このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ホテルの窓からは青森市のシンボルである ベイブリッジを一望できた。時間によりライト アップの色も変わるなかなか美しい景観で あった。 もう一つのシンボルである、青森観光物産 館「アスパム」もライトアップされていた。 | |
翌朝は晴れていたが寒い朝だった。朝食を 済ませると時間を待ち「アスパム」に向かう。 徒歩5分といったところか。建物は「青森」の 最初の文字「A」をかたちどったものだそう だ。中へ入り展望台へ登ってみる。365度の 景観を楽しむことができる。晴れてはいるが 岩木山方面は雲がかかっている。あくまでも 岩木山は見せないつもりか・・・(苦笑) 海の方を見ると北海道へ旅立つ船が出たと ころであった。北海道方向はすっかりと晴れ 北海道そのものも見えている。 2階で青森の工芸品などを見学したのち、 1階へ降り、地酒などを買う。 大体青森県内で売っているものはすべて ここにあるようだ。昨日立ち寄った「板柳 ふるさとりんごセンター」で作られている りんごジュースもあったが、「町民還元用」 はなかった。買っておいて正解だったか。 | |
ホテルの部屋に戻り、荷物をまとめチェック アウト。今日は青森から宮城まで戻る。ほと んどが車での移動となりそうだ。東北道青森 インタチェンジより高速に乗り、走りだす。す ると右前方にうっすらとではあるが岩木山が 顔を出した。途中のPAに立ち寄り、しばらく 岩木山を眺める。本当だったらこれをバック に五能線を撮るはずであった。さぞかし絵に なっただろう・・・。今日は長い距離の移動が あるので、撮りに行く時間はない。仕方なく、 再び東北道を東京方面に向けて走りだす。 | |
南に向かうにつれ、天気もますますよくなって きた。近隣の山はすっきりと見えることができ た。地方の高速道路を走っているといつも 思うことなのだが、実に走りやすい。道路が きれいでさらに交通量が圧倒的に少ない。 | |
青森県を離れ岩手県に入っていく。実は ひそかな期待があった。岩木山がだめなら 岩手山をバックに東北本線を。途中、岩手山 SAに立ち寄り昼食をとりながら岩手山を眺め る。すっきりくっきりという感じには見えないが なんとか写真に撮ることはできそうだ。右の 写真は八幡平のあたりか。 | |
滝沢インターで降り、国道4号線を東北本線 好摩駅方面へ北上。程なくポイントに到着。 肉眼では比較的よく岩手山を臨むことができ るが、写真に撮るとこういう状況はなかなか 難しい。どうにかこうにか、貨物列車を含め 3本の列車を撮影。次の目的地は盛岡市内。 南部鉄器のなべを買うことにあった。 立ち寄った南部鉄器の工房のすぐそばに 銀行らしいが、とても古い建物を見つけた。 確か広島の原爆ドームも被爆するまえは このような建物だったはず。盛岡の人たちに は毎日見慣れている光景だろうが、初めて に人間にとってはとても新鮮なものに映る。 | |
南部鉄器を購入したあとは、盛岡南インター から再び東北自動車道に乗り、ひたすら 最後の宿泊地、宮城県の秋保温泉を目指す。 秋保温泉は以前にも訪れたことがあるが、そ の時の宿がすばらしく、また立ち寄りたいとい うことで最後の宿泊地としたところだ。 仙台南インターで東北自動車道を降り、日が 暮れる前には到着。「伝承千年の宿 佐勘」 というところで、代々伊達家の湯守をしていた ようだ。最後の温泉を楽しむ。特に「川原の 湯」という文字通り川のすぐ近くの露天風呂 が最高だった。そんな露天風呂に息子と 二人だけの貸切状態。ついていた。 ロビーの近くに古文書やら鎧兜やらが展示 してあったが、その中に、1593年にこの宿 が火災で全焼したおりに、その当時のご主人 が高野山まで行ってもらってきた火を絶やさ ずに今日まで燃やし続けているという炭火 があった。その歴史を考えるとき、気が遠く なるようななんとも不思議な感じがした。 | |
朝、朝食後準備を整えチェックアウト。今日は ただ東京へ帰るだけだ。夕方から娘が用事 があるということで、遅くなることができなか ったため、どこへも立ち寄らずにひたすら 走り続けるのみであった。途中のPAやSAで 休憩を取りながら、高速道路を走り続けた。 途中で、まったく同じ車を見つけた。実は まったく同じ車を見るのはまだ2回目であった。 そう、私の車は日本では人気がなく、あまり 走っていない。向こうも意識したのか、ずっと 前になり後ろになり走っていた。埼玉あたり まで来ると気温が全然違っていた。東北道か ら外環道に入り、一般道に降りる。出迎えて くれたのはところどころの桜のトンネルだった。 (完) |
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