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鉄道ニュース2002年1月号





●特急「つばめ」、九州新幹線の先行開業によりビュッフェ廃止へ(1/4)
JR九州は九州新幹線鹿児島ルート新八代〜西鹿児島間は04年春の先行開業に向けて、特急「つばめ」に使用している787系を春から新幹線接続仕様に改造する。九州新幹線に導入される800系の編成定員に対応するため2002年度中に3両を新造して全編成を7両化。また2003年度までにビュッフェを廃止して座席化の改造を行う。
●JR西日本、北陸〜USJ間に直通特急設定へ(1/4)
JR西日本は北陸本線の主要駅とユニバーサル・スタジオ・ジャパンを直通する特急「ユニバーサルエクスプレス(仮称)」を3月31日から運行することを決めた。当面は土休日などに1〜2往復運転する。
●JR東海・JR東日本サッカーW杯で新幹線深夜輸送検討へ(1/4)
02年サッカーW杯の観客輸送対策で、JR東日本とJR東海は、上越新幹線と東海道新幹線の午前0時以降の運転について検討を始めた。新幹線は午前0〜6時は走行しないのが原則だが、新潟、横浜、静岡のW杯3会場は試合終了が深夜になることや、ホテル不足に悩む地元自治体などが「特例」を求めていることなどを考慮した。実現すれば、上越新幹線は初めて、東海道新幹線は70年大阪万博以来となる。新幹線の営業ダイヤは64年の東海道新幹線開業以来、「最終は午前0時までに到着、始発は午前6時以降の出発」を原則としている。沿線の騒音防止や保線作業の時間確保のためで、深夜運転は台風や車両故障でダイヤが乱れた場合などに限定されている。深夜運転が検討されているのは、新潟・静岡・横浜の午後8時半開始の試合が終了した後。国土交通省の宿泊需要予測では、新潟は2万4千人、静岡は3万1千人。ところが、両会場周辺のホテルや旅館の収容能力は3分の1から10分の1程度しかない。しかも、現行ダイヤでは、新潟、静岡両会場の観客は新幹線の終電に間に合わない。上越新幹線の新潟−東京間は最速約1時間40分。JR東日本は、終電時刻を延長すれば、首都圏の帰宅の足の確保も可能としている。ただ、実現には開催地だけでなく、途中の沿線自治体の理解と協力が必要だという。一方、さいたま・大阪・神戸会場もナイトゲームを予定しているが、JR東日本と西日本は今のところ、在来線で十分対応できるとしている。
●JR呉線新駅3月23日開業決定へ(1/10)
JR西日本広島支社は、現在安芸阿賀〜広間に建設中の新駅を「新広」駅に正式決定し、開業を3月23日に決定した。1日181本の列車が停車し、2400人の利用客を見込んでいる。
●JR呉線快速「安芸路ライナー」編成短縮化へ(1/10)
JR西日本広島支社は、現在JR呉線広島〜広間で走行している快速安芸路ライナー(一部糸崎〜岩国)の午前10時〜午後4時までの間の上下12本をワンマン化し、車両も4両編成から3両編成に編成を短縮化することを発表した。
●JR東日本、3たび特急「あさま」リバイバル運転へ (1/19)
JR東日本は、春の臨時列車の概要を発表した。それによると4月で開業3周年を迎える「碓氷鉄道文化村」を記念として「懐かしの特急あさま号」を、4月20・21日に上野〜横川間で運転することを決めた。4/20は東京800→横川1038、4/21横川1515→上野1731で運転され189系6両編成で運転される。あさまについては00年12月に熊谷〜横川間、01年には上野〜横川間で運転されている。
●JR各社春の臨時列車概要発表(1/19)
JR各社は、春の臨時列車の概要を発表した。
◇東海道・山陽新幹線
東海道新幹線では東京〜新大阪間に臨時「のぞみ」をのべ485本増発し、ゴールデンウィーク中の5月6日には期間中最大の26本が運転される。また東京〜博多間を直通する「ひかり」はのべ61本、1日最大10本が増発される。山陽新幹線では「ひかりレールスター」がゴールデンウイークや週末を中心に一日最大4本が増発されるほか、「こどもサロン」を連結した全車指定席の「ファミリーひかり」が春休みとゴールデンウィーク期間中に運転される。なお4月27日から5月10日まで臨時列車を含むすべての「ひかりレールスター」でサイレンス・カーは設定しないとしている。
◇東北・秋田・山形新幹線
秋田新幹線と山形新幹線ではゴールデンウィークのピーク時に開業以来最大の輸送力を設定。「こまち」が最大で下り5本、上り4本が増発され、山形新幹線も年末年始と同様に上下それぞれ6本が増発される。
◇JR西日本大阪本社
京阪神地区では米原、草津方面からUSJ入場客向けの快速「びわこハリウッド号」が3〜6月の休日を中心に運転される。ダイヤは米原630→大阪757、大阪2108→米原2235。全席指定で485系9両編成が使用される。
◇JR西日本広島支社
山陰本線では4月1日から開催される「関門・海峡物語」キャンペーンにあわせ、「きのくにシーサイド」編成使用の快速「コバルトブルー」が4月から6月までの土休日に運転される。運転区間とダイヤは東荻845→下関1122、下関1429→東荻1650。夜行列車関連では大阪〜下関間でお座敷客車「旅路」使用の夜行快速「ハリウッドエクスプレス」(下関1900→大阪655、大阪2340→下関1044)を運転。全車グリーン車指定席扱いで女性専用車も設けられる。運転日は下関発3月29日、4月5・26日、5月3日、大阪発3月30日、4月6・27日、5月4日。他に「ムーンライト山陽」や「ムーンライト高知」などの夜行快速も従来通り設定される。
◇JR西日本富山支社
USJ関連では、富山とUSJ最寄駅のユニバーサルシティーを直通する特急「ユニバーサルエクスプレス」が3月31日と4月の第2・3土曜日、5〜6月の第2・4土曜日に運転される。ダイヤは富山639→ユニバーサルシティー1027、ユニバーサルシティー1905→富山2236で、681系もしくは683系を使用する。また特急「サンダーバード」は春期期間中にのべ127本を増発するほか、378本を3両増結して12両編成で運転する。
◇JR東海静岡支社
静岡〜身延間で臨時特急「しだれ桜」(静岡748→身延918、身延1503→静岡1638)が春休み期間中に運転されるほか、「ワイドビューひだ」や「ワイドビューしなの」「しなの」「ワイドビュー南紀」が増発される。飯田線では4月上旬とゴールデンウィーク中に「トロッコファミリー号」がのべ18本運転される。運転区間とダイヤは豊橋947→中部天竜1201、中部天竜1415→豊橋1646
◇JR東日本・JR西日本関係
昨年秋に運転された関東と関西を北陸経由で結ぶ豪華寝台列車が春の臨時列車として再び運転される。運転されるのは「東京夢物語号」(大阪1723または1704→上野743、4月6・13・20・26日、5月11日)、「神戸夢物語号」(上野1830→神戸806、4月5・12・19日、5月10日)、「京都・大阪夢物語号」(上野1830→大阪725、4月25日)で、車両はJR東日本の「夢空間」3両と「北斗星」編成7両が使用される。
◇JR東日本東北・北海道方面
「夢空間」使用の列車としては、ゴールデンウィーク中心に「夢空間北斗星」(上野1718→札幌952 、札幌1815→上野1013)が運転される。
●JR東海、品川開業時「のぞみ」1時間あたり4本停車へ(1/23)
JR東海は、2003年秋開業予定の東海道新幹線品川新駅について、同駅に停車する列車種別とそ の本数の方針を打ち出した。1時間あたり最大7本運転されている「のぞみ」は4本を品川駅停車とし、残る3本 は新横浜駅停車とする。また「ひかり」は大半が品川駅に停車し、「こだま」は全列車が停車する。
●JR西日本、山陽新幹線岡山開業イベント続報(1/31)
JR西日本は、山陽新幹線岡山開業30周年を記念し、3月〜5月にかけ特急や急行列車をリバイバル運転をすることになった。既報のしおじ・マイテ49・鷲羽・0系ひかりに加え、はともリバイバル運転される。しおじが5/18に新大阪〜広島間、はとが5/19に広島〜岡山間を走行する。しおじ・はとは、489系ボンネット車が使用される。鷲羽は、新大阪〜宇野間をマイテ49は大阪〜岡山間を走行するが、運転期日などは未定。
詳しくは JR西日本ホームページJR西日本米子支社のホームページ をご覧ください。
●JR東日本、東北新幹線開業20周年で特急「やまびこ」リバイバル運転へ (1/31)
JR東日本は、東北新幹線開業20周年を記念し、6月22・23日の両日上野〜盛岡間を1往復だけ特急「やまびこ」のリバイバル運転をすることを決定した。特急「やまびこ」は「ひばり」とあわせ、昭和57年6月まで東北本線の名物特急として活躍したが、現在は新幹線として東京〜盛岡間を結んでいる。なお、運転時刻・運転車両は未定である。

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