、きれいな雲海なのだろうが、見たことがないので何とも言えない。

ただ、視界が効かないのはやっかいである。

 

707Mはいつもは「きたぐに」の通過を待って野洲を出るが、今日はきたぐに通過前に出発。

遅れているらしい。霧で前が見えないか?

もっとも直前の1059レは定刻通過だったから、状況が違うのだろうか?

霧はちょっとした風の流れでずいぶん視界が変わる。

急に白くなったり晴れたり。突然視界が効かなくなるのはちょっと恐ろしい。

きたぐにはかなり遅れるのだろうか?

 

707Mは定刻に大阪着。きたぐには既に大阪着だったので、

瀬田あたりかどこかで抜かれたのだろう。まぁおおごとでなくてよかった。

ところが、あとからJR貨物のHP(輸送情報)を見て驚いた。

1059レが霧の影響で遅れたらしい。あれ、草津にはいなかったぞ。

ということはきたぐにの待避をどこかで食らったか。

どうも貨物は邪険にされるようだ。かわいそう。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  電車は走る、月も走る

2/13

3524Mに乗り遅れて、20:24の828Tの客となる。

車内はそこそこ乗っているが、茨木でざっと降車があるとかなり空いた。

そして高槻で大量に下車すると、1号車は15名ほどの客となった。

12両編成の828T、いつもながらこんな感じで、通勤ラッシュには縁遠い。

1号車車内に二人がけ前向き座席が16脚あるが、ほぼそこに一人ずつ。

向かい合わせの4人席にはだれもいない。なので、わだらんはいそいそと移動し、足を投げ出し体を曲げて、4席独り占めで熟睡体制。

昔々、九州や北海道の夜行列車のボックスを利用して睡眠をとっていたころとあまり変わりがない。

つまり人間進歩がない、ということか。

かつての客車、スハ43系などの夜行に揺られて旅をする、などというのは今の若いマニアにはわかるまい。

決して自分が叔父さん威張りするわけではないが、やはりいろいろな経験はものをいう、と思う。

JRの全線完乗をした(そうだ)某司会者の息子さんあたりでもとてもイメージできないかつての華やかな頃の話だろうと思う。

向日町の車庫の横を通っていく。

かつて特急車両、485系や寝台車がごろごろしていた運転所内は、いつの間にか113系が幅を利かすようになり、

その113系も少し数が減って最近は223系の姿がとても目に付くようになった。

しかも休日運用では向日町でそのまま運用なく居座る223系もいて、ずいぶんと特急車両が目立たない車庫の風景になってしまった。

 

828Tは山崎で少し客を降ろし、長岡京で少し客を乗せ、落ち着いたまま京都へと。

結局大きな乗車はなく、わだらんは相変わらず4席を独り占めしたまま東へ向かう。

今夜は満月。

横になった視線から窓越しに少し高い位置に上った満月が電車を追いかけずっとついてくる。

まるで電車の窓に張り付いたように。

満月に願いを、何かいいことありますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  新快速の最終電車です

2/10

梅田で遅くなりついでに、久々に阪急東通から太融寺のあたりをうろうろしてみた。

太融寺のあたりを歩くのは本当に久しぶりで、かつ夜遅くの散歩は初めてで、なかなか発見の多い散歩であった。

ハンブルグなどで立ち姿おねえさんには見慣れているものの、やはり日本ではどうも違和感があったりする。

 

そんなわけで、大阪駅にたどり着いたのは23:19。

ホームに上がるとちょうど3546Mが出て行くところ。

よく混雑し、ざっとみると21:00や21:15あたりの電車と同じ程度のように見える。

 

例によって最後尾1号車一番後ろの乗車位置に並ぶ。

もちろん先頭、というより、この時間こんな時間からこの位置に並ぶ人間はいない。

なにしろ編成途中でもまだ列はほとんどなく、しかも12両なのだから。

 

深夜近くになると列の伸び方が鈍い。

19時ころだと、次の新快速を待つ列が既に1列車前にはできるのだが、この時間では先行の快速が出るあたりからやっと列が本格的に長くなる。

来た電車に乗るという傾向が強く、狙って電車を待って着席する、というものでもないのだろう。

実際酔った客は意識して立っているもの多いし。

そんなわけで、入線して来た3548Mにはあっさり着席。

しかも隣りはなし。車内は12両ということもあって空いている。

一番後ろの座席で極楽極楽。とっとと熟睡、である。

 

野洲に到着。「上り近江八幡・米原方面の電車は終了しています」

乗り越し精算機には列ができる。お疲れ様。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  今日は3分延

2/9

いつものごとく707Mに乗るため野洲駅へと向かう。

この時期まだまだ暗く、明かりが足下を照らしているだけ、見通しはきかない。

今朝は5cmほどの積雪。自分の足跡が真っ白な雪の絨毯についていく。

 

野洲駅の改札を通る際、きたぐにの通過の音が聞こえた。

583系10両は重量感もたっぷり、通過音で判別できる。定刻通過だったようだ。

707Mはよく先行する貨物やきたぐにの遅れを拾って、野洲発が遅れることがある。

それでも不思議なもので、大阪に着く頃には定刻になっている。

今日は定刻、なにも問題はないようだ。

 

ところが、一寝入りして目が覚めると様子がおかしい。

千里丘の先で目が覚めたが、やたらゆっくり走っている。この区間は本来がんばって走っているところだ。

ひょっとして内側を走っている?707Mは高槻から外側のはず。あれ?

またうたた寝して、こんどは新大阪。16番のりば、やはり内側。

結局大阪駅は3分延であった。

通常は3番にいるきたぐにが今日は4番。きたぐにが着雪徐行していて、そのあおりを食らったのだろうか?

詳細はわからないが、まぁそんなものだろう。

 

きょうは五能線で雪に閉じこめられた列車が8時間も立ち往生したそうだ。

安易に運休してもらうのも困るが、かといってべた遅れもいかがなものか。

着雪徐行も影響少なく遅れも少ないように何か案を練ってほしいとは思う。

しかし、近年まれにみる雪の影響だな。やはり寒い冬なのだろう。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  大阪へ先着

2/7

わだらんが毎朝利用する707Mは221系6連。

草津で座席が埋まり、茨木からはかなり混雑する列車ではあるが、座っているわだらんは快適で、しかも前後の列車に比べてなかなか早いのが魅力である。

日中のT電ほどではないが、野洲から67分で大阪まで走るスジは乗っていてなかなか気持ちがいい。

この時間、大阪へ先着する電車。はるかに乗っても新大阪で707M利用になる。

 

俊足の新快速、といってもずっと130kmで走っているわけでなく、曲線や分岐で結構いろいろと制限を受けている。

例えば下りなら山科進入45出発60、桂川の先120、向日町110と。

さらに京都の場内出発ともに分岐の速度制限や信号による制限でずっと飛ばしているわけでもない。

 

さて、707Mは石山で1003Mはるか3号に追いつかれる。

膳所で抜かれ、山科で一旦追いつき、京都で先行、長岡京停車中に抜き去られる、というのが通常のダイヤである。

はるかの前にはきたぐにが先行し、さらに梅小路からは、きたぐにとはるかの間に湖西線からの貨物が入る(の順番でよかったはずだが、

確証はない)ので、早朝ではあるが、外側線は結構過密なダイヤである。

 

今日は京都以降ではるかがわずかに遅れていたようで、707Mが長岡京を過ぎても追ってこない。

山崎の手前で抜いていったものの、閉塞信号には常時はるかの影がのぞき、707Mは新大阪で結局はるかに追いついてしまった。

特急にあまり差のない快速電車、というかあまり速くない特急というか。

神戸空港も開港する近日、是非はるかにもがんばってもらいたい、と思う。

余談だが、NHKの朝のドラマ、風のハルカの視聴率がぱっとしないようで。

「はるか」と「あすか」って、このドラマの作者は阪和線在住なのかいな?

まさかとは思うが。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  上りがいっぱい

2/5

久しぶりに近鉄が見たくなって鶴橋へ出かけた。

明るい塗装のシリーズ21が増えてきて、ずいぶんイメージが変わってきたように思う。

わだらん的には未だに近鉄電車=マルーン1色なのだが。

環状線に揺られ、大阪駅へ戻ってきたのが19:24。

日曜夜でホームは比較的閑散としている。

見送ろうかと思っていた19:30の3298Mにあっさり着席。

寒い一日でもあったし、行楽の人出の引きが早かったのだろうか。

 

定刻出発の3298M、新大阪で待ちぼうけ。

隣の12番にサンダーバード97号が入ってきた。

大阪駅で3298Mを待っているときに気がついていたのだが、遅れのこのサンダーバード97(8027M)、しらさぎ編成であった。

つまりグリーン車は列車の反対、先頭についているし、8両編成だし、と大阪駅でしきりに乗車位置アナウンスをしていた。

 

で、そのサンダーバード待ちで3298Mはしばし停車。

11番にははるか48が入ってくるし、14番には1204Bが入ってきて、上りホームが一気に埋まってしまった。4本同時は結構珍しい、と思う。

そしてサンダーバードと1204B高槻行きがまず発車し、そしてわが3298Mが続く。

かわいそうなはるかはまだ待ちぼうけ。

この調子だと高槻手前でまた徐行だな。

 

北陸特急は徐行だの迂回だのさらには窓破損だの、まるでいいことがないようだ。

せめてこれ以上温泉への観光客のキャンセルが増えないよう、おてんとさまに祈ろうか。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  今日から春

2/4

土曜の夕方、野洲駅へネタを探しに出かけた。

昨夜から降った雪は昼過ぎからの日ざしで、南向きはすっかり溶けた。

少し前よりちょっと日が長くなって、夕方5時でもかなり明るい。

そう、今日から暦の上は春なのだな。

 

それにしても今年はやはり雪が多いのだろうか。

昨夜はのんびり804Tで帰宅。高槻までは前をのぞいて、そして高槻で座ってそのまま熟睡。気楽な通勤である。

が、石山で目が覚めた。電車が猛烈にうるさい。

乗った車は上り向き先頭、つまりクモハであり、モータがついている。

すっかり暗くなってまわりが見えないが、おそらく雪が降っているのであろう、出発時に空転を続けざまに起こしているようだ。

 

804Tは野洲場内で信号待ち。

珍しいと思い、席を立ち再び前をのぞきに行く。やはり雪で結構派手に降っている。

804Tが入る野洲2番には電車が在線中。

しばし停車していると下りの新快速が隣を走り抜けた。

どうやら3519Mが遅れて、そのため827Tも遅れて出発できず、結果的に804Tが野洲に入れなかったわけだ。

後ろの3500Mもやきもきしているのだろう。

わずかの遅れだが、雪に関係ない大阪あたりでは、雪の影響により、といってもぴんとこないだろうな。

 

春だというのにまだ寒い日が続きそうだ。

ダイヤに大きな乱れがでませんように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  走る立ち飲み屋

2/1

かつて国鉄の車両には同じ4人がけボックスでも、近郊型と急行型の明確な違いがあった。

つまり急行に主に供される車両には窓側にも肘掛けがあり、近郊型車両には肘掛けがなかった。

117系は肘掛け付きで登場し、221系も続いた。

223系も、ではあったが、途中からの大量増備2000番台はついに肘掛けが省略されてしまった。

不思議なもので、肘掛けがないならないで、そう苦にもならないのだが、やはりちょっとグレードが落ちた気がして残念ではある。

特にお隣313系に肘掛けがあるだけ、そう思う。

肘掛けはないが、窓枠には肘をおけるスペースがあり、人によってはテーブル代わりに使っている。

それはそれで便利なものだ、などと考えていたところ、昨日驚いてしまった。

 

2000番台車は車椅子でトイレが利用できるよう、トイレのスペースが大きく拡げられていて、

通路の反対側は車椅子スペース用に座席のないちょっと広めの立ち席スペースになっている。

座席がない、つまり窓際に立てるわけで、ちょっと貴重なスペース。

 

新大阪までC電で先行し、最後尾まで移動して19:20の3516Mを待つ。

少し遅れて入線してきた3516Mはいつものような普通の混雑。

最後尾1号車はトイレ付き、2000番台で例の立ち席スペースの車。

あれ、その立ち席で、窓枠にビールを並べて宴会している。

そう、まるで立ち飲み屋のカウンター。

今まで気がつかなかっただけで、立ち席のこの利用法、実際には結構あったのかもしれない。

何せ座ることに懸命で、立っている人の行動まで見ていなかったから。

 

大きな一枚窓で流れる景色。

これは楽しいかもしれない。

一度ビールとピーナツを持ち込んでやってみようかな。

 

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