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インドネシア(ジャワ)の鉄道に乗る


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乗車レポート


乗車レポート:目次 -2006/06/18 Sribilah Utama(スリビラ・ウタマ):メダン→トゥビン・ティンギ


★ 乗車レポート:2006/06/18 Sribilah Utama(スリビラ・ウタマ):メダン→トゥビン・ティンギ
乗車年月日2006年06月18日(日)
列車名/始発→終着Sribilah Utama(スリビラ・ウタマ)/メダン→ランタウ・プラパット
乗車駅メダン(Medan)駅
降車駅トゥビン・ティンギ(Tebing Tenggi)駅
シート/料金Eksekutif/Rp.60,000 (¥750:Rp.80/¥)
この料金は、終着駅ランタウ・プラパットまでの料金。途中下車したトゥビン・ティンギまでの乗車券が購入できるかどうかは未確認。
乗車駅発車時刻/(予定時刻)09:10/(09:10)
降車駅到着時刻/(予定時刻)11:00/(??:??)
補足料金の換算レートは乗車時期のもの。
「(予定時刻)」は時刻表掲載のもの。

改装されたメダン駅構内

上の写真はメダン駅の切符売場&待合室。
昨年・一昨年訪問時は改装中だった模様であり、今回広々とした空間へ改装されていました。(撮影:2006年6月18日 08:30頃)

ご参考: メダン駅(2004年10月時点の配置)
上のページの図では、待合室と呼べるような広い空間は確保されていなかった。図の中のLoket (A)と(B)を会わせたような感じで広間にしていました。

ホームなどについては、特に変化なし。そうそう、トイレが比較的綺麗になっていた。ただしRp.1,000の支払いが必要。

さて、この広々とした待合室を見て、『おお! インドネシア国鉄もやる気あるのかも。。』などと期待して乗車したのですが、結局酷い目にあいました(^^ゞ。

メダン駅:切符売場(Loket)

待合室の奥にある切符売場。(インドネシア語でLoket)
販売するのは当日売りのみで、発車時刻の30分~60分くらい前から開く。09:10発のSribilah Utama (Eksekutif, Bisnisの混成:Rantauprapat行き)の乗車券(Eksekutif)が購入できたので、乗ることにする。

実は、今回の渡航の直前に腰を痛めてしまい(^^ゞ、鉄道乗車は止めておこうかと思ったのだが、メダンに到着する頃には傷みがほとんど気にならなくなっていたので、乗ることにした。

切符の値段は、Rp.60,000(750円。Rp.80/円)。(2004年10月の時点ではRp.45,000だった)

メダン駅:改札(入口)

切符売場&待合室からホームへ向かう入口にある改札です。乗車券の確認とハサミ入れをおこなっていました。それから、乗車ではなく見送りなどでホームへ入る場合はRp.1,000を支払うことになります。

列車Sribilah Utama 編成

この日(6月20日)乗車した列車Sribilah Utamaの編成は次の通り。

先頭から;

  • 機関車(1)
  • 貨物車(1)
  • Eksekutif(1)
  • 食堂車(1)
  • Bisnis(4)

2004年10月に乗車した同じ時間帯のSribilah Utama ではBisnisが5両連結されていた。今回1両減らされている。

上の写真は、貨物車(白地に黄色い太いストライプ塗装)とそれに続くEksekutif(白地に赤の細いストライプ)を撮影したもの。ホーム中央に置かれている新しいオートバイ(2台)は、貨物車での輸送を待っているものと思う。(このSribilah Utamaに積み込んだかどうかは未確認)

なお、以前Eksekutif車両の窓枠にはめられていた鉄格子がなくなっていた。これはどうしてだろう? 投石がなくなったのか?(まさか!) ガラスが強化されたのか?(これはありえそうもない。。。) とは言え、おかげで席から外の視界は良好。

列車Sribilah Utamaの食堂車

上の写真はSribilah Utamaに連結されていた食堂車(Kereta Makan)の車内を撮影したもの。
エアコンは付いていないが、昨年5月に乗車したRajawali(Surabaya - Semarang間を走るEksekutif列車)の食堂車より、席はきちんと備え付けられている。ただし、調理場は壁で囲われていたのか撮影できず。

なお、発車前の時間帯なのに食堂車の席に座っているのはBisnis車両の乗客と思われる。(後で知ったのだが、Bisinis車両はすし詰め状態だったらしい)

・ご参考: 乗車レポRajawali (2005/05)

列車Sribilah Utama 行程

上の写真は、列車Sribilah UtamaのEksekutif車内。

2004年10月乗車時の車両に比べるとかなりマシな感じです。以前撮影したKinantan(Eksekutifのみで編成されている列車)の車内と天井の照明など装備が似ているので、そのお下がりかも。

以下、下車したTebing Tinggiまでの行程を書いておきます。

08:40Sri Bilah Utama入線。乗り込んだ後まず食堂車を見学(上述の通り)
09:00機関車の接続(だと思う。大きなショックとともに列車が揺れたので)
09:10定刻通り発車。
09:30食堂車の係員が注文を取りに来る。Bir Bintang(Rp.20,000)があった!だれが飲むのだろう? Kopi Susu Panasを注文した。(Rp.6,000)
09:40Polsuska(鉄道警察)官(一人)の巡視あり。
09:43Lubak Pakam駅停車。物売りがたくさん入ってくる。Aqua、Ayam Goreng、Fruit、ゆで卵など。5分ほど停車。
09:50飲料水のパック、ケーキ、濡れティッシュを配る(乗車券に含まれているサービス)
10:03停車。駅の名前わからず。
10:15驚いたことに、流しの一団が入ってくる。Eksekutifクラスなのになぜ? Rp.1,000を渡す。
11:00Tebing Tinggi着。5分間ほど停車。メダン方面行きのEkonomi列車がすれ違いのために待ち合わせていた。

乗車券は終点のRantauprapatまでのものを購入していましたが、終点まで行くとこの日のうちにメダンまで戻ってこれるか不安だったので、Tebing Tinggiで下車しました。Tebing Tinggiからならタクシーでもなんとかメダンへ戻れる距離と思われたので。(結局、自動車をチャーターしメダンへ戻る破目になるのですが。。。) あと、車内の揺れは結構酷かったですが、以前Sribilah Utamaに乗車したときに比べれば大したことはありませんでした。揺れが酷かったのは車両のせいかもしれません。

それから、走行中のEksekutif車両へ流しの一団が入ってきたのには驚きました。2004年10月に同じ列車へ乗車したときだと、Tebing Tinggi駅停車中に流しが入ってきたことはありましたが。車掌やPolsuska(鉄道警察)は何をやっているのだろう!!! 少し前に、ジャワの鉄道で「流しの一団をなんとかしろ!」という投書がKompasにありましたけど、ひょっとしたらジャワでもEksekutif車両へ流しの一団が乗り込んでくる状態となっているのかも。。。。

Kopi Susu Panas

上の写真は、列車Sribilah Utamaで注文したKopi Susu Panas(ホット・ミルク・コーヒー)。
実体はコーヒーと練乳を一緒にしたものでした。お値段Rp.6,000。

注文時にメニューを一瞥したところ、食べ物・飲み物の種類は結構豊富。あわせて40種類くらいあったと思います。驚いたのはBir Bintang(ビンタン・ビール)がメニューにあったこと。こんなの欧米系の旅行者くらいしか飲まないのでは??

とは言え、昨年(2005年)5月に乗ったSancaka(Surabaya - Yogyakarta)でもビールが出てきましたので、ほとんど全ての食堂車にビンタン・ビールはあるものと思います。

・ご参考: 乗車レポSancaka

ケーキ、飲料水の配布

09:50頃に配布された飲料水、ケーキ、濡れティッシュが入った紙箱。(乗車券に含まれているサービス)

前回(2004年10月)乗車時に配布されたのは小さな菓子パン×1つが入った紙箱だった。今回は飲料水のパックと濡れティッシュが追加されたわけだ(^^ゞ。ところで、私に配られた紙箱に入っていた濡れティッシュは中身がカラだった。機械でパッケージされていると思うのだが、どうやったら中身がカラになるのだろう??

Tebing Tinggi駅

Tebing Tenggi駅に停車中の列車Sribilah Utama。Eksekutif車両を撮影。
この駅で下車した乗客はごく僅かでした。Eksekutifだと私を入れて2~3人程度。Bisnisからは10数人くらい降りたかもしれません。

この駅には5分程度停車していました。車両へ乗り込んで行く物売りの数も多い。

列車Lancang Kuning

上の写真は、Tebing Tinggi駅に停車中の列車Lancang Kuning。メダン方面行きで全席Ekonomi×6両の編成。列車Sribilah Utamaとすれ違うために停車していた模様。Sribilah Utamaの発車後しばらくしたら出発して行った。

Tebing Tinggi駅に停車中の列車Lancang Kuningの先頭部分。
車内は相当込んでいる模様。それから、機関車の運転席附近に子供が何人か乗っている。まさかこのまま発車したのだろうか。(ありえそうだが。。。)

Tebing Tinggi駅:駅舎

上の写真は、Tebing Tinggi駅の駅舎です。駅前の広場から斜めに駅舎を撮影。
写真右端のブルーの屋根の場所が改札&切符売場のある待合室への入口。駅前には、客待ちのベチャ(側車付きのオートバイタクシー)数台停車していました。

Tebing Tinggi駅:Bisnisは満員!

上の写真は、18日12:20頃Tebing Tinggi駅に到着した列車Sribilah Utama(メダン行き)。

Tebing Tinggi駅で途中下車した私はありがたいことに駅員さんに誘われ、カンティン(コーヒーショップのようなもの)でお茶しながら、メダンへ戻る列車が来るのを待たせていただきました。

さて、12時過ぎにメダン行きのSribilah Utama(上の写真)があったのですが、このTebing TinggiだとEksekutifの乗車券購入は不可能とのこと。これはある程度予想していたことなんでBisnisの切符を購入。お値段Rp.35,000。駅員氏の話では座席はBebas(自由:座席指定なし)となっている。これも昨年3月に乗車したDolok Martimbang(Bisnis列車)で経験済みなので、それほど不安には感じなかった。要は空いている席に座ればよいのである。

しかし、やってきたSribilah UtamaのBisnis車両を見てビックリ! 席は全部埋まっており、通路やデッキに立っている乗客が多数。これってEkonomiと同じじゃないの?? 駄目元でいったん乗り込んでみたものの、空いている席はなし。。。。立ったままメダンまでの2時間弱をすごすのは無理だよな。。。。。痛みはないとは言え、腰も不安だし。

『タクシー探してメダンへ帰ろう!』と決心した私は列車が走り出す前にサッサと降り、駅員氏から切符の払い戻しを受け取るとベチャに乗って駅を後にしたのでした(^^ゞ。

ベチャの運転手に「タクシー会社へ行ってちょうだい」とお願いし、連れて行かれたのは華人の奥さんが切り盛りしている会社。メダンまでRp.200,000(2,500円。Rp.80/円)なんで手を打ちました。

チャーターした自動車は比較的新しいToyota Kijang。メダンのホテルまで約1時間40分ほどで走りきってます。自動車を使っての長距離移動は久しぶり。運転手氏(華人のオジサン)はかなり飛ばしたので後部座席で緊張しながらの移動でした。目一杯スピードを出す、前の車は絶対に抜く!というインドネシアでは「模範的な」運転振りでした(^^ゞ。

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