このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
しばれ組一行は帯広で豚丼を食べ、幕別へ。 100円ショップに寄って、靴下や手袋を購入した。 さすがに濡れた靴下が凍り付いて、凍傷を負ったりしたらシャレにならない。 他には小さな鍋を買った。 Road to 別海 の時も寄った常連の100均である。 16時3分、陸別町ウエンベツにあるしばれフェスティバルの会場に到着。 大きく遅刻した 去年 とは違い、1時間前の会場入りである。 さすがに人もまだ疎らである。 今年の耐寒テストには、事前受付枠という電話による予約枠があり、zwiebelを除く5人は既に予約済みである。 早速ログハウス風の事務所に向かい、入村手続きを済ませる。 予約無しのzwiebelは17時からの受付である。 今夜の宿も割り当てられ、荷物を運ぶ面々。 耐寒テストにおいては、「ちょっと多いんじゃないか?」というくらい念を入れた方が良い。 ゼッケンをつけているが、これは私にとっては非常に喜ばしいことである。 去年は遅刻し、人数オーバーの中、特別に参加させてもらったのでゼッケンがなかったのである。 どうせなら1番のゼッケンを頂きたかったが、これは仕方あるまい。 授業をサボって電話すれば、貰えたかもしれないが、それはさすがに出来なかった。 ここがしばれ村の入口である。 去年までは、ここには氷のトンネルがあって、村を外界と隔てていた。 ここ最近、暖かい日が続き、トンネルは崩壊の危機があるため、取り壊されたという。 しばれフェスティバルにとって暖冬は深刻である。 そういえば、しばれない。 本気で温暖化を心配してしまう程の暖かさである。 だ…大丈夫か!? これがバルーンマンションだ!!!! 今夜の宿に荷物をポイポイと搬入する。 地面から体温を奪われるという去年の反省を見直し、今回大量にもってきたダンボールを内部に敷き詰める。 まだ時間があるので、マンションに出たり入ったりしてはしゃぐ。 なんて良い家なんだ!! ちなみにこのバルーンマンションも暖冬の影響をもろに受けたらしい。 一月中旬には夜になっても気温が下がらず、マンション作りが難航したそうだ。 バルーンマンションの作り方は こちら 。 しばれ村の中央は広場になっている。 早くも団体さんがバーベキューが始めていた(物凄い荷物の量である)。 去年、ここで焼肉をしている人たちを見て、羨ましかった私。 今年はここでしばれ焼肉を実行する。 ちなみに左側に写っている、ちょびちょびっとしたバーベキューセットが我々の陣地である。 こちらは完全予約制のしばれ湯。 しばれフェスティバルの中で、私が最も好きな出し物の一つだ。 今年はしばれ花火の時間を指定し、花火を見ながらの寒中入浴と洒落込もう。 …と思ったのだが、その時間は既に予約済み。 皆考えることは同じだ。 22時からの入浴である。 16時53分、只今の気温は−3℃である。 うーむ…暖かい。 札幌の方が寒いかもしれない。 温度計を持つしばれ君の表情も淋しげだ。 あ、zwiebelの表情か。 陸別町マスコット、しばれ君の雪像。 全国のしばれ君ファン(含天空開発)にはたまらない雪像である。 是非、札幌の雪祭りにも出張していただきたい。 ちなみに、しばれ君が持っている温度計が示しているのは−35℃。 ここまで冷え込むと、耐寒テスターに対して避難命令が出るらしい。 zwiebelは受付中。 しばれフェスティバル会場入口のトンネルは健在である。 グリーンの光を当てられて非常に幻想的だ。 やはり冷え込みが足りず、崩壊の危険があるのか立入が禁止されている。 崩壊の危機があるトンネルの探索は自己責任で。 世の理である。 点火前の命の火。 去年遅刻した時は既に燃え盛っていたので、こういう姿は初めて見た。 なるほど、林業の町だけあってさすがの木の量が凄まじい。 鳥居があったのね。 開祭式はもうすぐである。 |
18時、いよいよ第26回しばれフェスティバルの開祭式が始まった。 ゼッケンを着けた人やそうでない人、大勢がステージの周りに群がる。 まずは祭を迎えるまでの陸別町民の闘いを収めた映像が流れる。 kiroroの「冬のうた」と映像がよく合っていて、感動してしまった。 こんな遠い町にも 夢を与えてくれる 白い粉雪が降って 心に届くよwinter song 素晴らしい選曲。 余談だが、陸別の近くの浦幌町には貴老路(きろろ)という地名がある。 鈴木宗男先生による挨拶。 さすが国会議員だけあって、聞かせる挨拶をしてくれる。 宗男先生は会場中に響き渡る程に声を張り上げ、「若者の力の素晴らしさ」について熱弁していた。 「あんたの故郷は隣町だろ。」なんていう無粋なツッコミが入る隙がない程見事な挨拶であった。 さすが宗男先生。 挨拶の後、「後ろをご覧ください!!」という声。 群衆がざわめき、幾千もの視線が会場の奥へと注がれる。 聖火だ。 祭の中心で、祭の終わりまで燃え続ける命の火の素が運ばれてくる。 写真に写っているのは、その前後を飾る竿灯だ。 神輿も見えてきた。 拍手と共に「ワッショイ」という声が聞こえ始めた。 しばれ君が運んできた松明の火を、関係者各位が受け取る。 聖火の暖かさの影響だろうか。 体中が燃え上がるように熱くなる光景だ。 そうだ、祭が始まるんだ。 歓声と共にフラッシュが一斉に光る。 聖火を受け取った人たちが並んで前へ…。 すっかり日が落ちた黒い空の下。 それぞれの手に握った聖火が勢い良く燃えている。 群衆が前へ前へと押し寄せる。 テンションが高まる。 しばれ君は静かに手を振っている!! 点火。 鳥居の中に火が…。 しばれの神様、今年も祭が成功しますように。 しばれの神様、もっと冷え込みますように。 しばれの神様、みんながこの陸別で楽しく過ごせますように。 しばれフェスティバルの主役とも言える命の火が静かに燃え始めた。 会場のどこからでも見える明るい火。 近くに行くと凄く安心できる暖かい火。 そんな命の火が…今…。 ファイヤー!!!! おぉぉぉぉぉぉ!!!! 群衆が熱が沸点に達した。 皆、声をあげる、腕を突き上げる、跳び上がる、シャッターを切る!! 火は燃える!! 熱い熱いしばれフェスティバルの幕が、今切って落とされた!! |
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