| このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
≪第6日目・5月27日≫
| すっごくいい天気! 朝からご機嫌で目を覚ました私たち・・・と言いたいところだけどじつは朝6:30にいきなし部屋の電話が 鳴って飛び起きた! 「なに。なに。なにごと???」 半分寝ぼけつつあわてて電話に出たら、それはゆっこちゃんのおかあさんだった。 ほんと、何事課と思ってあせった。 さてさてとにかくそんなこんなですっかり目も覚めてしまったので(つまりおなかが空いてきている)とりあえ ず朝食を食べてから、朝風呂に浸かりに行くことに。 ホテルの朝食はとっても豪華でびっくり。たまご料理に野菜・フルーツ。 そして日本人観光客の多さにさらにびっくり。 なかでも前にウェストポーチとバック、背中にリュックのおばあちゃんを見たときは思わず口があいてしまった。 おなかも一杯になったところで、ホテルからトラムで15分くらいのところにある温泉“Rac Furudo”に 行くことにする。 ここは昨日とはちがう“ハンガリー式温泉”なので入り方がわからないのが心配。 でも「女は度胸」だ! 「温泉を愛する民族」として〝裸の心のぶつかりあい〟(なんじゃそりゃ)を体験しに行くぞ! 公園の中にぽっかりと建っているオレンジ色の建物。 これが、ハンガリーの“銭湯”だ。 なんかかわいいなあ。 ここは曜日ごとに女性、男性が交互になるので今日は女の人しかいないはず。 よしっ、行くぞ! |
| ①入り口を入ったら正面のチケット売り場でチケットを購入。(お風呂だけなら400ft。) 他にマッサージなどのオプションもつけられる。そのチケットもここで購入。 入ってくる人によっては病院のカルテのようなものを提出してる人もいた。 温泉治療ってヤツかな? ちょっとうらやましい気もする。マッサージとかなんか興味あるなあ・・・ ②入り口左手の階段をあがってドアを開けたらおばさんがいるので、彼女にチケットを渡すとエプロンが 燿 もらえる。 で、このエプロンをもってさらに階段を上へ。(マッサージをする時はコインもらえます。 マッサージをする場合のことはまたのちほど ← 結局しっかり体験しているのであった。) ③上にあがったらおばさんに声をかけてロッカーへ。おばさんが使用する場所を指示してくれる。 (指示してくれないときは自分で「ここを使う」といえばいいみたい) ロッカーはすべて個室式。中にはベンチもあるし、鏡と小さい棚もついてる。 鍵もちゃんとついてるので安心。 荷物を置いて鍵をかけてからおばさんに声をかけると、ドアのところの黒板になにやら数字を書いてく れ、さらに二重に鍵をかけてくれる。 ちなみにこのときの私の格好はさっき渡されたエプロンをつけているだけ。 (つまり いわゆる“裸にエプロン”だ な。これが非常にHっぽくてはずかしい。) ④エプロンとお風呂道具をもって下のお風呂ゾーンへ。 結局あまりのはずかしさに〝裸にエプロン〟はやめ。さりげなく前に抱えてごまかす。 でも階段にむかうところで、しっかり〝裸にエプロン〟のおばちゃんにでくわした。 う〜ん。やっぱみんなこの格好でお風呂入ってるのかなあ???? とっても疑問に思いつつ、ついに未知のお風呂ゾーンへ突入! まずはシャワーで体を流し、それからお風呂にむかうのが、ここの礼儀らしい。 (入り口でおばちゃんに怖い顔で言われた。いきなしお風呂に浸かっちゃう観光客が多いのかなあ? だいじょーぶ。私たちは銭湯慣れしてる日本人よ〜) おりょ? なあんだぁ。〝裸にエプロン〟の人なんてぜ〜んぜんいないじゃん! どうやら みんなエプロンをタオル代わりに使ってるみたい。 安心してすっぽんぽんになってくつろぐ私たち。 やっぱお風呂に水着は邪道よね〜。エプロンも。 さて、お風呂は、28℃・32℃・36℃・38℃の4種類。 日本に比べるとぬるいのが難だけど、そのかわりに恐ろしいほど熱いミストサウナとサウナが2つある。 (下の図のような作り・・・・・・・だったはず。しかし、なにせ私のみじんこ以下の記憶力での図なので確か な保証はない。 ⑤お風呂から出たら、エプロンを籠に入れて、隣の棚に置いてあるシーツをタオル代わりに使用。 これがけっこう気持ちいいんだな。 シーツをぐるぐる体に巻いてちかくのベッドにど〜んと寝る。 ひゃぁ〜〜ごくらくごくらく。
温泉は日本のとよく似ていて、とってもよくあったまるしくつろげる。 昨日のAquincumよりこっちのほうが“裸の付き合い”のせいかのんびりできて たのしい。一番大きい36℃のお風呂はかなり大きくて、泳いでるおばちゃんもいた。 しかし、とにかくおばちゃん・おばあちゃんだらけ。 若い子はいなかったなあ・・・ しかし、受け付けのおばちゃんも親切で感じがいいし、気に入ったぞ〜〜!!! |
| 朝風呂に使ってすっかり気分は「小原庄助さん」(なんて古い歌を知ってる自分がちょっとかなしい) 昨日近所の果物屋で買ったオレンジをもって町の探索にでかけることに。 まずは聖イシュトヴァーン・バジリカへ向かう。 ここは2本の尖塔を持つブダペスト最大の教会。・・・といえば当然塔に登れるわけだ。 でも、ここは3Fまでエレベーターがあるので、うれしい。(なにせ体は年寄りなもんで) 300ft支払って一気に3Fに登ったら、あとは120段くらいの階段を登るだけだ! とにかくとにかく眺めは最高! 天気にめぐまれたせいもあるけど、「私たち鳥になった気分♪」なんてすっかり詩人になっちゃったよ。 ここは中のステンドグラスも絵もとても素敵だった。さすがブダ一! すっかりご機嫌で、足取りも軽くドナウ川方面に向かう。 めざすは国会議事堂だ! とりあえず川沿いを歩いてると目につくその歴史的建造物なお姿。 天気もいいし、なんか気持ちいいねえ〜。と思いつつふっと見たら国会議事堂の前が芝生になってる。 奥の方ではカップルがいちゃいちゃ。でも外人だとなんか目に優しいから不思議。 そういやオレンジがあったよね〜 おもむろに芝生に入り込み、国会議事堂を眺めながらオレンジをむさぼる。 いいねえ〜。気持ちいいし、オレンジはおいしいし。 あとはウェットティッシュさえあればねえ〜。(と思いつつ指をなめる) |
| 国会議事堂の正面のバス停から16番のバスに飛び乗って、王宮の丘へ。 ここには王宮・マーチャーシュ教会・漁夫の砦などみどころがてんこもり! 無い胸を期待で膨らませながら坂道を登っていく。 ふっと横を見ると、モデルみたいにきれいなお姉さんが! 「わ〜い♪」とあとをついていったら、そこにマーチャーシュ教会が見えてきた。 ゴシック建築のとってもとっても素敵な教会。 その手前に漁夫の砦があった。 なんのこたあない“砦”なんだけど、(しかもたいした大きさではない)ここに登るにはお金がかかる。 (100ft。でも夜はタダ。なんでやねん?) なんだかなあ、と思いつつせっかくなので100ft支払って登ってみる。 お〜〜!! 登ってよかった。この眺めのよさ。 ドナウ川も正面に右手にはくさり橋も見えて、まさに“ああ絶景かな。” さて、続いてすぐとなりにあるマーチャーシュ教会へ。と、思ったら入り口に何やら看板が。 「も、もしかして聖ヴィート教会に続いてここも入れないの?」 とドキドキしつつ近づいてみたら、入り口にいた女の子に1枚のチラシを渡された。 「ん?メサイア?」 入り口のところにある看板を見ると確かにそう書いてある。 何が書いてあるのかはさっぱりわからないけど、どうやら今晩ここで“メサイア”のコンサートが行われるら しい。 “メサイア”といえば、中学生のころに歌った記憶が。。。 これはもう行くっきゃないでしょう! というわけでチケットを購入。 マーチャーシュでのコンサート、しかもメサイアを聞けるなんて感激だなあ・・・ コンサートの始まりは20:00。まだまだ時間があるので、とりあえず夕食を食べよう! この辺は、観光ポイントのせいか、お土産物屋さんや、レストランがひきめきあっている。 でも、さすがにマーチャーシュのすぐ隣にヒルトンホテルが建っているのはいただけないなあ。。。 さて、夕食! マーチャーシュのそばにあるちょっと奥まった作りのレストラン。 地下が本格的なレストランになっているらしいが、そちらはもっと遅い時間からはじまるらしく、私たちが 案内されたのは、中庭。 まだ外が明るいので、緑が目に気持ちいい。 「じゃ、とりあえず飲んどく?」妙にごきげんの2人はいきなし〝トカイワイン〟を注文。 駆けつけ1杯ってか? このトカイワイン。ハンガリー名産なんだけど、甘い。 もちろん私たちが飲む程度だから安物ってのもあるんだけど、私としては普通のほうがいいなあ。 さて、やってきた料理は予想通りの量の多さ。 でっかいお皿にぼ〜っんとてんこもりになっているのは七面鳥の旨肉の煮込み。ごはんがちゃんとついてるのがうれしい。 しかしこの量。。。。。。めっちゃエンゲル係数高そうだなあ。 それでも気合いいれて料理と格闘していたら、エレキ&バイオリン(その組み合わせもすごいよな)のおにいさんたち が現れて、突然生演奏が始まった。 しかし客は3組・・・・(こりゃ日本人はねらわれるな) 予想通りというかなんと言うか私たちのテーブルの横で「さくらさくら」がはじまった。 「どーする?やっぱチップあげとくべき??」微妙なとこだが、気分もいいし、いくらかの(1000円くらい)お札 をバイオリンにはさんであげる。(いかにもそこに挟めと言う感じですでにお札が差してあった) そしたら2曲もリクエストさせてくれた。 (ま、たしかにほかにリクエストするような人がいなかったせいもあるんだろうけど、ちょっとお嬢様気分が味わえて なかなかいい感じだった) |
* メサイヤのコンサートに感動♪ *
| ついについにコンサートの時間がやってきた! 開始時刻のずいぶん前から教会を囲むように人が並んでいる。 チケットによってちゃんと入り口が決まっていて席はそれぞれのエリアごとに順に座っていく形式。 私たちは当日券にも拘らず、中央部のちょっと左よりの席をGETすることができた。ラッキー! 正面の大きな祭壇の前にコーラス隊と4人の歌手。そして弦楽オーケストラが準備している。 荘厳な雰囲気が辺り一面に漂っていて、ここに自分がいることが何だか不思議な感じ。 ちょうど日が暮れていくタイミングで席についたときには色あざやかだったステンドグラスが次第に色を失っていく中 コンサートが始まった。 最初の数曲は、キリスト教に造けいの深くない私にはわからない曲。 そして5曲目くらいから流れてきたのが、中学生のころ私が歌ったことのある曲だった。 思わず心の中でいっしょに口ずさんでしまう私。 なんか感激だなあ・・・・ 自分が昔歌ったことがある曲だけに、より一層心に染みてくるものがある。 私が知っていた曲は4曲。その4曲目が〝ハレルヤ〟だった。 マーチャーシュ教会の中にハレルヤの高らかな歌声が響き渡る。 この感動は言葉じゃうまく表現できないね・・・・・ そしてハレルヤが終わるころ、時計の針は10時を過ぎていた。 コンサートはまだまだ続くみたいだけど、これ以上遅くまでいるとホテルに帰れなくなってしまう(タクシーはつかま るのか?)のでハレルヤが終わる頃を見計らってそっと外へ。 同じように考えた人はけっこういたみたいで外のバス停にはもう何人もの人が並んでいる。 バスがまだあるのかな? よくわからないのでバス停の先頭に立っていたおじさんに聞いてみた。(あいかわらずお互い片言の英語) おじさんの話によるとこれからくるバスのうち1台が地下鉄の駅(「モスクワ広場」ホテルがある駅すぐとなりの駅) のに行くからそれに乗って帰ればいいらしい。 ふむふむ。 とりあえず列にならぶ私たち。 しばらく待ったところでやっとバスがやってきた。(ときどきバスは通るのだけど満員だと停まってくれない) おじさんがいっしょうけんめい「これだこれだ」と合図をしてくれる。 おじさん、ありがとう!! そして無事駅へ・・・・到着したところから駅が見えなくてうろうろしてたら、さっきのおじさんの友達のおじさんが 「こっちこっち」と教えてくれた。みんな、ほんとうに親切だなあ。。。(私たちがよっぽど危なっかしく見えたの か?) 駅の改札まで行ったら何だか周りの人たちが走っている。 も、もしや・・・・・・・ なんとなく嫌な予感がしていっしょに走ってみたら・・・・案の定きたのは最終電車だった・・・・ 間に合ってよかったよお〜 ふたたびおじさんに感謝♪ |
| ブダペスト西駅(ちなみにこの駅、“Nyugati Pu.”が通称。ニュガティ・ピュというその発音がとっても気に入って しまった。私たちのホテルがあった北駅が デリ・ピュだからピュってのは駅の通称?なんかかわいいなあ・・・) の旧食堂を改築したここのマクドナルドは世界で一番美しいマクドナルドといわれている。(らしい) むかしスペインで銀行を改築した大理石ばりのマクドナルドに行ったときもびっくりしたけど、ここにはさらにびっく り! 上品なシャンデリアに彩られた店内はとっても上品で、中の人々の雰囲気がたしかにマックなのがなんだか変な感じ。 サラダを頼んだら、バジリコたっぷりのおいしいドレッシングがついてきてちょっとうれしかった。 ちなみにソフトクリームが人気らしく、いろんな人が食べていてとってもおいしそうだった。 |
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