このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2007年 2月4日 (日) とりあえずエンジンは分解できたので,部品の洗浄などにとりかかる. ピストンを洗浄するべくリングを外す.昨日ピストンの頂部にマーキングしたが,洗浄液などで 消えないように,コンロッドの溝部分にもマーキング.鉄の地肌がつや消しなので脱脂すればマーカーペンの乗りも良い. トップとセカンドのリングは表面が磨かれる程度の磨耗.一方オイルリングは上下のレールにカーボン付着. ピストンに対しての動きが渋い状態. | |||||||||||||||||||||||||||||
ピストンもカーボン付着はあるがサイドスカートの部分は加工跡が残るほどきれい. リング溝の奥のカーボン付着がひどい.外に出て午後の日を浴びながら洗浄作業. CRCをかけて古歯ブラシで擦るが,どうしても取れない汚れがある.いろいろ試す. カッターの歯で当たると剥がすことができるが,リング溝に傷をつけそうで怖い.ふと思い立って 外したリングの合口の部分を使ってみる.これならリング溝の上下にほとんど傷を付けずに溝の底だけに 当てる事ができそう.そうやってカーボンを除去.エキゾースト側にカーボン付着が多いようだ. | |||||||||||||||||||||||||||||
洗ったピストンをもとのように並べる. コンロッドメタルの勘合は以下のようになっていた.
コンロッドの内径記号を読み取るのが厳しかった.メタルの色もほとんど見えず. | |||||||||||||||||||||||||||||
外したメタルは裏側に取り付け位置をマーキングして一応保存してみる. ピストンリングは各気筒別に紙封筒に. メインメタルの勘合は下のテーブルのようになっていた.
交換する際は,同じ色(厚み)のメタルを組むことにした. | |||||||||||||||||||||||||||||
ケース類も洗浄液で洗おうと思ったが,量が多いので,知り合いの洗浄装置を使わせてもらう. 洗い油を循環させて機械類にかけながら洗う流し台のような装置で,自前のブラシなどを使って内外の汚れを落とす. そこまで運ぶため側だけをノックだけ入れて合わせる. | |||||||||||||||||||||||||||||
メタル類などと合わせてピストンリングを注文したのだが,リングのセットは販売中止.落胆. がっかりしてもしょうがないので考えを巡らし,そういえばボア×ストロークが同じバイクがあったことを思い出す. 86年と90年のVFR750F だ.これなら 海外モデルがあったり,白バイモデルでもあり,部品がありそう.どちらが合うかわからないので思い切って両方を 4セットずつ注文.届いた部品を見たら統合されていて同じものが計8セット.詳細寸法を測定してみると,サイズは一緒のようだ. 使っていくうちにどうなるかどうかは,やってみないとわからない.しかしまずは一安心.エンジンを組み立てられる. |
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