このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
近代的なビルと乾物屋の街・上環(ションワン)。
ここのトラム沿いを歩いていると乾物の匂いがプ〜ン。見る人が見たら宝の山なんですってね、乾物って。私なんか ”料理はしない・漢方にも興味なし” なもので、ただの干物の山にしか見えません。
聞くところによると虎のチ○○ンというのもあるそうです。同じオスという種としてこれは悲しすぎますね。干物にされたチ○○ン、う〜涙が出てきます。
乾物屋にあったトカゲの開き、これもずいぶんと憐れです。彼の人生はこんな団扇状態にされるためにあったのでしょうか。 ここのオヤジさんがまたきさくな方で、トカゲを撮らせてくれと頼むともう大喜びで出すわ出すわ。10匹も並べられてしまいました。いやぁ1匹でいいんですけど・・・。 |
ガイドブックによく出てくるキャットストリート。アンティークと言えば聞こえが良すぎるぐらいのガラクタを売ってる通りです。 以前はもっと店数も多く活況だったそうですが、今ではすっかりさびれてご覧の通り、数軒が細々と続けているだけとなりました。品物もガラクタというだけあってよほどのマニアでないと欲しがらないものばかりです。 |
キャットストリートのお店です。雑多でしょ。店主でさえ何があるのかわからないんじゃないでしょうか。
以前この店でわりとこぎれいな小箱を見つけました。ツヤのあるエンジ色の箱なんですが地面に置いてあって粗末に扱われてます。なんとなく気になったので店主にこれを見せてくれと言うと、それまで仏頂面だったのが突然とってつけたような笑顔に。そして小箱を手に取り講釈を始めました。
「外側はこんなにきれいで云々云々、中を見なさい、ほらきれいだろ。」
オヤジさん、今の今まで地面にほったらかしてたろ。
「それで幾らなの?」
「250ドル」
にひゃくごじゅ〜う?そりゃたしかにこぎれいだけど、これで250はないんじゃない?
「150にして」
「それじゃ200だ」
結局200ドルで買わされました。どう考えても高いけど、でもけっこう気に入ってて今は小銭入れにしてます。
キャットストリートの近くにある文武廟、150年前に建てられた香港最古の廟だそうです(150年前が最古なの?)。 文の神様・文昌帝と武の神様・関帝(三国志に出てくる関羽)を祭ってるそうです。関帝廟は離島に行くとよく天后とセットになってますね。後ろにマンションが迫っててミスマッチしてます。 |
その文武廟にある巨大渦巻き線香。じっくり見てると眩暈がしてきます。廟の中は線香の煙で充満してました。 これをかぶると肩まで悠々隠れますね。まるで編み笠状態。太さは2cmぐらいあります。燃え尽きるのに2週間かかるそうですよ。 |
文武廟に来ていたアベックです。願掛けに来たんでしょうね、彼氏の方が竹ヒゴ占いをシャカシャカやってました。筒を振って中の竹棒を飛び出させるあれです。
でもね、棒がなかなか出ないんですよ。
シャカシャカシャカシャカ・・・
まだやってる。
シャカシャカシャカシャカ・・・
彼は汗ダクになって一心不乱にやってます。そしてそれを心配そうに見守る彼女。二人の愛はこうして深まっていくのですね。そして私は思うのです。
”1本引いてあげようか?”
おもしろいのでしばらく見てました。15分ぐらいでやっと1本飛び出したようです。よかったよかった。でもこれで占いが大凶だったりしたらつらいでしょうね。
文武廟・キャットストリートへは地下鉄上環駅から山に向かって歩き、う〜んその後の説明が難しいです。地図で調べてみてください。
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