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≪第7日目・3月24日≫

GRANADAをめざせ

さあ駅をめざそう列車の旅はたのし♪グラナダは雨・・・

HOTEL ALHAMBRA PALACEにムカッ!雨に濡れつつ観光タイム!ふたたびホテルで怒る!


*さあ駅をめざそう*

本日は午前6時起床。

7:49の列車に乗らなきゃ〜!!

でもロビーにあるふかふかのいすに座ってると眠気が襲ってくる。

駅まではけっこうあるし、何と言っても天気が怪しいからタクシーを呼ぼうとしたけれど、この時間じゃつかまらないって言われてショック!

しかたないので、ひたすら歩く歩く歩く歩く・・・・・

そのうちしとしと冷たいものが・・・・

「雨降ってきちゃったよ〜 (;_;)」

とそこに車が!

「あっ!!タクシーだ!!!」

あわてて車に向かって手を振ったけど、運転手さんはにっこり微笑んでそのまま行ってしまった。

がぁ〜ん。

もしかして観光客が手を振っただけって思われたのぉ〜??

よしっ。今度来るタクシーは逃さないぞ。

そう思ってときどき振り返ってはタクシーを捜すけど、たしかにちっとも通らない。

雨はだんだんひどくなってくる。(といっても霧雨だから助かった)

3人並んで黙々とひたすら歩いて、ついに線路が見えてきた!

「やっと駅だよ〜」

無事駅まで到着し、安心したところで、BARで朝ごはん。

といっても菓子パンとカフェコンレチェだけ。

でもこのカフェの温かさがうれしかった〜。

(しかしなぜか周りはおやじだらけ。やけに注目の的になってた乙女三人であった・・・)

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*列車の旅はたのし♪*

駅で路線を確認して、Antequeraで乗りかえることは分かったけれど、二つあるホームのどっちで待っていたらいいのかわからない。

これで乗り間違えたりしたらシャレになんないもんね。

でもどっちのホームか分からなくておろおろしている私たちに後からくる旅行者がみんな

「Antequera?」って聞いてくる。

地元のおばさんらしき二人連れに聞いてみたら「だいじょうぶ。ここよ〜」って言ってくれて安心。

どうやらみんな目的地はいっしょみたいだし、あとは列車を待つだけだ!

そして親切なおばちゃん二人組の協力のもと、無事乗車。

とっても乗り心地のよい列車で感動。

座席も向かいあわせに動かすことが出来るし〜♪

おっと本格的に雨が降ってきたぞ。

早い出発にして正解だったなあ。

そして動き出してすぐに車掌さんの改札。

と、思ったら仕事が終わった車掌さんがいきなりその辺の座席に座ってくつろぎだしたからびっくり。

も、もしかして私たち監視されてる???

なんて言いつつおしゃべりに夢中になってたら何やら車掌さんが笑いながら話しかけてきた。

「おいおい、ここはもうAntequra。終点だよ。」

きゃ〜〜〜。おしゃべりに夢中になっててぜんぜん気づかなかった〜!!!

あせりながら乗り換え。

外は14℃という寒さでびっくり。

今度乗る列車はアルメリア行きだから乗り過ごさないように気を付けなきゃ!

外から見ると2両編成でちょっとちいちゃいかなと思ったけれど、中に入ってみたらとってもきれいでびっくり。

真ん中のシートにはテーブルまでついていたりして、ゆったりラクラク。

ところが座席指定のはずなのに私たちの席に知らないおばちゃんが座ってる。

えっ?と思ったけれど、案の定おばちゃんが勝手に座ってただけだった。

どこの国でもおばちゃんって似てるもんだなあ・・・・

うれしかったのは車内販売があったこと。

なんか日本の列車に乗ってるみたいでちょっとよかったよ。

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*グラナダは雨・・・*

 さすがに今度は降りそびれることなく、無事グラナダにて下車。

(というかみんな降りるから間違えようがなかったとも言える)

グラナダは雨・・・

この天気は辛いなあ。(私傘もってきてないんだよね。やばい・・・)

今日泊まるホテルはこのたび最高(価格)の四つ星ホテル!

(そういうわけでさすがの私もGパンではなく、ちょっとまともな格好をしていたりする。)

そんなところにずぶぬれ状態で行くのもなんなので、タクシーを利用しちゃうことに決定。

少しおしゃべりな運転手さんの運転する陽気なタクシーでめざすは HOTEL ALHAMBRA PALACE

これが写真で見る限りではお城みたいな素敵なホテルなんだよね〜。

アルハンブラ宮殿からも近いし♪

(本当は贅沢にもパラドールに泊まろうとしたけれど、予約が一杯で泊まれなかった。ショック!)

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*HOTEL ALHAMBRA PALACEにムカッ!*

雨にがっかりしながらも、途中に見えるカテドラルや王室礼拝堂に歓声をあげつつ、気がつけばタクシーはもうホテルへ向かう(アルハンブラへ向かうというべきか)山道に突入。

そして薄もやのかかった中に、見えてきましたHOTEL ALHAMBRA PALACE。

黄色でかわいらしい外観に期待はますます高まるぞ!

ちょっと優雅な気分でタクシーを玄関前に乗りつけ。

ところが、ドアマンが来てくれない。

しかたなく雨の中、おっきい荷物を抱えてえっほらえっほら。。。

それどころか、明らかに荷物をもってる“お客さん”なのに、ドアマンはドアを開けてもくれない。

ちょっといくらなんでもそれはないんじゃない!

むっとしてドアを開けずにじ〜っと立ってたらやっと開けてくれたけど。

(なんともいやぁ〜な予感が心をよぎる)

ちょっとムカムカしつつも、とにかくチェックインだ!

ところがここでも私たちはちっとも相手にしてもらえない。

後からきた外人(もちろん白人)のおじさんに先に用件を聞いちゃってさ。

ちょっとどういうことよ〜〜!!!!!(かなり怒っている私)

そりゃ、私たちはこのホテルにはイマイチふさわしくないような格好かもしれないけど・・・

でもいくらなんでもその態度はないんじゃない?

(しかし面と向かって怒りをあらわにできない日本人気質の私)

それでもまあ、我慢してチェックイン。

案内された部屋は景色は悪いけど、角部屋でなかなか広くて快適な雰囲気。

さっきの怒りも薄れるよ。

びっくりしたのはテレビ画面に「Welcome」って出てたこと。(しかも名前入りだ!)

実はテレビ画面からルームサービスの注文もできるらしい。これはすごいぞ。

おっといけない!

グラナダは滞在時間が短いから今日のうちにカテドラルや王室礼拝堂を見に行かなきゃ!

というわけで、まずは貴重品をセーフティーボックスへ・・・

「ねえ、このセーフティーボックス壊れてる・・・・」

ここのセーフティーボックスはフロントから鍵代わりになる(うまく表現できない!中にそれをセットすると、はじめて鍵がかかるようになるというシロモノ)マグネットキーを借りて使うんだけど、それを入れてもちっとも鍵がかからない。

「これってどう考えても壊れてるよね。」

「中の配線も見えてるし・・・・。」

たまたま近くにいたメイドさんに聞いてみたけど彼女もわからないというし、別の人に聞いても埒があかない。

やっと一人のメイドさんがフロントに連絡&説明してくれて、直してくれる人がきてくれることに。

「も〜!!! 時間がないのにどーいうこと!!!」私たちはかなり不機嫌。

ところががちゃがちゃいじってたあげく、その人のいうには

「直すのに2時間はかかるけど。」だと。

2時間も待ってられないよ〜!!!

そこでとにかく貴重品はフロントで預かってもらって、私たちは外出することに。

フロントの方でもそれでいいっていうから(それくらい当たり前とも思える。)とにかくしたくをして私たちはフロントへ・・・・

ところが行ってびっくり。フロントのおじさんに

「さっき電話で説明したけど部屋のセーフティーボックスが壊れてるからここで貴重品を預かってくれ」

って言ったら

「フロントでは貴重品は預かっていない。部屋のセーフティーボックスに入れろ。」ときた。

おいおい、どういうことだよ〜!!!!

改めて

「だから部屋のセーフティーボックスが壊れてて2時間は直らないって言われたんだっつうの!

私たちだって外出したいし、さっきはフロントで貴重品を預かるっていったんだから!!!!」

(かなりいらいらしている)

そしたら

「セーフティーボックスの使い方が分からないんじゃないか?このマグネットキーはちゃんと入れたか」

って言ってくる。(それもややバカにした雰囲気。・・・なんて思うのは怒ってたからかな。)

「だから、壊れてるんだっつうの!さっき電話で姉ちゃんに話をしたから確認してよー!!」

と、そこまでもめてやっと確認しにいったおやじ。

それでも「フロントではたとえセーフティーボックスが壊れていても貴重品は預からない。」って何度も言ってたけどさ。(ほんとにこれで4つ星の一流ホテルか!!!!)

結局、電話で話したとおりフロント(正確にいうと従業員用の貴重品ロッカーを使わせてもらう形)で預かってもらえたけど、何か釈然としない思いは残ったのだった。

かなりプンプン!

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*雨に濡れつつ観光タイム!*

プンプンしつつも、とにかく観光は行くぞ!

と勢いよく飛び出したのはいいけれど、だんだん雨がひどくなってきた。

「これはさすがにキビシイねえ・・・」

ちょうどおなかも空いてきたことだし、坂の途中で見つけたBarで雨やどり&お昼ごはん。

おとなしそうな感じのお兄さんがやってるこの店が何だかけっこう居心地よくてついついのんびりしてしまう。

と、そこへ日本人のカップルが。

彼らもどうやら雨やどり&お昼を考えているらしい。

みんな考えることは同じだなあ。

ハム&チーズサンドを食べて、ホテル(ここは中でホテルの入り口とつながっている。)で飼われてる大きい犬と遊んで大満足。

まだ雨は降っているけれど、そろそろ出発といこう。

ところが、とにかく雨をよけるところがない!

すっかりずぶぬれになってようやくたどりついたカテドラル&王室礼拝堂

さあ入ろう!(この時点であまりの寒さにガタガタ震えている。)

と、思ったらなんと15:30OPEN。(今はまだ14:00すぎ・・・)

「あと1時間以上もあるよ・・・・。どうする?」

「とにかく寒いし、どこでもいいからあったかいものが飲めるとこ行こうよ〜」

しかたないので、ちょうど見つけた近くのオシャレなカフェへ・・・・。

なぜかまた食事をとっている私たちであった。

(お店のおじさんの弾丸トークに負けて、ついお肉の盛り合わせを頼んでしまったのだ。)

おなかいっぱいだったはずなのに〜〜〜(がんばって食べた。)

<カテドラル>

寒い・・・・。とにかく寒い。入場料は300pts。

中には、色が抑え目のステンドグラスが全体に配してあって、とてもいい雰囲気。

と、いっても外の天気が天気だから暗く見えるのかも。

黄金の礼拝堂は本当に見事だけど、手が震えて描けない・・・・

<王室礼拝堂>

カテドラルのすぐ隣。入場料は300pts。

イザベル女王とその夫(という言われ方も悲しいなあ。)、さらに娘夫婦の墓となっている。中に入ると、中央に4人の姿をかたどった石膏像(?)と棺が安置されている。

「え? こんな状態で遺体を安置してるの???」

と、一瞬思ったけれど、ちゃんと地下に入っていく通路があって、ちょうどその棺の下にあたるところが本当の"墓所"だった。

なんだかとても厳かな雰囲気で、圧倒されてしまう。

ちなみに残念なことに祭壇は修復中。

修復完了まであと1年はかかるらしい・・・。

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*ふたたびホテルで怒る!*

結局あまりの雨のひどさに、カテドラル&王室礼拝堂を見ただけで、ホテルに逃げ帰ってきてしまった私たち。

ところがいきなり "困った!"

部屋の鍵をあけられないのだ!

3人が交互にチャレンジしてみたけど、どうしてもダメ。どうも何かクセがあるらしい。

「このまま部屋に入れなかったらどうする・・・・」

とそこへ通りかかったホテルのお兄さん。

頼んだらものの3秒で開けちゃった。

「この鍵は入れたら、こうやって回せば開くよ。」

・・・・・そりゃ分かってますって・・・・

一人が中に入って再びチャレンジ(これなら中の一人に開けてもらえる。)。

「やっぱ、だめだよ・・・・・」

これはもう、3人いっしょに外へ出られないってことね・・・・(涙)

結局ぐったりしてしまったので夕食は(昼を食べすぎておなかいっぱいだったこともあって)ルームサービスのスパゲティを注文してみることに。

というか、あのテレビ画面からの注文にチャレンジしてみたかったわけだ。

ところが、このルームサービスがこない、こない、こない!

時間指定までちゃんとあったから1時間後って入力したのに・・・

(スパゲティ2皿ならOKかと思って設定した時間)

結局注文から3時間ちかくかかって、さすがに文句の電話をかけてたところで運ばれてきた。

しかも「I'm sorry」のひとこともなし。

(っていうか、にやにや笑いながら運んできて「俺もおなか空いちゃったよ。あはは」だと)

まったく・・・・・・・

私たちはどうやらアルハンブラ・パラセに嫌われているらしい。

(その後ここに泊まった人に聞いたら「別になんともなくっていいホテルだったよ〜」って言ってた。)

<同行人なべぞーのひとこと>
HOTEL ALHAMBRA PALACEでまだ思い出した。 外出から戻って、セーフティボックスが直ってたから、 フロントに預けてた貴重品を取りに行った時。 入れてもらってたボックスのキーを出したら、「何これ!?なんでこんなもん持ってんの!?」とめちゃめちゃ 不審がられて、 最初から全部説明し直すまで、全然納得してくれなかったこと。 こっちはなんにも悪い事してないのに(号泣)すごいにらまれて恐かった〜 従業員ルームのボックスに入れたんあんたの同僚やでーって思わず にせ関西弁でぼやいちゃったよ。

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