このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鉄道ニュース2002年4月号




●JR東日本 W杯期間、781本を臨時運転へ(4/9)
JR東日本は8日、サッカーのワールドカップ(W杯)開催に合わせた臨時列車の運転計画を発表した。それによると、6月1日から決勝戦と表彰式がある30日までの間、計15日間、新幹線と在来線計781本を臨時に運転する。また、15日深夜から16日未明にかけて観戦後のサポーターが帰京する上越新幹線上りの深夜臨時便に、警察官を同乗させることも検討する。
●JR東日本、盛岡〜八戸間りんご印新幹線の愛称募集(4/10)
JR東日本は、今年12月に八戸まで開業する東北新幹線の東京—八戸間を走る新幹線と、これに接続して八戸—函館間を結ぶ特急列車の愛称を募集している。東京—八戸間には、長野新幹線などで使われているE2系車両をもとに、高速化を図り、乗り心地を改善した新車両が投入される。同区間の所要時間は現行から40分以上縮まり、3時間を切る。同区間は1日15往復、八戸—仙台間を1往復走る予定だ。新車両には、青森特産のリンゴをモチーフにしたシンボルマークが描かれ、側面の帯は東北の木々に咲く花をイメージしたピンク色になる。愛称の応募は今月30日まで。官製はがきに愛称、郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入して、〒150・0013渋谷恵比寿郵便局留「東北新幹線八戸開業 列車愛称募集」係へ。
●JR四国、初のリバイバル運転実施へ(4/14)
JR四国は、特急「南風」「しおかぜ」の運行開始30周年を記念して、6月15日に「懐かしの181系南風号」(高松〜高知)を、6月16日に「懐かしの181系しおかぜ号」(高松〜松山)を運転する。いずれもキハ181系を使用して1往復するもので、車内や高松駅などでオリジナルグッズを販売するほか、ヘッドマークのオークションも実施する。運転時刻などについてはまだ未定である。両特急は、1972年に設定され今年で30周年を迎える。
●マリンライナー新車両の概要発表(4/18)
JR四国は、高松—岡山間を走る「快速マリンライナー」に使用する新車両製造の概要を発表した。それによると、同社が保有する初の二階建て車両を導入するほか、15年度内に現在使用している車両との入れ替えを終える予定。14—15年度で46億1417億円の費用を見込んでいる。マリンライナーは高松〜岡山間を走行、瀬戸大橋開通後は乗客が増加傾向だったが、平成5年度の1914万人をピークに、13年度は852万人にまで減少している。明石海峡大橋開通や高速道路の延伸を受けて乗客減に歯止めがかからず、競争力向上が課題となっている。新たに製造するのは全32両。先頭車両を二階建てにするため、一列車編成を従来の6両から5両編成に変更する。また、現在の37両はJR西日本の所有だが、前側の3両分(計18両)をJR四国が、後ろ側2両(予備含む計14両)をJR西日本がそれぞれ負担して製造、保有する。製造費は一両当たり一億二千万—一億三千万円、二階建て車両はその一・五倍程度を見込んでおり、今後、メーカーと協議する。先頭車は一階が普通車指定席、二階はグリーン車。他四両は京阪神を走る「223系」をベースに製造し、自由席に使用する。この新車両導入により、高松—岡山間の所要時間は約3分短縮し、平均55分となる。(高知新聞より引用)
●山陽新幹線0系・100系リニューアル車両導入へ(4/18)
山陽新幹線こだまの車体が現在の白色からライトグレーを基調にした塗装に変わり、5月下旬に新デザインの車両がデビューする。車体側面の青いラインは、ダークグレーとフレッシュグリーンに。04年末までに全30編成がリニューアルを終える。JR西日本の南谷昌二郎社長は「新たな車体で、イメージも一新したい」。(毎日新聞より引用)
●東海道新幹線「びわこ栗東」駅設置合意へ(4/19)
滋賀県交通政策課は、地元から要望が出ていた東海道新幹線米原−京都間の新駅「びわこ栗東駅」(仮称)について「JR東海との間で設置に向けた大詰めの協議に入っている」として、近く合意する見通しを明らかにした。同県は早ければ2010年の開業を目指したいとしている。同課によると、新駅設置の事業費は約240億円を見込んでおり、事業費は基本的には地元自治体が負担する。同県は今後、周辺市町と費用の負担割合などについて調整する。(中国新聞より引用)
●JR九州、サッカーW杯に伴う臨時列車で西鹿児島〜大分間に臨時にちりん設定へ(4/20)
JR九州は、6月に開催されるサッカーワールドカップの大分会場輸送列車として、臨時の特急にちりんを西鹿児島〜大分間を設定することを決めた。上下あわせて1往復だけの運転で、上りは6/10・6/13に運転され、西鹿児島915→大分1457。下りは6/10・6/13に運転され、大分2232→西鹿児島609(6/16は、大分000→西鹿児島609)となっている。にちりんは平成7年4月のダイヤ改正で西鹿児島〜南宮崎間のにちりんをきりしまに置き換えている為に久しぶりの運転となる。また、ワールドカップ開催中は、にちりんの小倉〜博多間の延長運転もされることになっている。
●新幹線初のリバイバル運転へ(4/20)
JR東日本は、東北新幹線大宮〜盛岡間開業20周年を記念し、6/23に大宮〜仙台間を「想い出のあおば号」を運転することを発表した。運転時刻は、大宮1102→仙台1303。全車指定席で運転日の1ヶ月前から全国のみどりの窓口などで一斉販売する。あおばは在来線特急として活躍の後に昭和57年6月からは東北新幹線の各駅停車タイプとして活躍の場を移し、平成9年のダイヤ改正で惜しまれながら廃止されている。なお、6/22・6/23の同日には、特急「やまびこ」のリバイバル運転も既に決まっている。

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