このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

≪第7日目・5月28日≫

スロバキア体験入国!

早起きは三文の得 センテンドレはおとぎの町♪エステルゴムへバスの旅

国境越えは渡し舟で〜瞬間海外旅行シュトロボ体験記列車に乗って西駅へ帰ろう


* 早起きは三文の得*

ババアな私たちは本日も朝5:30起床!

今日は伝統的ハンガリー式温泉“Gellert”に挑戦!(なんかブダペストに湯治に来てるみたいだなあ)

ホテルのすぐ近くを通っているトラムに乗って15分くらい。昨日行ったラーツのそばにある温泉ホテル。

ここは温泉と温水プールがあって、入場料はプール&スパで1,500Ft。

でもロッカーを使用するのにさらに300Ftが必要。

ここの温水プールはよくハンガリーの温泉の写真に使われている。

天井が高くって開放感があるんだけど、実はホテルのロビーから丸見え。いわゆる赤坂プリンスのプール状態か?

さすがに水着姿を人目にさらすのははずかしい。。。

人も少ないしね。目立っちゃったよ。

そこでさくさくお風呂へ移動。

ここのお風呂は天井がドーム型でとっても高いから何だかすごく気分がいい。

まさに“ゆったり たっぷり の〜んびり♪”

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* センテンドレはおとぎの町♪ *

Batthyany terからSzntendreまでは郊外電車HEVで約40分。始点から終点までの旅だ。

改札口で売っているチケットは70Ftのみなので、どうやらこれで終点まで行けるらしい。

30分も乗っていると辺りはすっかり“郊外”。

二階建ての赤い屋根、黄色い壁のかわいらしい家がたくさん緑の中に建ち並んでいる。

そしてあっという間に到着。

駅自体もなんだかかわいらしい雰囲気。

駅から町の中心まではすぐ。右にも左にもこじんまりとしていてパステルな色合いのかわいらしい家が続いている。

「うわあ〜、まさにおとぎの国だね!」

町全体がまるで童話の世界。

しかも雰囲気がのどかで、想像していたよりも観光客ずれしてなくていい感じ。

ハンガリーの民族衣装を売っているお店がけっこうあるんだけど、この衣装がまたかわいらしい。

さすがに男の人が着ていたのにはちょっと引いちゃったけど、子ども用のはほんとにかわいくて惚れちゃった。

それにしても、町にはけっこう日本人観光客がきててびっくり。

おじさんおばさんの団体が「地球の歩き方」片手に値引き交渉してる。

どうやら本に載ってる値段とちがうって言い張ってたみたいなんだけど、それって・・・・・。

* エステルゴムへバスの旅 *

おとぎの国みたいな町センテンドレを満喫し、今度はエステルゴムへ向かうことに。

実はこの町ではドナウ川を渡った向こう側、スロバキアへの国境越えができるのだ!

いちおう苦労して(お金もかけて)スロバキアのビザをとってきた身としては、やっぱりたとえ1時間の滞在時間でも

船での国境越えにチャレンジしとくべきでしょう。(とは勝手な私たちの思い込み?)

12:05発のバスに乗って、一路エステルゴムへ!!(362Ft)

2台接続式のバスは満員!

緑がとっても鮮やかで赤い屋根が青い空に映えている道のりはとっても気持ちよく何だかとってもピクニック気分。

バスの天井があいているので、風が吹き込んできて気持ちいい。

ドナウ川沿いに車は走る走る・・・・・がいつまでたっても途中の町のヴィッシェグラードにすら着かない。

「たしかセンテンドレから20分くらいって話だったよね。。。。。。」

やっばいぞぉ〜

はたして到着したときにスロバキアに行ってる時間はあるのか????

どきどきしながらバスに乗っている私たち。

ふっと見たら、エステルゴムまで38kmの標識が・・・こりゃあと40分はかかりそうだなあ。

バスの中の人はバス停に停まるたびに入れ替わるけど、観光客ぽい人はいない。

私たちって、けっこう目立ってるかも。

そしてやっとVISEGRAD(ヴィッシェグラード)到着!

と、かわいい子どもたちが乗ってきた。ちょうど学校が終わったとこらしい。

自分より大きいんじゃないかというくらいのリュックを背負っている。

なかでも「おっ」と思ったのが男の子2人と女の子1人の3人組。

「なんか「タッチ」みたいだね〜。」

「あの女の子、ぜ〜ったい将来きれいになりそうだもんね。まさに“南ちゃん”」

「うん。それでさ、あの悪ガキ系の子が“達也”でしょ?」

「そうそう」

なんて勝手なことしゃべってる日本人に興味をもったらしく、前の席に座った男の子二人はなにかとチャチャをいれて

くる。悪ガキは万国共通だなあ。

そして、ついにESTERGOM(エステルゴム)に着いた!

* 国境越えは渡し舟で〜 *

日本人なんてぜ〜ったい来ないぞぉ〜 という雰囲気の町。

東洋人の私たちはめっちゃ目立ってる。

高台にある大聖堂を目印に船着場をめざす。

てくてくてくてく・・・

大聖堂の横をまわり込んで、川沿いに船着場をさがしてうろうろ。

やっとそれらしき場所を発見。

小さなカフェの横に遮断機が付いてる道があって、道沿いに宝くじ売り場みたいなチケット売り場が3つ並んでいる。

それぞれ売っているチケットの内容がちがってるみたいだったので、Sturovo(シュトロボ)行きのBOXをの

ぞいてみたけど誰もいない。

しかたないので隣りのBOXのおねえさんに聞いたら、カフェからおじさんを呼んできてくれた。

なんかのどかだなあ。。。

チケットを買おうとして時刻表を見て「やっぱり・・・」

どうやら滞在時間は約1時間。

なんかあんまり行く意味なさそうだけど、とにかく行って見よう!

さあ、国境越えだ!

大きい船が来ると思って桟橋を見張ってたけど、船なんてちっとも来やしない。

「?」

でも並んでた車もカフェにいた人々もどんどん桟橋の方へ・・・

と、思ったら桟橋の一部のような船がそのまま川を渡っていくらしい。

なんかまるでディズニーランドの“トム・ソーヤの筏”の巨大版みたい。

でも、ちゃんとスロバキアとハンガリーの両方の国旗を掲げているところがいいなあ。

ドナウはけっして“美しく青き”って感じじゃなかったけど、川から眺める大聖堂はきれいだったなあ。

渡ったところで入国審査。

こんなところに遠き異国のパスポートもって現れたもんだから入国審査のおじさんたちは大騒ぎ。

パスポートチェックに(ハンガリー&スロバキアのパスポートはちらっと見るだけでOK)電話かけたりおおわらわ。

でも、なんかあたふたしている様がおっかしい。

「きっと、日本のパスポートなんてあんまし見たことないんだろうね・・・」

しばらくしてやっと入国OK。

すっかり仲良くなったみんなに手を振られてついに私たちはスロバキアへ入国!!

(と、いっても1時間くらいしたら戻ってくるけどさ)

* 瞬間海外旅行シュトロボ体験記 *

「せっかくSturovo(シュトロボ)まで来たことだし、ここでお昼ごはんでも食べようかあ」

というわけで町に向かってゆったりとした坂道を歩いていく。

スロバキアの国旗を掲げた何かの事務所とかあって雰囲気満点。・・・でも人気がない・・・

「な、なんかがら〜んとしてるね。」

「うん・・・・」

しばらく歩くとやっと少しひらけた“町”になってきた。

歩いてる人もちらほらいるし・・・・

しかし、レストランっぽいものは見当たらない。

どうしようと思ったところにソフトクリーム屋さんを発見!

「とりあえず食べときますか。。。。」

けっこう日差しも強くて、まさに“アイス日和”。

いそいそとソフトクリーム屋さんに向かう私たち。

たしか、シュトロボではハンガリーftが使えるって「地球の歩き方」に書いてあったしね。

安心してハンガリーftを出したが、反応がよくない。

どうやらおつりがスロバキアコルナしかないって言いたいみたい。

「OK OK(細かいとこは気にせんよ)」それでも何とかソフトクリームGET成功!

安心して今度はとなりの本屋さんに・・・(もちろんソフトは食べた後)

スロバキア製のかわいいカードや絵本がいっぱい。「お土産にいいかも」と思って何冊か購入しようとレジへ・・・

ところが・・・・

「Hungury ft、NO」

え〜〜!!つ、つかえないの!? 結局本を買うことはできなかった。

何だかいやな予感が頭をよぎる。もしかしてレストラン入っても使えない?

しかしそれ以前にレストランがここにはないぞ。

「どうしよっかあ。」

頭を抱えたそのときに目に入ったのが、道路の中央部に作られた公園のような広場。

じいちゃん、ばあちゃんたちがベンチに座ってのんびりひなたぼっこしてる。

「さっきあったスーパーで、パンとハムかなんか買ってあそこで食べようよ」即決定!

そしておそるおそるスーパーへ行き、ftを使えるかどうか確認。

一瞬間があったけど、「OK」って言ってもらえた。

「ふう〜、よかったよお。。。」

店のおばさんはとっても親切で、言葉もろくに通じない(ちなみに彼女がしゃべってたのはスロバキア語。ハンガリー

語よりチェコ語の辞書を使って会話したほうが通じた。・・・あ、“会話”にはなってなかったな)私たちのために

つきっきりで買い物の世話をしてくれる。

しかし、“チーズ”と“ハムを薄切りで”がどうしても通じない。

結局どちらも絵に描いて説明。大笑いされたけど、ちゃんとわかってもらえた!ラッキー!

そして無事“サンドイッチセット”を手にいれて、幸せな気分で広場でじいちゃん、ばあちゃんの仲間入り。

なんか上半身裸でくつろいでるおじいちゃん(これがまたいい色に焼けているんだな)とか、左右におじいちゃんをは

べらした(!)かわいいおばあちゃんとか、人間模様がおもしろい。

にしても、やけに私たちは注目を集めてるぞ。ま、いっかあ。

あったかい日差しを浴びながらピクニック気分でランチタイム♪

スーパーのおばちゃんたちに心から感謝感謝

* あっという間の“帰国” *

広場でのんきに過ごしていたら、あっという間に1時間。

「そろそろ帰らなくちゃね・・・」

何をしたというわけじゃないけど、妙に印象深い町だったなあ。。。

なんだかとっても幸せな気分で船着場に戻る私たちにとつぜん声をかけてきたおじいさん。

「すっかりデキあがっちゃってるなあ」って感じでべろべろ酔っ払い状態で「写真を撮ってくれ」。

「俺はドイツ語、ロシア語、スロバキア語が話せるが、君たちはそのうちの何語が話せるかい?」から始まって、しま

いに「ここに写真を送ってくれ」と言ってなにやらノートに書いてくれたんだけど、これがまたサインにも見えないよ

うなシロモノ。困ったもんだ。

さて、戻ってきました船着場。

出発までは約30分。

出国&入国手続きを待ってる間が暇なので絵を描いていたら、ハンガリーの入国審査官のおじさんもスロバキアの入国

審査官のおじさんも興味津々。

みんなであーだこーだ言いながら、絵をのぞきこんでくる。

しまいに「僕をハンサムに描いてくれ」なんていう人まで現れて・・・・。

最後は船の出る時間になっちゃったんだけど、

「船は待ってもらうから最後まで描いてけ」ときたもんだ。

でも写真は“NO”だったけどね。

船が出てからもず〜っとみんなで手を振って見送ってくれた。

     ー感動ー

* 列車に乗って西駅へ帰ろう *

エステルゴムからは西駅まで郊外電車で一直線!(302ft)

行きに乗った電車よりシートがゆったりしているし、ゆれも少なくていい感じ。

でも、電車の中はけっこう暑い。

車掌のお兄さんは駅で見かけたときはシャツの前を前回にしててなんだかだらしないなあっ

て思ったけど、検札のときにはしっかりボタンをしててびっくり。

だらしなさそうに見えたけど、けっこうちゃんと仕事してる。

一度検札した人はちゃんとおぼえてたしね。


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