沖縄電気鐵道 浦添線 -ATC研究室-        
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ATC研究室 〜自動往復運転回路の研究〜

 

2.車両位置の検出

車両の位置を検出する方法は様々あり、主なものが 「カーサロンモリ」 さんのHPにて紹介されていますので、参考にして下さい。

今回、私が利用した方法は、「給電フィーダー」の途中に入れたダイオードとの電圧の差(電圧降下)でフォトカプラーを作動させる方法をとりました。
例(下図参照、検知試験回路をブレッドボード上に作成して検証しました。)では、進行方向に進んだ車両がギャップを越え、(2)の区間に入った時にフィーダー間の電圧が、ダイオード1個分(約0.7V)降下し、電位差が生じる。
この電位差でフォトカプラーがスイッチ代わりに作動し、位置を検知(下図では、LEDを点灯)出来ます。
(追記:ダイオードは(2)-(4)間に順方向にダイオード2個分1.4V電圧降下が起きるが、逆方向にダイオード1個分0.7Vの電圧降下を起こすため、その差の0.7Vの電位差が電圧降下分となる。)

しかし、この場合、進行方向には検知が出来ますが、逆方向には検知出来ません。
それを逆手に取って、進行方向の確認や電圧降下を利用し、減速させる事も出来るので、一石二鳥いや三鳥の方法かもしれませんね。(笑)

次章で 「自動往復運転の回路」 を紹介します。

   
    車両の位置検出(試験回路)   

注意)
 前章でも触れましたが、今回は「単線」を前提にし、手前側を「プラス」、奥側を「マイナス」として給電フィーダーを入れてあります。(多くの単線モジュールで、同様の仕様にしている様です。)
 また、通常「Nゲージ」では、進行方向の右側に「プラス」が来る仕様ですので、それに準じて説明しています。他の条件の際には、同様な動作をしない事があるかもしれませんが、その点は自己責任という事でお願いします。

  

  

 回路図作成プログラム:
    QT-BSch3V(Mac版)使用
    回路図エディタBSch3V(WIN版)は、 水魚堂オンライン をご利用下さい。

  

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