このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
飯田線をパターンダイヤに飯田線に利用客を呼び戻すには・・・と考えて【特急新設】などを提案してきましたが それには飯田線の高速化が必要不可欠で、多額の費用が必要です。 現在の飯田線は赤字ローカル線で、高速化工事を行う余裕はほとんどありません (↑沿線自治体などが負担すれば話は別ですが、望みは薄いでしょう) では、飯田線活性化の万策は尽きたのか? いえいえ、初歩的ですが重要な改善で飯田線もまだまだ捨てたものではありません。 初歩的だが重要な改善?そう、鉄道業務の基本であるダイヤの再編成です。 利用客に使いやすいダイヤを再編成すれば、それほどの費用なしで利用客の増加も可能です。 では一体、使いやすいダイヤとは、どのようなものでしょうか? 都会並の本数を確保する・・・。いや、現在の飯田線にそのような余裕も力もありません。 飯田線の実情に合ったダイヤ・・・本数的には現在確保されている本数で適正でしょうし 本数の問題はありません。 使いやすいダイヤ・・・・そう、利用者がダイヤを覚えていれば出発時刻と到着時刻がわかり 飯田線を利用しやすくなるのではないかと思います。 しかし、ダイヤは非常に複雑で一般の利用客が覚えるのに期待するのは 難しいでしょう。 では、ダイヤがパターン化し覚えやすくなればいいのです。 例えば、『A駅を毎時00分に出発、B駅には毎時10分に到着する』 とするだけで、簡単に計画が立てやすく、使いやすいダイヤではないでしょう。 さて、パターンダイヤの問題点を挙げると 1、ラッシュ時の輸送力の不安 2、列車交換の時に長期停車が増える 3、パターン化する事で列車本数が減少する などが挙げられます。 1に関してはラッシュ時はパターンダイヤを導入せず、現行通りのダイヤでいいと思います。 2に関しては比較的飯田線は交換可能駅が多く、単線鉄道といえども ある程度は長時間停車は防げるでしょう。ただ飯田〜天竜峡間に関しては交換可能駅が 他の区間に比べて少ないので増設などの処置が必要となるでしょう。 3は、その列車本数が多少減少してでもパターンダイヤ化でのメリットが大きく あまり考える必要性は薄いと考えられます。 パターンダイヤ化は利用者本位の考え方であり、今の厳しい状況を改善するためには こういった小さな改善を積み重ねていく必要があると思います。 特に現在のように飯田線など赤字ローカル線にような多額の費用を投資できない 路線では、最小限の投資で大きな成果が期待できるパターンダイヤ化は 必要だと考えています。
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