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2003夏 北海道ソロツーリング(その5)
最終更新日 2004.3.4
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(清々しい北海道最後の朝)8月30日(土)
6:30起床。睡眠時間4時間と寝不足ではあったが、目覚めは良かった。
外はすでに明るく、清々しい青空が広がっていた。
とうとう今日で北海道ともお別れだ。昨日の雨がちょっとだけ恨めしい。
7:30朝食を済ませて、帰り支度をゴソゴソと始める。
ここ数年、旅先での忘れ物が非常に多いので気を遣った。
同じ部屋に泊まっていたライダーさんは、私より一足先に小樽港へ向かった。
8:30昨日夜更けまで語りあった民話芸術座のMさんと宿のヘルパーさんに見送られながら、宿を後にした。
また来ま〜す!!
(小樽港出港)小樽〜新潟のフェリー出港時間は10:30。まだ時間に余裕がある。
R5沿いのセイコーマートでフェリー内で食べるための食料を買い込む。
それから新潟のT君へお土産として、北海道限定缶コーヒーの全種類を買った。
T君、きっと大受けしてくれるに違いない・・・ふふっ。
9:00小樽港フェリーターミナル到着。
9:25乗船開始。バイクは30台くらいか。けっこう多い。
部屋はいつもの通り、大部屋の2等だ。
もう何十回と乗っているフェリーだから、2等室がどこにあるのか見当はついている。
混まないうちに場所を確保し、荷物を置いてデッキに出る。
デッキから見える風景・・・。
天狗山のスキー場、高島岬の展望台に鰊番屋。
もうおなじみとなった小樽の風景を眺めながら、今回の旅を振り返っている自分がいた。
ちょっと切ない気持ちになる。
(ニシン番屋の残る高島岬)「いってきま〜〜す!!」
「いってらっしゃ〜〜い!!」
と、聞いたことのある大きな掛け声がデッキの通路側から聞こえてきた。
もしや・・・。
最北の島・礼文島にある名物宿「桃岩荘YH」のフェリーお見送りを思い出す。
YHのヘルパーさんと宿泊者が、フェリーで島を離れる旅人のために、フェリーが見えなくなるまで、またいつかどこかで会いましょう、という気持ちも込めて、
「いってらっしゃ〜い!!」と大きな声で見送ってくれる。
そして島を離れる旅人は「いってきま〜〜す!!」と大きな声で応えるのだ。
きっとYH関係の人たちに違いない・・・そう直感した。
勘は当たった。
フェリーのデッキから別れの挨拶をしていたのは、YHの元ヘルパーさんUさんだった。
「Uさん、お久し振りです!」と声を掛けた。
Uさんは私のことは忘れてしまっていたらしいが、「一緒にどうですか?」と言ってくれた。
港ではUさんの旅友達2人が見送りに来ていた。
10:30定刻通り、爽やかな青空の広がる小樽港を「フェリーらいらっく」は、出港した。
今度はフェリーから2人で見送りに応えた。
「また来いよ〜〜!!」
「また来るよ〜〜〜!!」
礼文島でのフェリーお見送りを小樽港でまた出来るとは・・・。
港の2人が見えなくなるまで、大きく手を振った。
カモメが飛びながら、フェリーの乗客から上手に餌をもらっていた。
Uさんは、これまた偶然にも私と同じ部屋の隣同士だった。
こんなこともあるもんなんだなぁ。
(FT待合室にて・Uさん、T君と)8月31日(日)
5:50新潟港下船。天気はあいにくの雨。
出発の日、新潟港で見送りをしてくれたバリオス乗りの大学生T君が出迎えてくれた。
早朝にも関わらず、しかも雨の中、とても恐縮してしまったが、お土産の北海道限定缶コーヒーを渡したかったので、メールで呼んでしまったのだ。
T君、本当にありがとう!!
フェリーターミナルの待合室で、T君、Uさんと3人で旅話などしながら、ひと休み。
Uさんは現在、フリーのライターで某バイク雑誌に時々登場している方だ。
今回の北海道ツーリングは、私的な旅と取材を兼ねていたそうで、これから富山のお祭り「おわら風の盆」を見にいくそうだ。
(あとひと頑張りだよ、相棒君!)8:40そろそろ家路へと向かおう。
Uさんはもうひと眠りしてから出発とのことで、待合室でお別れした。
北陸道・新潟西ICまでT君が並走してくれた。
IC手前で大きく手を振って、ホーンを2回鳴らしてT君と別れた。
元気でまた再会しよう〜!!
北陸道・上越ICで高速を一度降り、R18を南下、野尻湖から県道を使って長野市内へ。
長野市内に入った頃、雨もすっかり止んだ。
12:00長野道・長野ICから再び高速に乗り、中央道・甲府南ICで降りる。
朝霧高原でひと休みして、16:10自宅に無事到着。
今回の総走行距離は、1481kmであった。
相棒スパーダ君もお疲れ様でした!
(終わり)
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