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169系・急行型電車



169系は、信越本線の軽井沢〜横川間に渡る66,7‰という旧国鉄最大の急勾配の
碓氷峠の輸送力増強のために、EF63の補機と協調運行できる電車として開発されました。

1968(昭和43)年8月に製造され、従来は8両編成だった横軽通過を
12両編成まで可能にになりました。

169系は、165系をベースに主抵抗器と協調運転用器がつけられただけで
外観からは、見分けがつかない兄弟車両です。

というか「パッ」と見ただけでは管理人でも見分けが付きにくいです。

飯田線での、169系の活躍は、1968(昭和61)年11月ダイヤ改正で
急行「天竜」の廃止にともない新設された急行「かもしか」の運用に持ち入れられましたが
その後、飯田線内は快速化され、1992〜96年にかけて、
現在の長野色の順次塗装が変更され、
快速「みすず」として、飯田・天竜峡まで乗り入れました。

管理人も何気に利用しましたが、はっきり言って115系よりも乗り心地は格段にいいです。

しかし、1998(平成10)年ダイヤ改正で、老朽化著しい169系は
2扉という乗客の乗り降りには不便なため大半が廃車になり
飯田線での活躍の場を失いました。

個人的には残念ですが、2扉という事で遅れが出やすく、
飯田線のように遅れが取り戻しにくい路線では不向きだったと思います。
現在ではJR東日本管内でも中々お目にかかれなくなっています。

ちなみに、しなの鉄道に移管された169系は快速列車を中心に運用され、
東北信の人々を元気に運んでいます。


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