このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください






- 長野・ヘルパーニッキ -
(2004年8月13日〜20日)

【其の四】 お茶の上の会話

・・・*・・・・・・・・・・*・・・*・・・・・・・・・・*・・・*・・・・・・・・・・*・・・*・・・・・・・・・・*・・・

ここのYHでは、夜9時過ぎから毎日お茶会なるものが開かれていた。
実を言うとここでお客さんと話をするというのも仕事の一つなのだが、仕事と言うよりはほとんど休憩のようなものである。
要は一人旅の人が寂しくならないようにということなのだろう。
で、この機会に実にいろいろな人と知り合いになれるワケで・・・


ある時3人連れの大学4年生の人たちがやってきた。
夜9時過ぎにチェックイン、しかも次の日は朝6時前に出るのだと言う。
ずいぶん慌ただしいので何をしているのか聞いてみたら、
なんと火山の噴火口の実地調査をしているとのこと。卒業研究で。
そりゃずいぶんと熱心だけど、確かあそこの火山は火口2㌔は立ち入り禁止だったような・・・と思い、聞いてみた。

 「いや、それくらいやらないと卒業できないんで・・・」

 「監視員に見つからないように朝早く行かなきゃいけないんです・・・。」


個人的には銀の脳をあげたいくらいへぇ〜だったが、
とりあえず、見つからないように気をつけてくださいと言っておいた。
そういうことじゃないかもしれないが。


またある時は、「職業・船乗り」という人がいて、
何かと思って聞いてみると漁師さんだった。
さすがは海の男。腕なんか真っ黒である。
そこで、さすが漁師さんだけあってよく焼けてますね〜とか
聞いてみるのだが、そしたら、

 「いや、これはバイク焼けです。」

だって。普段は長袖で活動するから焼けないんだと。納得。
普段は小笠原辺りに行くらしいが、遠くは地中海まで行ったこともあるらしい。
ただ、その辺じゃ日本船が捕まったこともあるとか。
火山で捕まるのの比ではない。




最近では、ユースといいつつ本当に若い人の利用は少ないらしい。
今回会ったのもほとんどが30代前後かそれ以上の人ばかりで、
同世代の大学生とか、そういう人はあまりいなかった。まったく残念!
でも自分より年上の人たちの話も、いろいろ社会のことがわかったりして、かなり勉強になったと思う。そういう意味ではすごく有意義だった。


・・・といいつつ、先ほどの漁師さんは30歳くらいだと思っていたが、
聞いたらなんと21歳とのこと。
一つしか違わないじゃん!貫禄ありすぎですよ・・・。
大変失礼いたしました・・・漁師さん。


<<旅行記トップへ <<前へ ┃4/5┃ 次へ>>

・・・*・・・・・・・・・・*・・・*・・・・・・・・・・*・・・*・・・・・・・・・・*・・・*・・・・・・・・・・*・・・

HomeAboutTravelTownGalleryBBSLink


Copyright (C) 2000-2005 Hama. All rights reserved.

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください