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鉄道ニュース2003年7・8月号




●JR西日本、広島〜向洋間新駅名称「天神川」に決定!(7/3)
JR西日本広島支社は、5月から募集していた広島〜向洋間の新駅名称を「天神川」に決定した。天神川とは、菅原道真が、大宰府天満宮に下る途中、尾長山に登って休息したと伝えられ、そのゆかりの地 に「尾長天満宮」が建立された。この尾長天満宮後方の山を天神山と称し、谷を天神谷と言い、その地を源とし、新駅を計画している地域に流れ出ていた川が「天神川」です。現在は、そのほとんどが地下水路として整備され、道路や歩道となっており、当時の面影を あまり見ることはできませんが、いまだに永々と流れており、その天神川と山陽本線が交差する地点がまさに新駅を設置する場所であり、この名称を選定いたしました。(JR西日本ホームページより)尚、1位は安芸府中で以下は大州・キリン・ダイヤモンドシティの順だった。
●JR西日本、特急「雷鳥」2006年をメドに廃止へ(7/3)
JR西日本は現在、大阪〜富山間などを結んでいる特急「雷鳥」を同じく大阪〜富山間などを結んでいる特急「サンダーバード」に一本化、車両も485系から既に「加越」や「しらさぎ」などでも活躍している681系に今後ダイヤ改正の度に順次置き換えられ、特急「雷鳥」の名称は06年度をメドに消滅することになった。特急「雷鳥」は、立山連峰の天然記念物ライチョウから名付けられ、1964年に登場。大阪と北陸の都市を結ぶ特急列車としてその後はダイヤ改正の度に増発され485系ボンネット車を始め、581系列車も運用されていた。1989年には、”弟分”のスーパー雷鳥が神戸・大阪〜富山間に登場。更に1995年には、今回置き換えが決まった681系を使用した「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が登場した。尚、スーパー雷鳥は2001年3月のダイヤ改正を機にサンダーバードに一本化され現在は、サンダーバードが1日15往復、雷鳥が8往復運転されている。
●JR東日本、東北・高崎線普通電車にグリーン車設置へ(7/9)
JR東日本は、来年夏から東北、高崎線の普通電車にグリーン車を連結する計画を明らかにした。同線は2009年度に上野駅から東京駅までが延長、東海道線と直通運転する計画。既に一部の電車が新宿経由で東海道線に直通している。東海道線には普通電車にグリーン車が連結されているため、サービス水準をそろえる。現在、東北・高崎線の普通電車は10両または15両編成だが2両を2階建てのグリーン車に置き換える。新車の投入が終わる2006年春までに両線の普通電車の8割がグリーン車付きになる。しかし、グリーン車連結により普通車が減るため、ラッシュ時には列車を増発して混雑を緩和することも検討する。東海道線並みのグリーン車利用があれば、年間50億円程度の増収が見込めるという。
●JR東日本、東北・上越新幹線にディズニーラッピング新幹線登場(7/9)
JR東日本は東京ディズニーランド開業20周年を記念して、東北・上越新幹線に、ディズニーのキャラクターをデザインした「ドリームキャンペーン号」を7/11から順次登場する。TDLを運営するオリエンタルランドとJR東日本が提携し、新幹線の利用促進を図る。デザインを施すのは10両編成の計16本。キャラクターは6種類あり、編成ごとに2つが登場。ミッキーマウスは全編成に共通で、もう1つはドナルドダックやミニーマウスなど編成ごとに組み合わせが異なる。乗降用の扉脇にキャラクターの図柄を入れるほか、列車正面にTDL20周年の記念デザインが入る。特急列車のラッピングは、過去にJR九州の787系つばめを使用した「GLAYEXPRESS」や現在放送中の大河ドラマ「武蔵」のラッピング車はあるものの、新幹線のラッピング車が登場するのは、史上初となる。東京〜仙台・盛岡間の「やまびこ」や東京〜新潟間の「とき」など1日上下計57本(11月からは43本)を「キャンペーン号」で運転する。
●JR西日本、アーバンネットワーク12月改正へ(7/17)
JR西日本は、12月1日にJR神戸線(東海道本線)とJR宝塚線をダイヤ改正をすることを明らかにした。今回の改正は、アーバンネットワークに、今後2年間で約300両の新製車両を投入し、速達化や増発などの輸送改善の一環。概要としては、新快速を芦屋に終日停車させる他、西ノ宮には快速を終日停車させる。また、夕方通勤時間帯の大阪から三ノ宮方面行きの新快速を1本増発し、従来の8両編成を12両編成とし、混雑緩和を図る。加えて、朝の通勤時間帯に大阪から三ノ宮方面への快速を1本増発する。JR宝塚線では、中山寺に快速を終日停車させ、大阪・北新地方面への所要時間を短縮するほか、朝の通勤ラッシュ時に大阪行きの快速を従来の4本から8本に倍増する。
●JR西日本、特急「雷鳥」米原経由でリバイバル運転へ(7/18)
JR西日本は、485系ボンネット車の引退記念として9月20・21日に特急「雷鳥」ボンネット車のさよなら運転を行うことを発表した。今回は昭和50年までの雷鳥を出来るだけ復刻した形で運転され、9月20日は富山746→大阪1202、大阪1637→富山2039。9月21日は大阪805→富山1205、富山1534→大阪2007。両日とも全車指定席で米原経由で運転される。車掌が国鉄時代の制服を着る他、記念乗車証の配布、鉄道グッズ・記念弁当の販売等が行われる。また9月21日12時30〜14時30分に富山駅構内にて車両展示会も実施される。今回のイベントに併せて、記念オレンジカードを2枚組2000円でJR金沢支社・大阪駅等で9月1日に発売される。尚、チケットは8月20・21日に全国のみどりの窓口で発売される。
●JR東海、100系最終運転は9月16日に決定(7/18)
JR東海は、2階建て新幹線として親しまれてきた100系車両の最終運転を9月16日に行う。最終走行列車は、下りが午前8時30分東京発の新大阪行き「ひかり309号」新大阪には11時23分に到着予定。当日は、先頭車や車体側面に装飾を付けて走るほか、東京駅では、出発式典、新大阪駅ではさよなら引退式典を行う。
●JR西日本、10月1日ダイヤ改正でキハ181系の運行削減へ(7/22)
JR西日本は、キハ181系の運行を今年10月のダイヤ改正を境に大幅削減することを明らかにした。今後は、特急の高速化などで新型車両に置き換えられそうだ。キハ181系はこう配区間も力強く走れる500馬力の大出力エンジンと、屋根上に並ぶ放熱器が特徴で高度経済成長期に計158両が造られ東北や山陰方面を中心に活躍していたが、現在はJR西日本に40両が残り、いなば・はまかぜの他に小倉〜益田間の特急「いそかぜ」や広島〜下関間の臨時快速「関門・MUSASHI」号と盆休みに設定されている小郡〜松江間の臨時特急「おき」などに使用されている。更に今ダイヤ改正で智頭急行線経由で岡山〜鳥取を結ぶ特急「いなば」も新車に置き換えられ消滅することが分かっている。今後は「順次廃車にしていく」としている。
●JR九州、800系「つばめ」8月8日川内港に上陸へ(7/24)
来年3月に部分開業する九州新幹線800系「つばめ」の先行車両が、8月 8日に鹿児島県川内港に陸揚げされることが分かった。同日には、川内市の森卓朗市長らが出席する出迎え式典を準備しており、待望のつばめの到着を歓迎する。800系「つばめ」は、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所から車体と台車に分け川内市まで搬送。第1便は3編成18両で、海路で運ばれる車体は8日昼、川内港に陸揚げされる。車体は、9日未明にかけて、同市宮崎町の川内車両基地に陸路搬入され、同基地内で陸送された台車と合体する。車両基地では8月に展示見学会を開かれる見通し。本線上の試験走行は9月下旬から始まる。
●JR九州、九州新幹線新八代〜鹿児島中央間の駅名決定(7/24)
JR九州は、来年3月に開業する九州新幹線の駅名をこのほど発表した。最後まで仮称扱いだった「新八代」「新水俣」が正式名称となった。新八代駅は、現在の八代〜千丁間に建設される。また、新水俣駅は、津奈木〜水俣間の初野信号所付近に建設される。なお、出水・川内駅は現行の駅名のままで開業を迎える。
●JR東海、10月1日ダイヤ改正概要発表(7/30)
JR東海・JR西日本は、10月1日の東海道新幹線「品川」駅開業に伴う白紙ダイヤ改正の概要を発表した。
◎東海道新幹線◎
東海道新幹線では、現行の「ひかり」主体のダイヤから「のぞみ」主体のダイヤに変更する。のぞみはこれまで全席指定であったが、同改正から自由席が設けられ料金が値下げされる。東海道区間の速度向上に伴い、名古屋〜品川間は「のぞみ」で最速1時間半で結ばれる。「ひかり」は東海道区間の停車駅増などきめ細かなサービスを売り物し、早朝の上りは岐阜羽島、豊橋、浜松などに停車した上、東京に午前9時前後に到着する。下りも東京発午後10時が浜松、豊橋に停車するなど、首都圏での滞在時間の延長が可能になる。また回数券や得々きっぷなども見直される。
◎在来線◎
特急の新幹線接続の利便性向上などが改善される。具体的には名古屋発の特急しなの・ひだ・南紀、静岡発のふじかわ、豊橋発の伊那路(いずれもワイドビュー)の時刻を見直される。また、特急「ひだ」が美濃太田に特急「南紀」が桑名駅に定期列車全てが停車する。このほか、中央本線の名古屋〜瑞浪間にホームライナーが1本増発する。また大阪〜長野間を運転している夜行急行「ちくま」を季節運転に変更する。
●JR西日本、10月1日ダイヤ改正概要発表(7/30・8/12・8/21)
◎山陽新幹線◎
JR西日本も「のぞみ」増発を中心とする改正の概要を発表した。のぞみが、新たに姫路・福山・徳山・新山口停車する。広島、岡山を除く中国地方の「のぞみ」停車の割合は、福山が28本・徳山4本・新山口は12本となる。ひかりと比べ、各駅から東京までの平均所要時間は最大で48分短縮される。また広島・岡山発の現行「ひかり」は「のぞみ」に置き換えられる(岡山発のひかりは一部存置)。広島のぞみはこれまで1日29本から61本に大幅に倍増する。一方、ひかりは岡山ひかりが相生に停車、「ひかりRailstar」は全列車 姫路と福山に停止やする他、新下関に停車する「Railstar」も増発する。尚、博多〜東京間の「ひかり」は廃止される。料金は、指定席特急料金を値下げし、広島〜東京間の運賃と特急料金の合計(通常期)は指定席が現行より1130円安い1万8550円に、自由席は1万7540円になる。
◎大阪・神戸支社◎
JR宝塚線では、朝3本・夕方4本の特急「北近畿」「タンゴエクスプローラー」を新三田駅に停車させる。また9時台着の「くろしお2号」と「はるか8・13号」が新たに西九条駅に停車する。阪和線では、日根野方面からの始発電車を区間快速に変更し現在より天王寺駅着で6分繰上げ、日根野方面行区間快速を増発し最終電車を天王寺駅発で32分繰下げ、鳳〜日根野間が新たに新大阪駅始発新幹線および最終新幹線に乗り継ぎ可能となる。
◎福知山支社◎
山陰本線・舞鶴線では、京都から福知山、東舞鶴方面への特急列車を綾部で新たに分割・連結することにより、特急「たんば」を現行の5往復から7・5往復に、特急「まいづる」を9往復から12往復に増発する。学研都市線は、松井山手発着の始発は現在の午前5時50分を午前4時56分に繰り上げ、最終の到着は午前零時22分から午前零時54分に繰り下げた。また湖西線では、午前7−8時台と午後8時台の通勤時間帯に、特急「サンダーバード」「雷鳥」を上下各2本ずつ新たに堅田駅に停車させ、大阪方面への通勤利用の利便性を高める。北陸・東海道線では、米原駅を午後10時前後に発着する特急「しらさぎ」新たに1往復増発、新幹線への乗り継ぎも利便になるとしている。また早朝に福井発米原行き快速電車を新設、東京へ9時台前半に到着する「ひかり」に米原で連絡する。
◎米子支社◎
JR米子支社は、鳥取県内の高速化工事の完成に伴うダイヤ改正をする。山陰本線の高速化完了に伴い、鳥取〜米子間が、最速56分(現行1時間10分)となり、鳥取〜益田間でも、最速が現行より11分速い3時間20分となる。また鳥取県内では、特急増発に加えて特急・快速を1時間1本ずつに定間隔化する。また鳥取〜益田間の直通特急の本数は2往復から5.5往復に増える。 今回、高速化が完成したのは山陰線鳥取〜米子間、因美線鳥取〜智頭間、境線で、昨年5月に着手した。高速化に伴い、特急・快速の新型車両30両の導入した。新ダイヤで、鳥取−米子間は、特急の平均でも59分になった。鳥取〜松江間は平均15分、鳥取〜益田間の平均9分短縮する。鳥取〜益田間を走る特急車両「スーパーくにびき」は、山陰初の特急名にちなみ愛称を「スーパーまつかぜ」に改称する。
◎岡山支社◎
岡山支社では、早朝・夜間の「のぞみ」に連絡する在来線の接続を向上させる。また、山陰本線の高速化完成により岡山〜鳥取間の特急「いなば」が「スーパーいなば」に改称され新型車両で運転されるようになる。現行のキハ181系「いなば」は廃止される。新型車両の置き換えに伴い、同区間は最大31分短縮する。更に、「スーパーやくも」7往復を新見に停車させる。宇野線では、データイムに往復を増発し、1時間に1本運転となります。急行「つやま」の車両変更を行ない、グリーン車を廃止する。津山線の快速「ことぶき」や吉備線でワンマン列車の運転を拡大する。吉備線では、ご利用実態にあわせデータイムを中心に、4往復を岡山〜備中高松間の運転とする。
◎広島支社◎
JR広島支社では、昨年10月に設定した広島から30分圏内の「広島シティネットワーク」をさらに充実するため、呉線と芸備線で快速列車などを増発する。呉線では、午後8時台に快速を2本設定する。更に午後5時〜10時台には現行広行きの電車4本を安浦まで延伸運転する。これにより、呉線の呉〜安浦間では上下8本の増便となる。その半面で、広〜三原間の日中・夜間の19本をワンマン運転するほか、三原〜広間を上下11本削減する。これにより同区間は概ね1時間間隔の運転となる。尚、安浦〜広間は3本削減する。一方、広島〜呉間では、坂行きの普通列車を夕方〜夜間にかけ6本増発する。山陽本線では、毎週水曜運休を取りやめる。芸備線では、データイムに快速「みよしライナー」を新設。夕方のラッシュ時には、快速「通勤ライナー」を1本増便する。更に、広島〜下深川間に10本、狩留家〜広島間に1本に普通列車を増発する。宇部線では、「のぞみ」の新山口駅停車に連絡する快速「のぞみリレー号」を新設する。同快速の停車駅は、床波・阿知須。また、同改正にあわせて小郡駅が「新山口」に在来線・新幹線共に名称変更する。
●JR四国、10月1日ダイヤ改正概要発表(7/30)
JR四国では、新型快速「マリンライナー」の導入で岡山〜高松間が最大4分短縮される。またこれまで運転されていなかった時間帯にも「マリンライナー」を運転をし、下り3本・上り2本を新たに増発させる。更にマリンライナーの時間も見直される。予讃線では、特急「いしづち」を1往復増発する。更に特急「しおかぜ15・12号」を伊予北条駅に停車、朝の通勤等を便利にご利用できるよう特急「いしづち4号」(現行「うずしお3号」)を宇多津に停車させる。土讃線では特急「南風」を2往復増大させるほかに中村方面への直通列車も増やす。また大歩危に停車する特急列車の停車本数を4本に増発する。高徳線では、オレンジタウンに5本の特急列車を停車させる。
関連項目
●JR東日本、10月1日ダイヤ改正概要発表(8/12・8/25)
JR東日本では、10月1日の東海道新幹線品川開業に併せて、ダイヤ改正を実施することを明らかにした。仙台支社管内では、週末運転の快速「仙台シティラビット」を増発する。また、常磐線の特急「スーパーひたち」を1本時刻変更をする。磐越西線では、昨年12月に”復活”した特急「あいづ」と土・休日運転の特急「ホリデーあいづ」号が快速に格下げさせる。一方、品川駅に通過していた一部の特急「成田エクスプレス」が品川に停車するようになる。
●JR西日本、急行「きのくに」リバイバル運転へ(8/23)
JR西日本では、紀勢線電化25周年記念として10月11・12日に天王寺〜新宮間を急行「きのくに」を復活運転すると 秋の臨時列車の概要で明らかにした。天王寺720→新宮1120と新宮1504→天王寺2001。 全車指定席で切符の発売は運転1ヶ月前からみどりの窓口等で発売する。
●JRグループ、秋の臨時列車概要発表(8/23)
JRグループは、10月1日〜11月30日までの秋の臨時列車の概要を発表した。
・JR北海道・
従来のSL列車やノロッコ列車等が運転される。また、好評の「ドラえもん海底列車」を10月4日から13日の土休日に運転する。
・JR東日本・
◆新幹線◆
東北・秋田新幹線では、3連休の初日に下り「はやて」4本「こまち」5本増発した。3連休の終日には、「はやて」7本、「こまち」を8本 運転する。はやての増発により、定期列車の一部時間変更が今回も実施される。3連休の翌日には、上りの「やまびこ」を1本増発する他、 秋の紅葉シーズンにあわせて「はやて」と「やまびこ」に臨時列車が設定された。山形新幹線では、3連休初日に下り5本、最終日に上り6 本の「つばさ」を設定する。3連休の初日には、定期列車の初列車も速い「つばさ」を上りに1本設定した。
◆在来線◆
常磐線で運転されている特急「フレッシュひたち」を使用した特急「フレッシュ草津」を3連休中、上野〜長野原草津口間に3連休初日には特急「あずさ」を下り1本、特急「かいじ」を上り1本設定した。SLでは、直江津〜長岡間に快速「SLえちご日本海」号を運転する他、竜王・韮崎駅開業100周年記念列車を運転する。
・JR東海・
◆新幹線◆
東海道新幹線では、新大阪止まりの臨時「のぞみ」を博多まで延伸運転する。また、毎週月曜日(休日の場合は火曜日)に東京605発新大阪840着の「のぞみ201号」を運転する。
◆在来線◆
在来線では、東京〜広島・下関間の臨時寝台特急「サンライズゆめ」を11月に運転する他、「ひだ」「しなの」「南紀」などの特急も3連休を中心に運転する。また、今改正で格下げされた急行「ちくま」も3連休中に運転される。イベント関係では、特急「鈴鹿F1号」を10月に普通「トロッコファミリー号」を3連休中と10月の週末に運転する。
・JR西日本・
JR西日本では、東京〜新大阪間の「のぞみ」を上下併せて96本運転する。またひかりRailstarを利用客の多い時間帯に、期間中71本運転する。また現在、広島〜博多間の週明け通勤「ひかりRailstar」を、毎月曜(除く休日)に岡山まで延長運転する他、博多〜新大阪間に、ひかりRailstarを18時台に毎週末1本運転する。在来線では、名古屋発着の特急「しらさぎ」を期間中に15本、米原発着の特急「しらさぎ」を18本設定する。また、3連休を中心に1日最大8本の定期「しらさぎ」を富山〜米原間で3両増結を行い11両編成とする。日本海縦貫線では、特急「サンダーバード」「雷鳥」を3連休と週末を中心に増発。期間中、特急「サンダーバード」は80本を増発、「雷鳥」の臨時列車を含むと計128本の増発を実施する。更にに1日最大10本の「サンダーバード」に3両増結を行い12両編成として運転する。更に好評の「ふるさと雷鳥」を3連休の初日に新潟へ、3連休の最終日に大阪へ運転させる。従来の「ユニバーサルエクスプレス」や「ハリウッドエクスプレス」なども設定される。11月にはきのくにシーサイド号を使用した快速「湯巡り山陰」号を設定した。
・JR四国・
JR四国では、春の臨時列車で設定された岡山〜琴平間に快速「瀬戸内海トロッコ」号を1日2往復設定する。また、土讃線には快速「大歩危トロッコこんぴら」と「大歩危トロッコへそっこ号」を1日1往復、予土線には、窪川駅〜宇和島駅間に快速「清流しまんと号」を1日1往復運転する。更に10月1日のダイヤ改正で新型車両に置き換えられる快速「マリンライナー」車両を使用した快速「マリンライナー京阪神ホリデー」号を10月の3連休中に京都〜高松間で運転される。更に四国ディスティネーションの一環としてきのくに シーサイド号を使った列車、快速「癒しの四国」号を高松〜高知・松山・宇和島間で運転する。
●九州新幹線、04年3月13日開業へ(8/28)
JR九州は、来年3月に部分開業する九州新幹線新八代〜鹿児島中央間の開業日を来年3月13日にする事を正式発表した。最高速度は260km/h、所要時間は博多〜鹿児島中央間が最速2時間10分・新八代〜鹿児島中央間が最速 35分で結ばれる。つばめについては、1時間当たり2本程度の運転が予定されている。新幹線の開業にあわせ、九州島内の在来線では大規模な改正を予定している。時刻や新幹線の料金については、12月頃発表される予定である。

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