このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
より利用しやすい駅に今回は、飯田線自体の活性化ではなくて、より飯田線を利用して頂くための 活性化案を考えていきたいと思います。 さて、 【飯田線の利用状況】 でも書きましたが、飯田線の利用客の大半は通学の高校生や通院のお年寄りです。 この利用実態は一体何を指し示しているのでしょうか? そう、自動車を使う世代、いわゆる20代〜60代の利用度がかなり低いという事なのです 飯田線を含め日本全てのローカル線に共通する問題なのですが、人口の半分を占める この20代〜60代の人々が利用しにくい理由はなんでしょう? 本数が、幹線鉄道に比べ極端に少ない・・・確かに 目的地が駅から遠く、駅から目的地までの交通アクセスがない・・・確かに 上記に書いた問題もありますが、私が最も敬遠される理由は駅そのものにあると思います。 例えば飯田線の駅から東京に行く際に、飯田線の駅までのアクセスに自動車を使う場合 駅まで使った自動車はどうなるのでしょう?そのまま放置?あまりにも乱暴すぎます。 残念なことに飯田線の駅の大半は大型駐車場がありません。 また駅までバスなどの交通機関があるのも稀です。 駅まで自動車またはバスなど利用できず、はたして鉄道を利用してくれるでしょうか? 大半の人は「駅まで歩くくらいなら、そのまま自動車で行った方が楽だ」と思い 鉄道を敬遠しているのが実情です。 山形新幹線が新庄まで延長される時に、JR東日本が地元自治体に何を要望したでしょう? それは、利用者を確保するために新庄駅に大型無料駐車場の設置を条件に 新庄までの延長に合意したという既成事実もあります。 いまや鉄道・飯田線の交通・運輸の世界での優位的地位は自動車に取ってかわられ 鉄道・飯田線離れが一層進むと予想されます。 交通の主体が自動車なのだから、鉄道会社が今後とるべき行動は、 自動車と鉄道をタイアップさせるべきです。 飯田線を利用したくても、駅までのアクセスが容易ではなく飯田線での 旅行を断念した人も多いはずです せっかく、飯田線を利用できる環境の人がいるのに、この人たちに乗って もらわなくて、利用客増がありえるでしょうか? 飯田線活性化、そのためにも、飯田線でも主要な駅には大型の駐車場が必要です。 しかも、できれば鉄道利用の場合、無料とかにすると尚いいでしょう
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