このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
 
Basic
 
 ここには、最低限のミャンマーの基本情報が書いてあります。知っているだけであなたのミャンマーの旅はより一層自由に、楽しむ事が出来るでしょう。ミャンマーを訪れる方はぜひ熟読することをお勧めします。
 ただし、傾向として、バックパッカー向けに記述されております。皆さんの趣向に合わないことや、疑問が残る点に関しては、ぜひ、 掲示板 にご質問ください。
 

  

総 合 情 報

  

概 要
 
国土
 国土の総面積は678,033平方キロメートル、人口は約4,600万人と、中国以南からインド以東のアジアでもっとも大きな国です。また、ミャンマーはタイ、ラオス、中国、インド、バングラディシュと国境を接しています。

民族
 多民族国家のミャンマーでは、主な民族だけでもビルマ族、カイン(カレン)族、カヤー族、シャン族、カチン族、ラカイン族、モン族、チン族などがそれぞれの州を持ち、各地でその文化の一端を見る事が出来ます。
 エーヤワディ川は北部カチンの丘からヒマラヤに沿って中部乾燥地帯のシャンプラトー地区に流れ込み、バガンやスリケトラの遺跡を横切ってアンダマ海へそそぎ込まれてゆきます。広大な自然に囲まれたアジアの田舎、ミャンマー。きっと何度も足を運ぶ事になるでしょう。
 

   

旅 の 季 節

 
 ミャンマーは3シーズンに分けられます。5月に雨季が始まり、10月中旬から4月中旬までは乾季となります。4月後半から10月中旬はモンスーンの季節、10月から2月は北東モンスーンの季節となります。この季節がベストシーズン。年間平均降水量は約250cmで、一年を通して湿度は高く、夕方に集中して雨が降ります。また、雨は雨季に集中しています。年間を通して気温は高く、特に2-4月は酷暑です。しかし、バガン、マンダレーなど、中部は年間を通して降雨量は少なく、快適に過ごす事が出来ます。
 

   

言 語

 
 公用語はビルマ語ですが、初等教育から英語は必須科目となっており、また、ビジネスでは英語も広く使われているので英語は良く通じます。また、教育水準が高く、日本語を学ぶ学生も多いので、私達がコミュニケーションを取るのに意外と不自由しません。
 

   

通 貨

 
通貨単位
 ミャンマーの通貨単位はチャットで、紙幣は1、5、10、15、20、45、50、90、100、200、500、1000チャットの12種類あります。硬貨もあり、1、5、25、100、チャットの各硬貨が発行されている。又、外国人旅行者向けのFECと言う通貨もあり、米ドルと等価です。再両替はは3-5%の手数料で可。

USドル
  最も流通している外国通貨です。両替レートも良いです。とにかくミャンマーを訪れる際にはUSドルを持っていきましょう。細かい紙幣は宿代や交通費用に、$100紙幣など大きなお札は、なぜか高額紙幣のほうが両替レートが良いので、両替用にとっておきましょう。ちなみにFECと等価ということになっています。

トラベラーズチェック
 あまり一般的でなく、両替も難しい。両替が出来てもレートが悪いのでオススメしません。

クレジットカード
 あまり普及していないので、使用頻度は少ないでしょう。

両替
 両替が可能な外貨はイギリスポンド、フランスフラン、ドイツマルク、日本円、マレーシアリンギット、シンガポールドル、スイスフラン、アメリカドルだが、米ドルのキャッシュ以外はレートが悪すぎるか、断られるケースが多いです。両替は町の両替屋か、旅行会社、ホテルなどで可。1$=800−900K。

現状
 基本的に、US$の現金以外では両替が難しく、出来ても非常にレートが悪いです。当然TCやクレジットカードはまず使えないと思ってください。但し強制両替でFECがかなり余るので、皆さんはFECから現地通貨への両替が中心となるので心配は無いでしょう。
 

   

郵 便 ・ 電 話 ・ インターネット


郵便

 郵便事情は改善されてきているが、途中で無くなり、届かないというケースが多い。出すにしても必ず郵便局で手続きをして出しましょう。もし確実に届けたいのなら、旅行者に頼むか、DHLやOCSなど、国際宅配会社に頼みましょう。
 小包は検閲を受ける。ビデオテープなどは没収されてしまうのでご注意を。
 営業時間 : 月〜金 9:30-16:30

日本までの郵便料金 (2001)

 
料金表
日本
航空書簡
25K
ハガキ
30K
書留
80K
封書
10gまで、35K・20gまで、35K・30gまで、35K
小包
1kgまで、US$26・その後1kg毎に約US$11づつ上がる。
 
電話
国番号: 095
市内電話: 電話局から 10K、トークンを使う。宿からは通常10 -20K。公衆電話もあるが、あまり通じない事が多い。
FAX: ヤンゴン中央郵便局ではFAX受け取りサービスを行っている。
日本からなら、001-010-95-1-289960か289961(KDDI)へ送ると、郵便局で保管してくれる。受け取りにはパスポートなどの名前の確認できるものが必要。料金はA4、2枚毎にUS$1。
国際電話: 電話局か、市内の電話屋から掛ける。ホテルからかけた場合、別途、サービスチャージがかかる。
料金 (2001)
 
料金表日本 シンガポール 米国タイ
1分$2.7$1.75$3.2$1.4
 
インターネット

 ミャンマーにネットカフェが出来ました。インターネットもメールも気軽にできるようになりました。Yahooなどの検索も出来、かなり自由に使えるようです。但し、大部分がアナログ回線なので速度はかなり遅いです。
 これとは別に、e-mailのサービスというのがあります。どういった施設なのかと言うと、メールを代行して送信してくれるお店です。メールアドレスは許可制で取得する事が出来ます。そういったメールアドレスを利用してメールを送るサービスを提供しているところがあります。相場はメール1つ$2-3です。ちなみにメールにも検閲があり、場合によっては相手方に送信されません。実際に送れたかどうかも1日経たないとわからないようです。
 

   

時 差

 
 ミャンマー時間はグリニッジ標準時+6時間となります。日本より2時間30分遅れです。
 

   

治 安

 
 治安はとても良い。はっきり言って日本より良い。これは、ミャンマーの仏教と警察力によるところが大きい。ただし観光地などには他の国の観光地と同様の売り子や、客引きも居るので、ご注意を。詐欺師やスリなども全く居ない。ただ、ヤンゴン市内でインド系の詐欺師が日本人を狙って出没していると言う情報が有ります。要注意。もちろん、最低限の注意は必要ですよ。マンダレーなども被害情報あり。
 

   

マ ナ ー

 
ミャンマーでのマナー
 ミャンマーは敬謙な仏教徒の国、次のことは守りたい。
 
・パゴダでは、靴、靴下、ストッキングは脱いで、裸足になる。
・半ズボンやミニスカートなど、足が見える服装は控える。
・女性は僧侶に直接触れない。
・子供の頭をなぜるな。小乗仏教の教えにより子供の頭には神が宿るとされている。
・女性のロンジー(民族服)に触れるな。特に女性には、この国では細心の注意を。話の内容についても。
・握手はするな。挨拶のときは、手を胸元で合わせる。
・軍事施設の写真は撮影禁止。
・政治的な話を人前ですることは避けるように。

   

祝 祭 日

 
 ミャンマーの祝祭日はビルマ暦に従って決められており、年度によって日にちが変わる。公共機関は休みとなるのでご注意を。逆に、12/31、1/1などは祝日ではないので、役所も通常通り開いている。
 
日程催事名内容
1/4独立記念日植民地支配から独立した記念日。
2/12連邦記念日連邦制の基礎となったピンロン条約が締結された日。
3/2農民の日農民に感謝する日。全国で農民大会が開催される。
3/27国軍記念日1945年にアウンサン将軍が日本軍に対して蜂起を宣言した日。軍事パレードが行われる。
3月タバウン祭ビルマ暦の一年の最後に行われるお祭り。
パゴダを建立するのにめでたい日とされる。
4月中旬ティンジャン(水掛祭)ビルマ暦の大晦日の3日間。
旧年の汚れを洗い流す意味で水を掛け合う。
4月中旬新年ビルマ暦の新年。
5/1メーデー労働者の日、全国で大会が開かれる。
5月(満月)カソン祭菩提樹の下で仏陀が悟りを開いた日とされ、菩提樹に聖水を掛ける。
7/19殉職者の日アウンサン将軍を含む8人の政治家が暗殺された日。殉職者廟で追悼式が開催される。
7月(満月)ワーゾォ祭
(雨安居の初日)
雨季に備え、僧に衣服を贈呈する、僧衣贈呈祭。
若い男女が花をパゴダに供えるなどの祭りもある。
10月(満月)タディンギュト(灯火)祭
(雨安居の最終日)
雨安吾明けの日。
パゴダの参道などに無数のロウソクを燈し仏陀を迎える。
11月(満月)タザウンモン全国のお寺で僧侶に僧衣・傘・草履を差し上げる儀式。カティンボエ(カティン祭り)。
11/29国民の日 
12月建国記念日建国された日。
12月カレン族の新年 
12/25クリスマスクリスマス。
 
※ 満月や、日付が明確にされていない祝日は、年によって日にちが変わるのでご注意を。
 

   

入 域 料

 
 ミャンマーの観光地には、外国人旅行者がその地域で観光する為に、入域料という観光税を払う必要があります。
 支払方法ですが、各地を訪れる際、空港や、陸路の場合は、チェックポイントがある場合があり、さらにホテルなどで徴収されます。これを支払わないと、その地域で観光することが出来ないので、きちんと支払うようにしましょう。

地名料金(US$orFEC)備考 
バガン10ホテルでチェックがあるので払いましょう。詳細はバガンの項を参照の事。
バゴー10主要観光地を訪れる際は払う必要がある。市内は必要なし。
インレー湖3インレー湖にボートで行く場合は乗り場のMTTで払う。
マンダレー10只今徴収されていないという情報も。
サガイン・ミングォン3 
ミャウウー5 
チャイティーヨ5 
 

   

出 入 国

   

ビ ザ

 
 入国にはパスポートとミャンマー大使館あるいは領事館が発行したビザが必要です。観光ビザの場合、発行日から3ヶ月が有効期限です。滞在期間は28日間有効です。商用ビザの取得も可能で、ほとんどの場合ビザは翌日には発行されます日本では東京のミャンマー大使館で取得可能。タイのバンコクでは、翌日発行で800バーツ。
 入国にはパスポートとミャンマー大使館あるいは領事館が発行したビザが必要です。観光ビザの場合、発行日から3ヶ月が有効期限です。滞在期間は28日間有効。商用ビザの取得も可能で、ほとんどの場合ビザは翌日には発行されます。
 日本では東京のミャンマー大使館で取得可能。タイのバンコクでは、翌日発行で800バーツ。

ミャンマー大使館・領事館
アジア
 ソウル(韓国)・北京(中国)・昆明(中国)・香港(中国)・東京(日本)・テルアビブ(イスラエル)・ニューデリー(インド)・ジャカルタ(インドネシア)・シンガポール・コロンボ(スリランカ)・バンコク(タイ)・カトマンドゥ(ネパール)・イスラマバード(パキスタン)・ダッカ(バングラデシュ)・マニラ(フィリピン)・ハノイ(ベトナム)・クアラルンプール(マレーシア)・ビエンチャン(ラオス)
ヨーロッパ
 ロンドン(イギリス)・ローマ(イタリア)・ジュネーブ(スイス)・ボン(ドイツ)・パリ(フランス)・ベオグラード(ユーゴスラビア)・モスクワ(ロシア)
その他
 ニューヨーク(USA)・ワシントン(USA)・カイロ(エジプト)・キャンベラ(オーストラリア)・オタワ(カナダ)

ビザの取得方法
 申請用紙3枚 (窓口で貰う事が出来る)
 写真3枚 (縦45mm 横35mm) (4枚必要といわれる場合も)
 パスポート (有効期限3ヶ月以上)

 通常は翌々日で3,000円、翌日で4,500円、当日の場合は9時〜11時までに申請をして受け取りは3時〜4時、6,000円となっている。大阪のミャンマー連邦大使館で申請する際には手数料、別途1,050円が必要。
 
ミャンマー連邦大使館
〒140-0001 東京都 品川区 北品川 4-8-26 TEL 03-3441-9291
取扱時間・・・(月−金) 9:00-12:00 (午後の取り扱いがなくなったようです。)
申請・・・翌々日発行(土日祝をはさむとその分伸びる)
ビザ代・・・ノーマル 3,000円 ビジネス4500円
ミャンマー連邦大使館観光省日本代表事務所 (現在、取り扱い停止中)
〒538-0051 大阪府 大阪市 鶴見区 諸口 6-22-66 (月−金)
取扱時間・・・10:00-11:30
申請・・・翌日発行 ビザ代・・・4050円 (内1,050円手数料)
在バンコクミャンマー大使館
132 Sathon Nur Rd. Bankok
取扱時間・・・(月−金) 8:30-12:00, 14:00-16:30
申請・・・翌日発行
必要なもの・・・写真3枚と申請書
ツーリストビザ : 810B、ビジネスビザ : 1440B、マルチビザ : 7200B、ソーシャル・メディティエーションビザ : 1440B
エキスプレス(3時間/当日受取) : ツーリスト+450B,ビジネス+675B
エキスプレス(12時間/翌日受取) : ツーリスト+225B,ビジネス+450B (投稿情報2003/9)
 
ビザ取得代行
 キャラウェイツアーズでは、全国からネットでのミャンマービザの手配を請け負っています。すべて郵送で行う事が出来るそうです。事務手数料が100円という破格の値段ですので、東京以外の方、郵送で済ませたい方はオススメです。
 
情報提供、
キャラウェイツアーズ http://www.karaweik.com/

延長手続き
 延長手続きはMTTです。たしか2週間は簡単にできますが、もう2週間、1ヶ月も1日3ドルさえ払えばできます。その場合、MTTの隣のビルのホテル観光局?(正確な名前は忘れました)に行って書類をもらうように言われるかもしれません。
とにかく、結構時間がかかるので、早めに申請した方が良いです。私の場合、何回も延長したからってのもあるんですが、2週間くらいヤンゴンに足止めさせられました。理由は、偉い人のサインが必要で、その人が出張か何かでヤンゴンにいなかったから!!典型的なお役所!!って感じです。


アライバルビザ
 2001年12年月1日よりミャンマー観光省日本事務所でアライバルビザの申請が出来るようになりました。
手続きは、まずパスポートのコピーと現在の職業(英文)、住所をFAXします。そして、東京のミャンマー観光省日本事務所まで直接受け取りに行き、代金6000円と引き替えに「アライバルビザ申請済み」の証明書とビザフォームがもらえます。次に、ヤンゴン空港到着時に「申請済み証明書」、写真3枚、ビザフォームの提出が必要です。

ミャンマー連邦国観光省日本事務所 
〒104-0045 東京都中央区築地2-12-14 フェニックス東銀座第3ビル TEL.03-3546-0410 FAX.03-5550-2174

オンラインビザ
 インターネットでビザの申請が出来るようになりました。但し、手続きが煩雑で、取得後、実際に渡航する際にも、認知がされていないせいか、トラブルが多いようです。値段も高いようなのでオススメしません。
  http://www.visa.gov.mm/download.cfm
 
ビザの種類
 
個人(FIT)
個人旅行者用のビザ。ミャンマー到着時にUS$200相当の強制両替が必要。
団体
ミャンマーで免許を持つ旅行会社にパッケージツアーなど、旅行の手配をすると取得する事が出来る。強制両替が免除される。但し、手配に一週間程度かかるのでご注意を。
報道
報道関係者による、取材目的の入国には別途報道ビザが必要。
ビザの手続きにもかなり時間がかかり、滞在可能日数など色々な制限が伴うのでご注意を。
報道関係者であれば、ビザの職業欄に記入すると、取材活動をしないという誓約書が必要になります。
 

   

ア ク セ ス

 
 原則として、ヤンゴン国際空港への、空路出入国のみ可能。

空路
 ミャンマー国営のミャンマー国際航空をはじめとして、シルク航空、タイ航空、ビーマン航空、中華航空、アエロフロートなどの主要航空会社がヤンゴンのミンガラドン空港に就航しています。日本からは直通便は現在無く、経由便となります。全日空、タイ航空、マレーシアエアライン、中華国際航空などが便利。

 2002年5月よりミャンマー国際航空が成田−ヤンゴン−マーレ(モルジブ)便就航予定。
 2004年5月現在、就航していません。

 タイのバンコクからはミャンマー国際航空で5,500-6,000B。タイ航空で6,000B前後。日本からミャンマーを訪れる際には、バンコク、台北乗り換えの便を使うのが一般的。

陸路 (国境付近のみ)
 近年、国境付近で陸路入国が許されている地域がある。但、入国は国境付近に限られる。
 
メーサイ−タチレク
チャイントンまで陸路で入国可。最大14日間のビザが取得できる。ビザ$18。1日入国(250B)。
メーソート−ミャワディ
1日観光のみ可能 エントリーフィー 250B
ラノーン−コータウン
1日観光のみ可能 エントリーフィー 250B
タイへ再入国時、他国と同様、30日の滞在許可のスタンプが貰えます。
 

   

税 関

 
 ミャンマーへの免税品の持ち込みは、たばこ400本、葉巻100本、パイプたばこ8オンス、アルコール類2リットル、香水またはオーデコロン1/2 リットルまでとなっています。
 入国の際、税関へ申告しない場合は「GREEN CHANNEL」へ、申告する場合は「RED CHNNEL」へ進み、機内で配られた申告用紙とパスポートを提示する必要がある。さらに、最近ではカメラを2個以上、携帯電話などの電子機器を持ち込んだ場合、出国まで空港で預けさせられる場合があるのでご注意を。

申請書
 入国の際には所持しているカメラ、ビデオカメラ、宝石類、ラジオ等についての税関申告書に記入することになります。この申告書は、出国時に税関の職員に渡され、品目のチェックが行われます。特に宝石類は、公式領収書が必要になるため、露天で購入したものなどは、見つかった場合は没収となる。ご注意を。
 

   

強 制 両 替

 
 ツアーではない、個人旅行者にたいしては空港において、200US$を、等価の国内通貨200FECに交換しなければなりません。手数料$2。

注意
 2003年8月16日より、強制両替が停止しています。現時点で政府からの公式な発表はないので、今後どうなるかわかりませんが、今のところ強制両替の心配はないかと思います。

レート 
US$1 = 1 FEC 現在、日本円でも受け付けている。 

   

旅 行 制 限 地 域

 
 ミャンマーには、外国人が入る事のできないオフリミットと呼ばれる地域がある。最近紛争の沈静化に伴い、オフリミットは徐々に少なくなってきている。さらにMTTや現地旅行代理店に頼めばほとんどの地域へ入る事が出来る。もちろん皆さんの普通に訪れる地域に関しては問題無く旅行できるので安心して下さい。情報に関してもMTTに問い合わせると良い。ちなみにチン州とカヤー州は入域不可。
 

   

そ の 他

 
国税
 出国時には$10出国税がかかります。

空港と市内のアクセス
 ヤンゴン市内から空港へは、タクシーで40分、800−1,200K。空港から、市内まではタクシーで$2−3、バスは有りません。

注意
 空港を出る際、タクシーの客引きに囲まれる場合がありますが、2001年11月時点においても、市内までは、2ドルで行く事が出来ます。よってそれ以上のレートは明らかにぼられてますのでご注意を。
 さらに、あらかじめホテルなど、目的地は決めておきましょう。タクシーチャーターや両替の誘いがありますが、初めて訪れる方は、まず最初にホテルなどにチェックインした後、現地の正確な情報を得ることが肝要です。
 

   

旅 行 情 報

   

予 算

 
 ミャンマーは非常に物価が安く、バックパッカーならば、移動代込みで1週間100$もあれば十分です。普通の旅行でも、300$も使えば、かなり贅沢な旅が出来ます。但し、飛行機、列車、船を使う場合、また観光地に入域、入場する場合、外国人料金が発生し、物価に対して非常に高額の料金が設定されているので、ご注意下さい。それでも日本人の感覚では安いのですが。
 

   

服 装

 
 基本的には他の東南アジア諸国同様、一年を通して熱いです。Tシャツなどで十分すごせます。但しいくつかの注意事項があります。

ご注意
 ミャンマー人は足を露出する事は決してしません。よって足を露出していると注目を受け、明らかに旅行者とみなされます。できれば、男性は長ズボン、女性は長いスカートのようにある程度きちんとした服装の方が好ましいでしょう。
 寒い時期に山間部や高原を訪れる時は、ジャケットやセーターを忘れずに用意してください。朝晩は意外と冷えます。
 履き物はサンダルやスリッパのようなカジュアルなものでも構いませんが、パゴタなど宗教的な建造物を見学する時は必ず履き物を脱いでください。

女性
 女性は、特に下半身を露出するのは厳禁です。長ズボンなどでもかまわないのですが。基本的にはロングスカートか現地で民族服、ロンジーを作ってみては。

オススメ
 特に役立つ服装としてレインコートをオススメします。ミャンマーの場合、突然スコールのように激しく、通り雨が降ることが多いです。よって傘は役に立ちません。携帯性の高いレインコートがあればいつも持ち歩く事が出来るので便利です。また、夜行バスや列車など、夜は冷えるので、着たり足元に掛けるだけでかなり防寒になります。
また、ミャンマーの民族服、ロンジーに挑戦してみましょう。コットンで500-800K、シルクだと1000-3000K。仕立て代、50-100K。
 

   

携 行 品

 
 だいたいの物はミャンマーで品質の良いものが格安で手に入ります。(たとえば日清カップヌードルや植物物語なんかまで!)。ここでは特に用意していった方が良いものを列記します。
 
ライト停電が多いのであった方が良い。パゴダの中も良くみれる。
ライター色々便利!御土産にも最適。
整腸剤現地でも手に入るが、正露丸など使い慣れたものを。
虫除けこれも使い慣れたものを。蚊取り線香は現地で手に入る。
電卓通貨のややこしいミャンマーでは必需品だと思います。
フィルム売っていても高いし、古いものが多い。持って行こう。
 
御土産
 ミャンマーの人への御土産としては、日本のものをあげるととても喜びます。安くても日本の物、飴やたばこ、あと日本の雑誌(写真の多い物)を見せたりすると一躍人気者に。いろいろな人とのふれあいのチャンスが広がりますよ。
 

   

国 内 交 通
 
 飛行機、鉄道、船の料金は政府によってコントロールされており、外国人料金が設定されている為非常に高い。バスはチャット払いで安い。料金はガソリンの値段と連動して動く。結果として、旅行の足としては、バスがメインとなるだろう。
 
飛行機料金は高額だが、時間のない人には最適である。
例 :ヤンゴンからマンダレー間$90-113
鉄道快適ではない。それ程早くなく、安くもない。
例 :ヤンゴンからマンダレー間$30-$38
但、寝台列車などは比較的快適である。バスが苦手な人は利用しては。
バス列車と比べて、安く快適である。 いくつかの夜行バスは食事付のものもある。便利だが、故障も多く、予定通りには着かない事もよくある。
例 :ヤンゴンからマンダレー間 $7
エーヤワディ川を始め、多くの船が都市を繋いでいる。マンダレーバガン間は利便性もよく、多くの旅行者が利用している。
 
詳細は、 交通情報 を御覧下さい。
 

   

市 内 交 通

 
 ミャンマーは暑いので効率よく交通機関を使おう。タクシーもリーズナブルなので、遠出しても何人かでシェアすればとても安く済む。ヤンゴン以外では、サイカーという三輪自転車がとても便利だ、値段は要交渉。


 
バスヤンゴンやマンダレーのような大都市では多くの市バスが走っている。常に満員。車体ナンバーもミャンマー語で読めないので、地元の人にどこへ行くか良く聞こう。
タクシー値段は交渉。ほとんどが白タク。1時間41.5程度
サイカー自転車に2人用の座席を付けた自転車タクシー。1日1,000K程度、1回50-100K。
貸自転車マンダレー、パガン、インレー湖で利用可能。 300-500K
  

   

ホ テ ル

 
 ホテルの数は十分あり、予約無しでもホテルに困る事は無いだろう。安宿に関しては、周辺のアジア諸国と同程度だが、設備は整ったところが多く、グレードの高いホテルに関してはかなり割安感がある。
 
値段ヤンゴンは他の都市よりかなり割高である。その他の観光の町ではとても安い。
全てUS$かFECでの支払いとなる。料金は1人当たりの値段で、同じ部屋に2人泊まると2倍の料金となる場合がある。
施設新築のホテルが多く、綺麗なホテルが多い。安宿でもトイレ、シャワー付きがほとんどでかなり快適である。清潔な部屋が多い。
安宿最も数が多く、ほとんどの地域にある。ヤンゴンでは高い。($5-10)。他の都市では($3-6)ぐらいからある。ドミトリーや個室なども選べる。ホットシャワーは無いが、グレードによっては選べる宿もある。詳しくは 都市情報 を御覧下さい。
中級ホテルこのクラスのホテルも数多くある。華僑のホテルである旅社が多い。値段も同じホテルに安宿並みの部屋から、設備の整った部屋まで選べる場合が多い。値段は$10〜50ぐらいが多い。ディスカウントも可。
高級ホテル都市、リゾートを中心に数多くある。設備に比べて値段はかなり割安です。こちらの 旅行会社 の中には、日本から、ネット予約などもできる場合もあります。
 

   

レ ス ト ラ ン

 
 ミャンマー料理は脂っこく、味も濃いので、体調を崩しやすい。しかし、中華やインド料理など、またファーストフードも多いので、選んで食べればとても快適である。シャン料理はタイ料理に近く、それほど脂っこくないので、食べやすいですよ。
 レストランでの会計は後払いで、席でチェックをするか、レジで支払う。基本的にはレシートももらえますし、チップ等も必要ないですし、ぼられたりする事もないのでご安心を。最近はファーストフード店も数多くあるので、たまには食べなれたものを食べるのも良いですね。
オススメレストランは、 都市情報 の各地の項に紹介しています。


 
ビルマ料理最もポピュラーな料理。ビルマ料理は、インド料理に近く、レストランには様々な鍋の中にいろいろな種類のビルマ風カレーが入っていて、どれかを選んで注文する。カレーを注文すると、ご飯とスープ、サラダやおかずなども付いてくるのでかなりボリュームがありますよ。ご飯などは食べ放題が多い。ただ、かなり脂っこく、辛いです。また、生野菜はあまりオススメしません。
シャン料理シャン族の料理で、ビルマ料理に比べるとさっぱりとしている。タイ料理と近く、魚料理が豊富で、食べやすい。
主に、インレー湖などシャン州を中心に、マンダレーなどでも気軽に食べる事が出来る。
中華料理中華料理も気軽に食べる事の出来る料理です。ミャンマーには中国人も多く、味も本場と変わらないので脂っこい料理を避けたい時など重宝します。メニューは漢字表記も付いているので解りやすいです。
大衆料理に近いお店と、本格的な中華料理屋というように分かれています。チャーハンやヤキソバなどは他の国に比べて脂っこいです。
インド料理ヤンゴンなどにはインド人街もあり、インド料理も楽しめます。味は本場と一緒ですが、やはりちょっと脂っこいかも。
日本料理ヤンゴンやマンダレーでは日本料理屋もあります。ミャンマーは食事の合わない人も多く、かなり重宝すると思います。日本人がオーナーの店が多いので味も安心です。ラーメン屋などもあります。
ファーストフードヤンゴンを中心に、大都市では、最近は様々なファーストフード店がオープンしてます。ただ、マクドナルドなど世界的なチェーン店は無く、すべてミャンマーオリジナルの店です。
ミャンマーは暑いので、アイスクリーム屋や、アイスラッシー屋、フルーツパーラーなどが数多くあるので驚きます。
屋台夕方になると街中には様々な屋台が出ます。割とおやつやつまみ類を出すお店が多いので、小腹の空いたときや、いろいろなものを少しづつ食べて見たりと、一度チャレンジしてみて欲しいです。
麺類の屋台も多い。ぜひ本場のモヒンガーにチャレンジしてみては。
 

   

シ ョ ッ ピ ン グ

 
 日用品は大体のものは安く手に入ります。お土産なども漆器類やシルク製品など、質の良いものが格安で手に入ります。詳細は都市情報で。


 
ロンジーミャンマーの人(男女共)が皆はいている巻きスカートの様な物(正装となりえる)。素材、柄により値段はバラバラ。200Kより
シャン・バッグミャンマーの人が持っている布の袋。肩にかけて歩ける。200Kより。
ミミズクの置物幸運、幸福を運ぶ ”ふくろう”。金と黒があります。ペアで買い求めてはいかがですか。50Kより。
竪琴映画「ビルマの竪琴」で目にしたことがあるとおもいます。ミニチュアから本物まで各種200Kより。
漆細工果物皿、お盆、コースター等々。値段も手頃です。
絵画最近、日本人に人気あり、水彩画、油絵。値段交渉をして旅の思い出にしてはいかがですか?
宝石ミャンマーは宝石の宝庫(ルビーなど日本よりすごく安い)。でも、偽物も多く売られています。宝石は政府の機関がチェックをしていますので、買い求めたら必ずM.G.Eの領収書(公式領収書)をもらってください。それがなければ空港でつかまりますよ!
   

   

祭 り

 
 ミャンマーの祭りの多くは、仏教、特にナッ信仰と関わりが深い。また、ほとんどの祭りが、10月から4月の乾季に開かれる。代表的な祭りを下記に記しましたが、これ以外にも、各地のパゴダで開かれる祭りや、毎月の満月の日に開かれる、フルムーンフェスティバルなど、多彩な祭りを見る事が出来る。
 
カレンダー


 
日程催事名内容地域
1月(満月)アーナンダフェスティバル アーナンダ
(パガン)
2月タマネー祭
(収穫祭)
最初に収穫した稲をパゴダにお供えし、タマネーというもち米に、油・生姜・ココナッツを混ぜて、ついたものを近所の人々と分け合って食べるという収穫祭全国
2月(満月)マハムニセレモニー マンダレー
3月(満月)タバウン祭ビルマ暦の一年の最後に行われるお祭り。パゴダを建立するのにめでたい日とされている。全国
3月(満月)ピンダヤ洞窟
フェスティバル
 ピンダヤ
(シャン州)
3月(満月)タイトルデコレーション
セレモニー
 カバィエ
(ヤンゴン)
3月(満月)パラウンボンファイア
セレモニー
 パラウン村
(カロー)
4月中旬 シュエモウドウ
フェスティバル
 バゴー
4月中旬 ティンジャン祭りビルマ暦の大晦日の3日間。旧年の汚れを洗い流す意味で水を掛け合う。全国
4月中旬 タナカペインティングイベント シットウエー
4月中旬 仏様イメージ競争 シットウエー
4月中旬 ミャンマー歴 新年 全国
新年サンドステュパイベント トンテ
(ヤンゴン)
新年ポッパセレモニー ポッパ山
(パガン)
新年シュエチェイエ
フェスティバル
 マンダレー
5月(満月)
(1ヶ月間)
シッタウン
フェスティバル
 ミャウウー
5月(満月) 菩提樹フェスティバル
(カソン祭り)
毎年5月の満月の日に菩提樹に水を注ぎ、ナッ神への崇拝をする祭り。全国
5月(満月) タウンヨーフェスティバル ピンダヤ
7月(満月)僧衣贈呈祭
(ワソ祭)
 全国
8月(満月)タウンビョン祭マンダレー近郊の村タウンビョンで、5日間に渡って行われる精霊信仰「ナッ神」最大のお祭り。
全国から信者たちが健康・家内安全・商売繁盛などを祈願しに来る。
タウンビョン
(マンダレー)
9月下旬
〜10月中旬
カラウェーフェスティバル
(フウンドーウーパゴダ祭)
雨季明けとともに、インレー湖でパゴダの仏像を船に乗せて周辺の村々を廻りお祈りをささげる。インレー湖
9月下旬
〜10月中旬
シュエジゴン・パゴダ
フェスティバル
 ニャンウー
(パガン)
10月(満月)チャウタッジー
フェスティバル
 マンダレー
10月(満月)チャウッセー(象)祭りこの地に伝わる伝説に習って、竹と紙でできた象のなかに人が入って踊るという祭り。チャウッセー
(マンダレー)
10月(満月)ダディンジュッ祭
(灯火祭り)
仏陀が天上界での説教を終えて地上に戻ってくるのを祝う祭り。
あちこちにロウソクを灯し、川には小さな提灯を浮かべ、仏陀を迎える。
全国
 チャイティーヨパゴダ祭り  
11月(満月ダザウンダイン祭全国のお寺で僧侶に、僧侶に僧衣、草履などを差し上げる仏教徒の儀式です。
タウンジーでは紙で作った気球を揚げ、ブッダが天上界での説教を終えて地上に戻ってくるのを記念する。
全国
(タウンジー)
11月(満月)アストロジー
フェスティバル
 シュエボンピン・パゴダ(ヤンゴン)
11月(満月)キャンドル・ライト・イベント コーテジー
(ヤンゴン)
11月(満月)火棒フェスティバル カロー
11月(満月)カウンムードウ
フェスティバル
 サガイン
11/24タザウンディネ祭全国のお寺で僧侶に僧衣・傘・草履を差し上げる儀式。全国
 
ミャンマー政府のサイトより要約したものを載せているので、翻訳が間違っている場合もありますがご容赦ください。
 

 
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