このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2004年 新田原基地航空祭
今年もこの日がやってきたのである。

12月の第1日曜日。航空自衛隊新田原基地の民間解放なのである。 昨年 は好天に恵まれ非常に盛り上がった内容であったが、今年はどうなのであろうか。直前まで、天気予報では台風27号から変わった低気圧の影響によって宮崎県内は天気が崩れまくることが伝えられており、私が東郷町の焼酎蔵の 初蔵出し に行ったときには土砂降りの様相であった。ま、その時にはかなり天気の心配をしたのであるが、当日の夜明け前には東の空が白んでいましたから、ホッと胸をなで下ろしたのですね。

当日、出来ることならハンガー側に車を停めたいと早朝4時に出発した。新田原基地のある新富町の大地へは1時間もかからない。下手をすれば30分で着いてしまうのだ。時間的な余裕はかなりあるため、ローソンでカップそば、焼きそばパン、おにぎり・・・と買い込んだ。

そして基地外周道路で“開門”を待つ車の列に並んだのだった。1時間ほど仮眠を取ったであろうか。警備のパトカーが開門の案内をしながら反対車線を走っていく。車がそろそろと動き始め、基地の中へ入っていった。

・・・昨年と誘導の仕方が違う様だが、航空祭終了後は大丈夫だろうか。去年は真ん中に大きな通路を作り、その両側に車を停めるよう誘導していた。今年は、もっとも滑走路寄りに上り下りの通路を配置している。観客の安全対策だろうか。
台風並みの強風と・・・。
人が多くないうちに展示されている外来機を撮影しに歩いた。wifeはまだ眠っていた長男坊と車の中にいるというので、私一人だけ。

天気は回復したのだが、台風並みの風が吹き荒れる。新田原基地は新富町の大地の上にあるので、吹きさらしである。フライトがキャンセルにならなければいいが・・・と心配したが、程なく「全ての展示飛行を予定通り行います。」とアナウンスが入った。
スペシャルマーキングだ。
今年は航空自衛隊設立の50周年に当たる。そのため、各航空機雑誌では記念塗装機のカラーグラフが紙面を飾る。この新田原基地に所属する機体も例外ではなく、23SQのF-15DJや301SQのF−4EJ改が塗色変更を受けていた。

上は茨城の百里基地に展開する501SQからの参加のRF−4E。偵察が主任務で普段は迷彩色であるが、青を基調にシャークティースである。
鳥取の美保基地から来た403SQのYS−11。機首のお馬のマークで民間機ではないことがわかるが、明るい水色の塗色は、ぱっと見た時には地方空港で良く会いそうなそうな塗色だ。

美保からはC−1、T−40のSP機も参加。
青森の三沢基地は601SQ第1航空班の早期警戒機E2−C。

わかりにくいが、これも“ハラ”の部分に記念塗色が施されている。

どうやって翼を折り畳んでいるのか、この画像を見ていても気になるのだが・・・。
他、芦屋のT−4、築城のF−1、小牧のT−1などSP機が目白押しという賑やかな地上展示であった。
初めて間近で見たF−2。
築城基地からは、SP機のF−1と共に今年配備されたばかりのF−2が参加している。

間近で見たが、やっぱりF−16だねぇ・・・と言う感想(当たり前か)。

新田原でも飛行教導隊のイーグル、301SQのファントムがこの機種に転換予定というが、それにしてもスマートな機体だ。
米海兵隊からのゲストはF/A−18Dが2機。昨年からするとちょっと寂しい印象。

朝日に機体が輝いて非常にかっこよかったのだった。

この他、地上展示機としてはP−3C、新田原所属の各機体などなど。
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