TOP ＞ 西鉄路線バス写真集 ＞ 2016.01.24 福岡大寒波と西鉄バス（上）「凍朝出庫」
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バスは圧巻。多すぎる台数、バー | ||
2016年1月24日、日曜日。 日本全国に来襲した40年ぶりの大寒波は、福岡でも大雪をもたらしました。 夜が明けて窓を開けると、外の道路はうっすら白。一体何年ぶりに見る、福岡市内の雪景色か！？ 慌てて身支度を整え、カメラ片手にまだ暗い外へと飛び出しました。
バスを撮りに行くか、空港へ足を向けるか・・迷った挙句、前者を選択。
市内郊外の営業所へ向かう始発便の時刻を調べると、 壱岐営業所（野方）への初便は姪浜駅6:30頃。 夜明けと同時に撮影ができる場所は・・これだ！！
（※）営業所の構外またはバス停から撮影しています。 |
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▲市内西部の壱岐団地に位置する壱岐営業所。天神や博多駅を結ぶ幹線系統や都市高速系統を担当。 | ||
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7:00 - 出庫便相次ぐ壱岐営業所 | ||
| 拾六町団地経由の１−５番。姪浜駅周辺はそうでもなかった冬景色も、石丸を過ぎると道は真っ白に。
心躍らせながら到着した壱岐営業所は、薄い雪に覆われていました。
大したことの無い雪に思われるかもしれませんが、福岡在住からすれば、十分な非日常な光景です。
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ちょうど西日本車体工業最終号車、6265号車がやって来ました。 野方から博多駅までを天神をショートカットして結ぶ514番に充当。
・・この日は都市高通行止めのため、下道回りです。 （日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2010年式／PKG-RA274MAN）
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| 気温は珍しく氷点下。
わずかながら降った雪が融けず、地面を白くしています。
轍の多さは、バスの通行量の多さと比例します。
室住団地・西新経由で天神へ向かう2番に充当される、5967号車。 （日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2010年式／PKG-RA274MAN）
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| ルーセントカラーも雪景色。
残り少なくなった西鉄観光旧塗装。 壱岐営業所にロイヤルハイデッカーが1台が所属しています。 フロントガラスにもうっすら白模様。
（日産ディーゼル×西工C−Ⅱ／1995年式／U-RA520RBL）
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▲地下鉄フィダー路線を中心に、経年車も在籍。残り少なくなった58MCや、96MCの比較的初期の車も整列。
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▲続けて3台が出庫。203番博多駅行、214番博多駅行、回送車。再び振り出した雪で、轍の跡が雪に隠れてしまいました。
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▲野方バス停の待合室と、野方に到着する204番。
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野方から一旦西へ向かい、国道202号線をひたすら東に天神へ向かう206番。 LEDになって、205番から分家した系統。最近の路線改変の激しさには、あまり対応できていません。。
2680号車（いすゞエルガ／2012年式／QPG-LV234N3）
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いざ、雪の街へ。
普段とはちょっと違う日曜日の朝。
いつも通りに西鉄バスが動いていれば、街は平常なんだと思ってしまいます。
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点検して、ミラーを合わせて。
普段と変わらない仕業前。。
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白く凍てつく敷地内を、
1-5番の福岡タワー方面行が出発。
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背景の壱岐団地もどこかしら寒そう。。
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| 雪の白みのおかげで、
西鉄バスの赤色が、より一層映えます。 | |
| 赤バスに比べて、スマートループはちょっと寒そう。
夏の清涼なイメージが似合う車に、
南国の雪はあまり似合いません。 | |
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7:30 日曜朝のラッシュー壱岐営業所丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー | ||
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日曜日の朝とは言え、朝の便はやや多め。
普段よりも車の少ない道を走る204番。 野方を出て、生松台を一回りして再び野方に戻ってきた便です。
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生松台を背景に、1-2番のフィダー路線が出発。
構内バス停の都合上、営業所から外に出て、再び入口から再進入する構造。
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▲白い街を1番が走る。9029号車（日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2004年式／KL-UA452MAN）
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都心からの戻り便も増えてきました。
博多駅からの214番に、天神からの204番。
手前の9369号車は、尿素の初期導入車。 西鉄で10台のみ、壱岐と那珂川にしか存在しない仕様です。
顔やリアは尿素ですが、屋根上クーラーがありません。（日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2006年式／ADG-RA273MAN改） | |
| 姪浜駅の地下鉄フィダーの一つ、外環状線経由の１−４番。
6239号車（日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2010年式／PKG-RA274MAN）
・・実はこの時、野方を7:47分に通過する「1番 金武営業所行」を待っていましたが、なかなか姿を現さず。
他の便が比較的定刻でやって来る中、野方の出発時刻になってようやく姪浜駅を折り返し発車した金武行を、やや不思議に思っていました。 | |
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とりあえず待ち時間にも撮りバス。 この趣味をやっていると、バスの沿線で時間を持て余すことはありません。
天神へ向かう204番。
9340号車（日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2005年式／KL-UA452MAN）
その後約20分遅れでやって来た金武営業所行に乗車。
野方を２バス停程すぎると、みるみる雪がひどくなり、周りを行き交う数少ない車も、徐行運転。 羽根戸の交差点では、追突事故も起きていました。
なるほど、遅れの原因は野方よりも山側の雪・・。
途中吉武バス停付近では、日向峠通行止めに伴い、閉鎖された県道を右目に確認。 南金武バス停付近の農村地帯の車窓は一面白。 自分は、一体どこのバスに乗っているのか・・。 | |
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8:30 一面の銀世界 ー 金武営業所丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー | ||
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住宅地の最深部に位置する金武営業所は、少なくとも５cmは積もった雪に覆われていました。
轍の跡はコンクリートでは無く、踏み固められた雪に。
実はこのバス、ノーチェーン。 朝方に一旦止んだ雪を見越して出発したのだと思いますが、この積雪の中勾配や狭隘路を無事に通行できる運転士の方の技量に感服です。
9291号車（日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／2005年式／KL-UA452MAN）
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営業所の出入り口から山側の道は「轍」すら無い。
住宅地の最上部。
雪も寒さも防げる場所は無く。。 | |
▲雪に負けじと出発準備が進む金武営業所。今からの出発便については、チェーン着用の準備が進められていました。 | ||
▲営業所の本屋の横から。奥にはS型高速やC型貸切車も雪を被っています。 | ||
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再び降り始めた雪の元、
赤バスが雪の中で佇む。
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バンパー、窓の桟、タイヤカバーの上。
あらゆる場所に降り積もる雪。 | |
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得も言われぬ美しさ。
「冬は朝」とはよく言ったもの・・
とは言えど、カメラの上にすら容赦なく降り積もる雪。
ファインダーももはや四隅は雪で見えない。
手袋で祓いながら、撮影を続行。
5426号車（日産ディーゼル×西工B−Ⅱ／1999年式／KC-UA460LSN） | |
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特別支援学校スクール転用されたS型高速車。 フロントを覆い尽くさんばかりの雪。
左手前は、三菱なのに角目ライトの58MC希少車。 1996年式の後記にしか見られないタイプです。
3166号車（三菱×西工58MC／1996年式／KC-MP217M） | |
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もはや前が見えなくなったエルガ。
2791号車（いすゞエルガノンステップ／2013年式／QPG-LV234N3）
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車幅灯を付け、方向幕を表示したスマートループ。
雪の中で黙々と進められる出庫準備。
この街で、西鉄バスは生きている。 | |
▲新車の白さがより一層際立ちます。粉雪舞うエアロスター。 | ||
▲金武営業所の構内バス停。その奥は、一面の白い世界。 | ||
▲無音の世界から、静かに聞こえるエンジン音。回送の表示を付けた赤バスが、構内の奥からゆっくりと出てきました。 | ||
▲そのまま出庫。雪国と見間違わん世界が広がっていました。シャリシャリとチェーンの声を立てながら、任務へ。 | ||
▲誰も来ることの無い金武営業所構内バス停。過酷な天候の中にも、白く美しく、凛とした風景。 | ||
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撮っても撮り尽くせぬシーン。
その中でも次の便の出庫準備が進んでいました。
次回、中編では、豪雪の中でも任務をこなす西鉄バスの方々の光景を中心にお送りいたします。
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2016.01.24 福岡大寒波の日の西鉄バスの姿をお伝えします。（現在公開中＝上・下編） | ||
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■サイト内関連ページ
○西鉄バス方向幕＆幕車資料集「ブルー編C」金武・四箇田営業所
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▲LED方向幕を点灯させて出庫準備中のバス達。
