このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ダイハツ コペン

半径100Km圏の近所をブラブラ走る乗り物として XR100 を考えていたのが、あまりの交通事情の恐ろしさにぶつかられても 「二輪車よりはマシで二輪車並みの開放感のある」小型のオープンにしようという方向の変更になって。
ZZW30をまた買うか? それともミニのオープンか? A3を叩き出してTTロードスターにするか? とまぁ 色々考えましたが結局コペン増車というこ とにしました。
A3とTTを入れ替える方が安かったような気もするが。。。
そう。 コペンユーザーが異口同音に言うのは「軽自動車とは思えぬ値段」です。 「手作りだから品質は不安定で不具合も多く、で価格も高い」という工業の 基礎を地で行っていますhi

箱根ヤギさんまずは10年前に MR2(SW20) の写真を撮った「山羊さん」で記念撮影。
路面の風化の具合が時の流れを感じさせますね。
爺になるわけだ。

PGJのQTHは山羊下なんです。

さて、なんで紺メタなのか?
ダイハツ純正5年コートTZ5で洗車らくとは言え、セーム革で拭き取らないと水滴のあとが目立ちまくります。
PGKの
ジムニー のように白メタですとブラスターで泥を落とし、スポンジで水垢洗い流しておしまい。
拭き取りなしで楽チンなんですが、紺メタはそうは行かない。
で、なぜ紺なのか?

JA1船橋のイケアの駐車場で紺コペンを見かけて、それが「照明に輝いてきれいだった」から。



理由はそれだけ。

このクルマはPGJの「初」が幾つかあります。

① 初めて買うFF車である。
② 初めて買うターボ車である。
③ 初めて買うリトラクタブルハードトップ車である。
④ 初めて買うダイハツ車である。



さてオプション部品

なんたって軽自動車。 A3のように「革シート、カーナビ、メタリック塗装、以上オプションおしまい。」というわけには行 かないのはみなさまご高承の通り。

ZL2PGJ

装着するかしないか。 結構迷ったのがフロントロアスカートとリアロアスカート、
サイドの飾り専用サイドエアロスパッツ。

付いていないと寂しいが、付いているとなんともチープスポーツ。
結局、「チープ冗談路線で行こう」と決めて付けました。
なにしろwebでさがしてもなかなか参考になる写真がないんですよね。

実車を見てみたら、意外とサマになっていおるので、「チープ」抜きの「冗談スポーツ」
になっていて、実にPGJの嗜好にマッチしたのでした。
Copenと大きく入っているストライプはアクセントにはなりましたが失敗。
字が入っていないほうがFBでしたねぇ。 XYLはひとこと「ダサイ」。。
箱根大涌谷

リアスポイラーは、あまりにヌメッとしたブーツリッドが嫌で付けました。 
スポイラーとボディストライプは同時装着不可とカタログには書いてありますが、つけられないことは
ありません。 こんな感じになります。 
ヒートプロテクターは「勢いで装着」ですな。

一番の失敗が、この「オートライト」。 A3に標準装備のオートライトは
「トンネルに入ればすぐ点灯。 薄暮時にも早めに点灯。 
でも鉄道ガードをくぐった位のときには点灯しない」 という節度のいいものでしたが
これはまるで駄目。 トンネルに入っても幻惑防止の照度調整で明るい入り口付近では
点灯せず。 ところが歩道橋をくぐったくらいですぐ点灯。
まるで前走車にパッシングする為の機械のようです。
感度調整は出来ますが、いずれにしても駄目でした。

エクリプス

未だにJAで売られる車はイモビライザーが標準装備でない。
輸出用は標準なのに、国内販売用は設定が無いクルマも多々あります。

というわけで工場オプションの「Gパック」
HIDヘッドランプが付いてくるので御買い得かと思うと、要りもしない過去の遺物のMDプレーヤーの
オーディオが付いてきて。。。

社外品のHDDナビをディーラーで装着させたので結局また使用しないカーステレオが。。。



コペンの新車時不具合

中波のラジオが鳴らない。
「装着間違えたろ間抜け」と納車1時間後にディーラーへ。

「あーでもないこーでもない」
結局
「車載側のAM中波の受信増幅回路が壊れています」
「ダイハツからの部品はGW連休明けでーす。」

やれやれ

納車前に確認して欲しいものでR
「アンダーガードは?」 
寒冷地仕様についてくるアンダーガードが付いていないらしい。

ディーラー曰く
「連休明けに確かめておきます」
納車点検はしなかったんだろうな。 
日本とは思えない。。Gisborne並み。hi

結局。 「これでした!」 
付いていたけどディーラーの誰もが判らなかったという笑い話。
パワーウインドーのセンサーのあたりが悪いみたいで
動作不安定。

これは1ヶ月様子を見よう。


箱根スカイライン
慣らしも終わった。 ここが気に入ったよ。

ハンドリング

電子姿勢制御の為のデバイスがABS以外は付いていない為、運転の上手い下手がストレートに出ます。
フロント荷重が抜けた状態で、コーナーに突っ込むと大アンダーが出ます。
反面、荷重移動が上手くいけば、実に麗しくコーナーを抜けていきます。

 
エンジン

二輪車で言えばFZ250に乗っている感じ。
下は無いけれど回せばぐいぐい付いてくる。 半クラスタートなんてものを思い出させてもらえます。
パワーバンドを使い切って走れて免許にもやさしい。
エンジンブレーキの効きはA3並に悪く、これまた回転をあわせてブンブンシフトダウンする必要があります。
伊豆箱根周辺を楽しむにはちょうど良いのではないでしょうかね。

ZLの田舎ではパワーが無くて絶対楽しめなかったろうなぁ。 ともあれFZに乗っているみたいで実に楽しい。


車体

いままで乗ったオープンの中で一番硬い感じ。 よじれが少なくいいですね。
ビルシュタインのサスペンションもFB
ただし、XYL曰く「助手席に乗っているだけでくたびれる」そうです。


意外と高い直進安定性

ショートホイールベースなのに意外と良い直進安定性。 ロアスカートのおかげか?
MR2スパイダーよりFBな気ががする。
これをBBSの金札鍛造ホイールにすると軽くなりすぎて直進安定性はかなり劣化すると思われます。


ブレーキ

リアドラムブレーキは、悪評が高いですが、コペン自体が軽量なので「コーナー直前でブレーキを掛け、回頭し始めながらリリースしていく」という古式ゆかし い操縦法を使うと
リアブレーキの存在は、ほぼ「どうでもいい」状態になります。
かえってブレーキダストが飛ばなくて良い位です。


ダイカロシート

ダイハツ製レカロシートではありますが、とりあえず疲れない乗り心地です。 
ビートや MR2 などと同様、乗り降りの際には一番後ろまで後退させないと、乗り降りしずらいことこの上ありませんので、それはあきらめましょう。 



コペンのここはあきらめよう

ガタガタミシミシ

ガタガタミシミシ、キュッキュ。
いろんな音がします。

ビート、MR2-Spyderと比べても掛け値なしで一番うるさい。
その一つが、屋根のロック部分での当り音。
これは、コペンユーザー各位の定番改造「指サック」で一撃で直せます。 
こんな感じでかぶせれば出来上がり。

 
 
荷物が入らん

言い古されたことですが、屋根を格納すると荷物は手提げ鞄2つが精一杯。
室内にも収納スペースはほぼ無く。。
MR2-Spyder(ZZW30)は座席後ろにかろうじて御泊り鞄がしまえましたが
コペンは一眼レフカメラをかろうじてシートバックネットに引っ掛けるのが限界。
週末鞄は
このように 柔軟性が無いタイプなので。 置き場所に一苦労。
まぁたいていXYLの足元になりますです。



ただし、屋根を閉じれば結構入ります。
食料品一袋。 植木鉢4個。 培養土25Kg。 ワイシャツ2枚。 
ジャケット2着。 婦人用大きな帽子。 手提げ鞄2つ。

30リッターのクーラーボックスはさすがに入りませんが、一応十分な容量です。

自転車だって入ります


ディーラー

多くのコペンユーザーが
語っている ように。 ダイハツ販売店にFBな店は超レアです。
普段80万円ほどの、400ccのスクーターより安いジャンク商品な軽自動車を扱っている方々ですので、「夢のある車を売る」という売り方ができません。
コペンに乗りたかったら、そこいら辺りは目をぎゅっとつむらないと、購入できません。
もし近所にダイハツを扱うトヨタディーラーがある幸せ者は、そこで買うように。
行きつけの町の自動車屋がある場合はそちらがお勧め。


ドリンクホルダー

A3同様使い辛い事この上なし。
三菱自動車の部品が良いらしいので付けました。 なかなか具合がよろしいです。  詳しくはこちら


ブーツ(トランク)の中に照明がない

これも定番改造ですが、ネオン管を2つ付けました。
加工法はこちら
それなりに使えますよ。


新品故障やその他の組み付け不良

コペンの製造は自動ラインではなく、手作業組み付けです。 他の国産車に比べて
4M のうちMan要素が異常に高い製品です。
手作り品は、機械で作った製品に比べて不良品が多くて当たり前。 これ工業の常識。

異常が出たら、あきらめの微笑とともにディーラーへ行きましょう。
怒ってはいけません。 仕様ですから。



A3スポーツバッククワトロの項 でも書きましたが「機械物は故障します」。
あのウン兆円プロジェクトのスペースシャトルでさえ死亡墜落事故2回、民生用自動車のマイナー故障でがたがた言う人はヴィッツにでもお乗りなさい。
所詮ダイハツの軽です。 過大な期待はしないように。
品質管理の概念については
コチラ を参考にしてください。

ホンダのビートは、エンジンブローまでが仕様で付いてくる「とんでも号」でしたが、いまだに人気の高い車種です。
たぶんコペンも工業品としての品質は惨憺たるものだけど、「乗って楽しい」と言う、自動車に必要な基本を押さえているのではないでしょうか。
ビート同様楽しめるクルマでしょう。 が、
都市生活者はやめておいたほうがよろしい。  

残念ながらPGJは健康上の理由で2011年3月に手放しました。  このガレージ保管のフルオプションの中古を 買った人は結構ラッキー。  
南関東地震で廃車になる前に処分できたPGJもラッキーかね。

その他の車歴へ  

(c)ZL2PGJ 2008、2010、2011  使用条件   趣 味のページトップへ戻る 。  ホームへ戻る






















 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください