ボギー貨車のページ
トキ15000:
KATOで一番古くからラインナップしている貨車、かなり旧いロットと最新ロット
私が模型を始めた1970年代初頭、製品番号801として、
関水金属のカタログ
の貨車の項の最初に載っていました。
当時のロットは荷台の内側も真っ黒(無塗装)でしたが、それから30年経った今でも、
内部が赤茶に塗られた以外は、ほとんどそのまま生産されています。
私が最初に手に入れたのは2004年の最新ロット(右)で、
続いて1970年代のロット(左)を2005年に手に入れました。
どちらも中古模型ショップで、美品を見つけたものです。
この貨車はOKIも小学生の頃持っていて、あまりにも車重が軽いため、
よく脱線していたのを思い出します(笑)
トキ25000:ちょっとレアなTOMIX香港製と、ありきたりな(?)KATO製
まず左は、TOMIXが香港生産していた時代の製品です。
この形式がかつて発売されていたことを私はすっかり忘れていて、
たまたま中古模型ショップで、箱のないジャンク品を発見したとき、驚き、喜び、買ったものです。
右は今でも新品が手に入るKATO製で、なんとなくそのうち買おうと思い続け・・・
やっと2007年になって、最新ロットの新品を当鉄道にも増備しました。
両者を比較してみると、プロトタイプの差や設計技術・金型技術の差が散見され、なかなか興味深いですね。
外見では、リブが多くて細かい表現をしているKATO製と、リブが少なくすっきりとしたTOMIX香港製、
といったところですが、走行性能に目を向ければ、
かなり軽く作ってあって、積荷なしでは脱線しやすいKATO製と、
フレームの部分を金属製として重量を稼いでいるTOMIX製という、
思想の違いもありました。
どちらも複数所有しておきたいところですが、なにぶんTOMIX香港製はレアですからねぇ。。。
どちらも手前のリブが多い方がKATO製、スッキリしている方がTOMIX香港製。
レサ10000、レムフ10000:
旧製品は全て80年代のロットです
高速貨車の一員、レサ10000とレムフ10000です。
かつて新発売されたとき、1stロットのレムフを1両だけ買ってみたものの、
車掌室がコキフ10000の流用で玩具的だったのに幻滅し、それ以降はそのままにしていました。
しかし2004年になって、レサとレムフの長大編成を再現したくなり、
レサ3両とレムフ1両をネットオークションで入手、レサ5両を中古模型ショップで少しずつ手に入れ、
10連で活躍させていました。
そして2006年、レサ10000の中古品を中古模型ショップで安く手に入れたので、
現在は11連という、堂々たる編成になっています。
尚、これらは全て、最初に買ったレムフと同じく、80年代の旧いロットです。
尚、後から手に入れたレムフのテールライトには酷い色差しがあり、修正するのが困難だったので、
思い切って
点灯化改造
をしてみました。
かつてのコキフ10000から流用した、玩具的な外観を補って余りある、その効果に注目です。
(って、まだ塗装が終了していませんが。。。。)
レサ10000、レムフ10000(ぎんりん・とびうおセット)
KATOが2006年に発売したセットです。
レムフの車掌室をリニューアルし、テールライトと車掌室内が点灯式となりました。
この車掌室の変更は、私の長年の希望でもあり、それがようやく叶ったので、予約して買いました。
車掌室のディテールはもともとのっぺりしているため、リニューアルによる効果はさほどではありません。
しかし、エンドビームをちゃんと表現したことにより、一気に実感的な顔つきになったのには驚きました。
また、旧製品の
テール点灯改造
はしたことがありますが、
このリニューアル車掌室は、室内も蛍光灯色で点灯するようになっていることが凄いです。
ユーザ取付オプションではなく、製品として最初からそうなっているのは、歓迎したいと思います。
対して・・・レサ10000の方は、台車変更とナックルカプラー標準装備だけで、ボディは旧製品と同じでした。
なのに値段が上がってしまったし、おまけに・・・増結用の単品はあっという間に品薄になったので、
私は旧製品を利用して、長大編成を再現しました。
編成にして走行させてしまえば、旧製品とリニューアル品はほとんど区別がつかないので、
これでも充分ですよ。
レムフ10000。左が旧製品、右がリニューアル品。エンドビームの表現が最大の違いです。
ワキ5000:
KATOの初回ロット2両とTOMIX香港製
左写真のKATOのワキ5000は、既に販売されていた高速貨車ワキ10000と全く同じボディで、
'80年頃に登場したものです。
私は発売と同時に1両買いましたが、すぐにハンブロールエナメルで激しく汚してしまいました。
それから20年以上経った2004年になり、同時期のロットを中古模型ショップで入手でき、
やっと2両になった次第です。
こちらは汚さないでおくことにしましょう(笑)
またTOMIX香港製は、同じワキ5000ながらKATOとは屋根の形状や表記などが異なり、
ずっと欲しいと思っていました。
しかし発売されていた当時は、「いつでも買える」と思って手を出さなかったため、
新品で手に入れることができなくなっていました。
それから20年・・・2005年に中古模型ショップで1両ずつ発見できたので、
今はKATO製と同じく2両になりました。
この香港製は最近は河合ブランドになっているので、そちらも機会があったら買うことにしましょう。
奥がKATO製、手前がTOMIX香港製。屋根や表記に違いがあります
ワキ1000:トミーナインスケール時代のロットををゲット〜!
2008年、中古模型ショップで発見したものです。
痛んでいるとは言え紙箱が健在で、しかも破格値、車輌は綺麗!なんですから、
買うしかないという状態です。
トミーナインスケールが本格的に国鉄型に進出した頃のロットで、
同じ金型を用いた河合製が今では入手できますが、
こちらのの方が艶消し度合いが強く、渋い仕上がりになっています。
とりあえず、蒸機牽引の貨物列車の中にでも、入れてみましょうか。
ワサフ8000:KATO製品3両を切り継いだ苦心の作
KATOのスユ44の屋根、側板、妻板、床下、ワキ10000の側板、
そしてレムフ10000の車掌室と床板を切り継ぎ、製作した車両です。
思ったよりも切り継ぎ箇所が多く、見た目以上に時間がかかりましたが、
まぁまぁ満足できるレベルにはなったかと思っています。
(詳しくは
ワサフ8000製作記
をご覧ください)
車掌室以外は製品の塗装をそのまま活かしているので、編成に組み込まれていても、違和感ありません。
もうちょっと簡単にできるなら、量産化するんですけどね。。。
ワキ10000:おそらく'70年代ロットの美品と、'80年代の表記違い品、そしてもっとも初期のトップナンバー
'70年代(?)ロット '80年代ロット
'70年代ロット(トップナンバー) もう1両トップナンバー
KATOの貨車は、関水金属ブランドの頃からずっと販売され続けているものが多いのですが、
このワキ10000もそのひとつ。
色を塗り替えてワキ5000としても使われているこのボディ、
とても40年も前に設計されたとは思えない、素晴らしい出来だと思っています。
でも私は、今まで1度も入手したことはありませんでした。
そんなワキ10000のかなり古いロットを、ネットオークションで手に入れました。
とは言え、これが欲しかったのではなく、コキ10000冷蔵欲しさに手に入れた、セットに入っていたものです。
最近のロットとは、裾の緑の塗り分けが微妙に違っているし、緑色の色調も異なっています。
1両だけじゃサマにならないので、少なくとも数両を集めないといけないと思い始め、
店頭に並ぶ新品ではなく、敢えて中古品を探してみると・・・
ありました!'80年代のロットが、安く売られていたのです。
最新ロットは、'70年代のロットと同じ所属「大」、同じ番号「10026」となっているのに、
この'80年代のロットでは「南」「10138」となっていたのです。
もしかしたらこのロット、今では貴重なのかもしれませんね。
・・・などと思っていたら、もっと旧いロットを入手してしまいました。
そしてこちらは、所属は南、車番が10000になっているのです。はて??
KATO(関水)はその昔、製品の車番を全てトップナンバーにしていたので、
これが、ごく初期のロットであることは、間違いありません。
ってことは、何度か南と大を交互にして販売いるんでしょうかねぇ???
こちらの裾は、今の塗り分けと大差ないんですが。。。
うーん・・・よくわかりません。
などと書いたことすら忘れて、その後またトップナンバーのロットを手に入れてしまいました。
トップナンバーばかりになってきたので、
そろそろ新しいロットも増備することにしましょう。
左写真:上が'70年代(?)ロット、下が'80年代ロット。裾の塗り分けの差にも注意。
右写真:下が初期のロット。ナンバーに注目。
西武テキ401:KATOとマイクロエースでこれだけ違うっていうのは・・・??
西武のセメント列車には欠かせない存在の私有貨車です。
マイクロエース製の方はネットオークションで、セットのバラシ品を手に入れました。
ちょっと高かったのですが・・・側扉が開閉するというところがお気に入りです。
片やKATO製の方は、セメント列車セットに入っているものです。
この2両、並べてみて愕然としました。
なんと、マイクロエース製の方がふた回りほど大きいのです!(KATOが小さいのか?)
まるで・・・違うスケールの車両ではないかと思うくらいです。
これは一体どういうことなのでしょうか?
私は実車を知らないので、大きさの異なる個体が存在したのかどうかも知りませんが、
でもここまで大きさが違うことはあり得ないですよね。
編成に並べて入れると物凄く違和感があるので、2両は離して入れています(笑)
左写真:手前がKATO、奥がマイクロエース。
右写真:これだけ高さも異なります。。。
ホキ2200:
貨車には珍しい色ですよね
KATOが新発売した当初、まず1両買い・・・その後そのままだったのですが、
ネットオークションで5両セットが安く出たのを発見、一気に増備と相成りました。
そのため、1stロットの1両だけ、色合いが違います。
ホキ2200は、かつてTOMIXの香港製もありましたが、
手すりが太いとか、艶消し塗装が非実感的で、KATOにはかないませんでしたね。
ホキ2500:青梅線・南武線の石灰石輸送に活躍した、ローカル色濃い貨車
かつて、ED16が石灰石輸送に活躍していた頃、貨車はこのホキ2500でした。
私も見た記憶があり、地元民としては、ぜひとも欲しい貨車だったのです。
GMとマイクロエースから製品が出ていますが、しかし両者とも既に品薄で、
なかなか入手することができないでいました。
そしたら2008年、GMの3両セット製品が、とある模型屋に積まれているではないですか!
こりゃタマラン!というわけで、2セット6両を購入したのです。
出来に関しては特に不満なところはなく、かといって特筆するようなところもありません。
それよりもさすがは「キットのGM」製と言うべきなんでしょうか・・・
ナンバーはデカールだし、2つのハンドルは後付けしなくてはならず、
しかもそのうちひとつは、白く塗装しないといけません。
積荷カバーも「灰色に塗りなさい」と書いてありました。
全てにナンバーを貼り、ハンドルとカバーをを塗装して取り付けるのには、
結構な時間がかかりましたが、それだけ楽しめたとも言えます。
でも、なんでインレタでなくデカールなんでしょうか?
デカールは剥がれが懸念されるので、貼り付け後に半艶クリアスプレーを吹きました。
また、デカールの段差を目立たなくするため、白いパステルで石灰石汚れを表現しています。
汚れは1両ずつ程度を変えています
ホキ5700(チチブセメント):河合の最近の製品は凄いですね
地味ながら、貨車をたくさん出し続けている河合。
ここのところの、製品の質の向上ぶりは凄いと思っています。
(この貨車はTOMIXの香港時代から売られていたものですけど)
ただ・・・貨車なのに数両セットで数千円もするのは、どうしても購入をためらうのも事実。
この貨車も、安売りの模型店でポイントカードも利用して、4両まとめて安く買いました。
ただ、高いだけのことはあり、出来は素晴らしく、一気にお気に入りになりました。
早速増備を考えたのですが、チチブセメントは人気のようで・・・
やっと見つけたもう1箱(2両)を増備できたのです。
旧型電機に連ねて、昔のセメント列車の雰囲気を味わうには最適でしょう。
ホキ5700という形式は、関東ではあまり馴染みのない形式だったようですけどね。
秩父鉄道ヲキ100、ヲキフ100:秩父デキ200を働かせるために買いました
秩父鉄道デキ200が就役したものの、牽かせる貨車はやっぱりこれでしょ、ってことで、
ネットオークションで入手したものです。
秩父鉄道オリジナルのユニークな石灰石ホッパー車を、そつなく模型化していますね。
レタリングが美しいのもさすがはマイクロエース。
車輪のスポーク表現も素晴らしい。
しかし・・・オーバーハングが二次会ため、カプラーポケットが車体からはみ出してしまい、
連結面間がとてつもなく広くなっていたのです。
そこで、入手と同時に車間を
大幅に詰める加工
をしました。
これで見事な編成美になっています。
タキ3000(黒):
KATO製は汚しすぎた1stロットと最近手に入れた品、TOMIXは香港製
上段左写真右の思いっきり汚してあるものはKATO(関水金属)タキ3000の1stロットで、
発売後、すぐに手に入れました。
当時はこの極細の手すり表現に驚愕したものです。。。確か中学生だったと思います。
しかし・・・付属の紙シールで石油会社名やロゴを貼ると、貼った箇所が目立って気に入らなかったので、
大学時代にエナメル塗料でウェザリングし、貼った痕を目立たなくしてしまいました。
(って、いくらなんでも汚しすぎです)
上段左写真左の綺麗な方は、2004年になって中古模型ショップで手に入れたもので、
車両のケースは同じ旧いタイプですが、車番が異なっていたので再生産品だと思われます。
上段右写真の2両は、2004年に中古模型ショップで見つけたもので、
どうやら1stロットらしいのですが、その割には綺麗な状態でした。
そして下段はTOMIX香港製2種。
当時の香港製は極細の手すりを表現する事は至難の業だったようで、
ハンドブレーキ周り以外に手すりのない、ちょっと特殊なタイプになっています。
いちおう実物にもそういうタイプはあったと聞いていますが、
おかげで精密なKATO製との差が際立ってしまい、当時は見向きもしませんでした。
それが今では、ジャンク品として安く出ていたら買わざるを得ない、そんな対象になっています。
会社のロゴが異なる2種類を入手出来ました。
どちら折れやすい梯子とハンドブレーキが健在なのが嬉しいです。
手すりのあるKATO(奥)、手すりのないTOMIX香港(手前)
タキ18600:マイクロエースの白くて長いカッコイイタンク車
最初に箱ナシジャンク品として、1両だけ格安で売られていたものを購入しました。
2両セットで売っていたのは知っていましたが、なにしろ定価は結構お高いので、
こうして安く手に入るのは、大歓迎です(・・・っていうか、格安じゃないと、買う気がしないんですが)
クリーンな白く長いタンク、見事なレタリングが素敵ですね。
同じ店に新品セットも2種類まだ売っていましたが、「日産化学工業」はなかったので、
もしかして今では希少品なのかな?・・・そう思ったら増備したくなってしまいました。
しばらくして、別の店で1セット新品が売れ残っているのを発見したため、喜び勇んで増備してしまいました。
これは新品なので、赤色反射板も付属していて、いい感じです。
やはりこの手の貨車は複数が連結したいですね。
タキ23800:1両目はぶら下がりジャンク、後の2両は新古品。とりあえず買ってみました。
マイクロエースのこの製品には数種類のバージョンがあり、全て2両セットになっています。
しかし決して安いとは思えず・・・なかなか購入するまでには至りませんでした。
そんなとき中古模型ショップで、1両だけのバラシ品が格安でぶら下がっていたため、
最初の1両はつい買ってしまったというわけです。
手に入れてみると、単品で見たら確かに地味ですが・・・
シルバー車体がなかなかいい雰囲気で、たくさん連ねたら格好よいのでは?と思うようになり、
やがて2両入りの安い新古品を見つけたので増備してみました。
タキ25000:長〜いタンクが貫禄充分
1両目は中古模型ショップで見つけ、その長大なタンクが気に入り、買ったものです。
それまでTOMIXがこの形式を出していたのは、全く知りませんでした。
やっぱりタンク車は複数なきゃ・・・と思っていたところ、
ネットオークションに同じモノが安く出品されたので、2両目を手に入れることができました。
そして3両目は、中古模型ショップで手に入れました。
上のタキ3000ともども、もっと両数を増やしたいと思っていますが、新品は結構なお値段なので、
今後も中古を見つけたら増備することになるでしょう。。
でも・・・私はこのタキ25000って、実物を見たことがないんですけどね。
タキ35000:KATOらしくすっきりまとまったガソリン車
2008年、KATO久しぶりのタンク車の新製品です。
この形状のタンクは、今でもたまにタキ43000やタキ1000の中に見かけることがありますが、
それがこのタキ35000なのかな。
KATOらしく、細くて丈夫な手すり、エッジが立ったシャープな造形、転がりのよい台車はさすが。
もうちょっと艶を抑えてくれたほうが好みなんですが、それもまたKATOらしい点です。
さっそく2両を購入し、タンク列車に入れて活躍させています。
タキ43000:KATO製1stロット青と新塗色は3社混合
KATO製青('80年代のロット) KATO製青(2000年代のロット)
TOMIX製青(香港製・'80年代のロット)
KATO製緑 河合製緑
まずKATOの青い方は、1980年代初頭に発売されたとき、ホキ2200と1両ずつ買ったものと、
25年の時を超えて、KATOのホビーセンターで増備したもの。
初回ロットと最新ロットということになりますが、ほとんどその差は感じませんでした。
KATOからはタキ3000、DD13、ヨ8000と、手すりの細さに驚く製品が発売され、このタキ43000も続きました
しかし当時の貨車としては800円という価格は高く・・・二軸貨車の方が好きだったこともあって、
ついつい増備せずに今に至ってしまっています。
実車はタキ1000などに混ざって今でも活躍していますが、今は亡き「共同石油」のマークが泣かせます。
2007年になって、中古模型ショップでTOMIX香港製の青を発見したのです。
そういえばTOMIXもこの形式を出していたんですね・・・すっかり忘れてました。
確かに河合製の新塗色と比べてみたら、全く同じ型でした。
KATOに比べれば手摺りの細さや走行性で敵いませんが、これはこれでアリではないでしょうか。
続いて、新塗色の方はKATO製2両と河合製2両です。
KATO製は中古模型ショップで、河合製はネットオークションで手に入れました。
KATO製は、青いタキ43000とディテールは共通なのに、塗色の違いだけで一気に近代的になりますね。
河合製はTOMIX香港製の流れをくんでいますが、なかなかの出来です。
でも走行性にやや難があり、車輪の転がりが悪く、車体が左右に揺れるのが難点かな。
また、両メーカーは、ずいぶん色合いが違いますね
左写真:KATO製(奥)とTOMIX香港製(手前)
右写真:河合製(奥)とTOMIX製(手前)。型は同じです。
タキ50000:TOMIX香港時代の傑作、3軸ボギー車
同じ金型を用いた製品が河合ブランドで今も発売されていますが、
これはTOMIXブランド・・・同社がが香港製貨車を出していた時代のものです。
当時の香港製貨車の中では、一番手間がかかっているのではないかと思います。
タキ3000では表現できなかった手すりを(KATOより太いとは言え)、しっかり表現されているし、
他に流用できない3軸ボギーも、わざわざ作っています。
(転がりは、かなり悪いですが!)
タンク側面のレタリング類もかなり細密にできています。
ここまで頑張ったのに、タンク径がなぜかスケールよりも細いのは、残念ですけどね。
迫力ある大型タンク車ばかりを連ねるのも、いいかもしれません。
・・・ってことで、機会があれば増備したい車両です。
タキ1000:現代のガソリン輸送の主役
上はいずれもKATO製
これはマイクロエース製
21世紀の貨物列車と言えば、統一された編成が美しい、コンテナ列車、そしてタンク列車でしょう。
左のタキ1000は、2004年に買った新品です。
昔のようにシールを貼る必要もないし、塗装や表記の進歩ぶりもさすがです。
貨車1両が1000円以上もするとは・・・高くなったものですが。
そして右の1両は、中古模型ショップで発見したもの。
タキ1000とタキ43000が混じった長大なタンク列車を再現したいんですが・・・まだまだですね。
ということで久しぶりに増備下のは・・・マイクロエース製の日本石油輸送色2両セットでした。
新古品が安かっし、編成最後尾に付ける反射板が付属しているので、買ってみたものです。
実物も車輌によって色合いに差があるので、複数メーカー製品を混ぜるのも、またいいと思います。
左写真:手前が河合製タキ43000、奥がKATO製タキ1000。色合いがかなり違います。
右写真:KATOのタキ1000(左)とタキ43000(右)。台車、デッキ、床下などに違いがあります。
タキ1900(セメントターミナル):カラフルなセメント車
グリーンマックス製のタキ1900の、セメントターミナル仕様です。薄緑のカラーが新鮮です。
大手模型ショップで、セット品のバラシの新品を1両、
ネットオークションで3両セットを格安で2セット計6両、入手しました。
なぜか・・・セットバラシの1両のみ、ハンドブレーキの色が違います。
最近はカワイブランドで売られているようですが、この差はロット違いなのでしょうか。
そしてその河合ブランドの1両も、中古模型ショップで手に入れました。
これで全部で8両になっています。
タキ1900(三菱セメント):西武のセメント列車で有名
上のセメントターミナル車を買ったのと同じとき、同じようなバラシ品として入手した2両、
ネットオークションでセットのバラシとして入手した3両、
そしてE851セメント列車セットの5両、合計10両全てKATO製品です。
黒いタキ1900は、カワイ、マイクロエースからも製品が出ていますが、
KATO製がディテールが一番いいと思ってます。
この10両にテキ、ワフを加えた長大編成をE851の重連で牽くと、そりゃもう、かっこいいんですけど、
重連ならばもっと長い方がいい・・・ということで、中古模型ショップで見つけた2両セットを増備しました。
現在、総数12両です。
タキ1900同士の比較
セキ3000:
GMブランドの香港製、河合のセキ6000とは同じ金型。TOMIX香港製も入手
中古模型ショップで見つけた、GMブランドの3両セットとTOMIX時代の1両です。
GMブランドの方は台枠が取れやすい状態でしたが、他は問題なし、安かったので購入しました。
GMとは言っても、下の河合製セキ6000とは全く同じ金型で、そのルーツは旧TOMIX香港製。
河合ブランドに金型が引き継がれるまで、GMが限定品として発売したものです。
このまさにTOMIX時代のものも1両、同じく中古模型ショップで発見しました。
タキ3000は「道外禁止」という文字が入っていて、側面の帯もオレンジ色。
北海道だとか本州だとかはあまり気にせず、D51や9600に長大編成を牽引させるとサマになりますね。
左写真:側面に書かれた「道外禁止」の文字
右写真:左がGMのセキ3000、右が河合のセキ6000.車体は全く同じです。
TOMIX香港製
セキ6000:KATO製と河合製の競演。
石炭がまだエネルギーの主力だった頃、石炭を燃料とする蒸気機関車が、
石炭を満載した貨車の長大編成を牽引するという姿が、当たり前のように見られたものです。
そんな列車を再現したいと思い、一気に増備しました。
KATO製の中古美品4両、河合製新品3両です。
この2種、実車のプロトタイプが異なるようで、ハンドブレーキの大きさ、取り付け方法、
黄帯の塗り方などが異なります。
でも、車幅や背の高さまで違うんですけど・・・実物も同形式でこんなに違うのでしょうか?
また、いつもシャープなKATOと、香港製らしくややぽってりした河合製という、
模型の違いも見られますが、どうしてどうして、甲乙つけがたい出来だと思います。
左写真:妻面の構造もこんなに違います。車幅や背の高さも。。。(左がKATO、右が河合)
右写真:側板の薄いKATO製(上)と、厚みたっぷりの河合製(下)。
河合製は元々TOMIX香港生産のもので、同じ金型です。
コンテナ車各種:
20両以上の長大編成化が夢
コキフ10000(冷蔵) コキ10000(冷蔵)
コキ10000(冷蔵) コキ10000(冷蔵)
まずは高速貨者10000番台。最初の2両はどちらも、同じ中古模型ショップで
「箱ナシ・テール色差しあり」のジャンク品として売られていたものです。
色差しはテールライト部分で、比較的きれいにできているし、傷や汚れは見られませんでした。
冷蔵コンテナ付きは今や製造されておらず、中古流通価格が高騰しているので、
ジャンク品と言っても、当時の新品定価の2倍もしました!
最初に手に入れたのはコキフで、これ1両だけ持っていてもどうしようもないし、
10000系列は既にマイクロエース、TOMIXからも製品化されているし・・・
どうしたものかと思っていたら、その僅か10日後に、同仕様のコキを入手できたのですから
「欲しいと思ったらすぐに現れる」というジンクスは、まだ生きていました(笑)
ところで、この頃のコキ10000、コキフ10000は、もともとテールに色差しされていたのかな?
その後、同じく中古で手に入れた1両にも、同じ色差しが入っていたのに、
最近のロット(普通コンテナ付)には、この色入れはなかったのです。
どうなんでしょうか?
ところで、最近のKATO製コキ10000には、冷蔵コンテナ付きがありません。
そこでまず・・・下のコキ5500とコンテナを交換し、冷蔵仕様としました。
その後もさらに、冷蔵コンテナ付きの中古品を、見つけるたびにゲットし続けています。
冷蔵コンテナ付きは再生産されていないため、中古のわりに比較的高価ではありますが、
なにしろ昔はたくさん売られていたもの、中古品の流通が多いのは、とても助かっています。
冷蔵コンテナのみの編成で・・・今や9両にもなりました。
このまま冷蔵コンテナばかりの長大編成を目指そうと思います。
関水金属草創期からある製品のため、ディテール云々は言っても仕方ありませんが、
車掌室が玩具っぽいとか、コキのくせにテールランプつきってのも・・・いじりたくなってしまいますねぇ
コキフ10000 コキフ10000(SEKISUI KINZOKU)
コキ10000(SEKISUI)
しかしその後・・・ネットオークションで複数の貨車をゲットしたら、
その中にコキフ10000の普通コンテナが混じってたのです!
うーん・・・普通コンテナ仕様も揃えないとなぁ・・・
ということで、中古模型ショップでTOMIXケースに入った2両を手に入れてみました。
しかーし!この2両は自分にとって、とてつもないお宝だったのです!
どちらもかなり初期のロットですが、最近の製品との違いを書いてみます。
コキフ
・車掌室とコンテナが一体成型になってる(最近のは別パーツ)
・コンテナの番号が全て6000(最近のは全部別番号)
・車番がコキフ10000(最近のは別番号)
・所属の「東」が印刷済み
・カプラーポケットが最近のものより簡素な構造
・床板裏面の刻印は「SEKISUI KINZOKU」(最近のは「KATO」のマーク)
左写真:一体化した車掌室とコンテナ
右写真:コンテナは6000、車番は10000
コキ
・コンテナの番号が全て6000(最近のは全部別番号)
・コンテナに印刷された文字が不鮮明
・コンテナの色がちょっと濃い
・車番がコキ10000(最近のは別番号)
・所属の「東」が印刷済み
・カプラーポケットが最近のものより簡素な構造
・台車、コンテナ、ウェイトがネジで固定されている
・床板裏面の刻印は「SEKISU」(最近のは「KATO」のマーク)
左写真:コンテナは6000(かなり不鮮明)、車番は10000
右写真:ネジで台車が留まってる!
床板にコンテナはめ込み穴がなく、台車のネジで固定されてる!
床板裏面の刻印から察するに、どちらも紙箱入りで売られていた時代のロット('70より以前?)でしょう。
しかし!コキの「ネジ式構造」にはほんとに驚きました。
KATOにこんな構造の貨車があったなんて!
どちらもかなり汚れていますが、すっかり、私の「お宝」です。
活躍させるために、KATOカプラー化だけはしましたが、これからも大切に使用するつもりです。
コキ5500(冷蔵コンテナ) コキ5500(普通コンテナ)
コキ5500(TOMIX)
続いても、同じく古いKATO製品であるコキ5500。
製品としては、単にコキ10000を塗り替え、台車を交換してバリエーションを増やしたものです。
こちらも冷蔵コンテナ付きは希少らしく、結構な高値になりましたが、ネットオークションで手に入れました。
'80年代初頭のロットですが、かなりの美品でした。
(その後コキ10000の普通コンテナ付きを入手したので、コンテナを交換しています)
また、中古模型ショップでは、箱のない状態で、普通コンテナ付きを2両手に入れました。
コキ5500は、TOMIX製品も1両、新品で購入してみました。
こちらは21世紀になってからの製品なので、何十年も前のKATO製とは比較するまでもなく、
素晴らしい出来になっていますね。
コキ5500は雑多な貨車の中に組み込んで活躍させてあげることにしましょう。
コキ50000 コキフ50000
コキ250000 コキ350000
コキ250000(リニューアル) コキ50000(リニューアル、台車グレー)
コキ104(KATO) コキ104(TOMIX )
コキ106 コキ100、101
JR化以降の最近の貨物列車の再現には欠かせないコキ各種。
コンテナを積載すると意外と高価なので、長大な編成を作るには、かなりの資金が必要です。
そこで私は、車両もコンテナも、中古模型ショップとネットオークションで買い揃えはじめました。
コンテナを積載すれば、床がシースルーだろうがなんだろうが、関係ないし。
とは言え、なかなか長大とまではいかず・・・中古で探すと、なかなか同一形式が揃わないのが悩みですね。
コキ100、101は、中古模型ショップで、実物と同様、4両一組みを一気に揃えられたけど。。。
尚、コキフ55000は、
レムフ10000のテール点灯化改造
に使用したため、
2両ともテールは点灯しなくなっています。
車掌車が廃止されて間もない頃、編成の中間にコキフが挟まれて使用されていたし、
それを再現することにしましょう。
また、TOMIX製の50000系列はリニューアルされ、
床板シースルー、手すり構造変更、反射板付属などの改良がされています。
旧製品でも、ウェイトを取り外せば、床板シースルーになるんですけどね。
このリニューアル品、コキ250000を中古模型ショップで見つけ、
さらにはコキ50000の新品を、量販店で1両、購入しています。
キ100:
雪国の鉄仮面、ジャンク品を再生したものと美品の2両
1両目は、中古模型ショップのジャンク箱に転がっていたものです。
河合ブランドかと思いきや、裏には「TOMY HONG KONG」の文字が。
残念なことに、ヘッドライトと正面のダミーカプラーが折れていたので、
ヘッドライトは昔買った銀河モデルの旧国用、ダミーカプラーはKATOの蒸機用を装着しました。
ダミーカプラーは、真鍮線を挿して、補強しています。
2両目は、これも中古模型ショップで入手したものですが、一転して箱入りの美品でした。
この車両の中古はほぼ例外なく、煙突のように前方に伸びたヘッドライトと連結器が折れています。
なのでオリジナル状態は貴重!しかもなぜか格安!・・・ってことで増備してしまったものです。
こうなったら河合ブランドも増備しますかね。。。
左がオリジナル、右がジャンク品再生。
キ620:マボロシのMORE製品を安くゲット
今から四半世紀前、突如として現れたMOREというメーカー。
キ620という大型ロータリー式除雪車を製品化したこと、スケールよりかなり大きな製品であったこと、
実際に羽根が回転すること、(実車は蒸機に押してもらうのに)なぜか自走すること・・・
などから、結構話題になりました。
しかし、素材が地味すぎたのか、以降の製品は続きませんでした。
私も、当時は興味の対象外であったため、買いませんでした。
希少性のためか、最近ではかなりの高値で取引されています。
そんな伝説のキ620を、なんと中古模型ショップの片隅で発見しました!
箱はKATOのものに代わっていて、テンダー台車の1軸が欠品していてとは言え、
かなりの美品で動力も完調・・・なのに安かったのです。
車軸は昔のGM製台車から拝借して復活させ、エンドレスを自走させて楽しんでいます(笑)
キ900:9600キマロキセットからの1両。珍しいマックレー式。
線路脇の雪をかき集めるマックレー式雪掻き車。
この後にロータリー式が続くことでで雪を跳ね飛ばしてもらい、雪掻き車としての機能を発揮します。
機関車+マックレー+ロータリー+機関車の頭を取って、キマロキというんだそうですね。
マイクロエースはこの難しい題材を、よく模型化していると思います。
羽の周辺は実に繊細にまとめられていて、しかも可動するのですから、驚きます。
取り扱いには慎重になりますけどね。。。
ちなみに・・・我が鉄道のキマロキ列車の後ろ半分、
・・・ロータリー車は、モアのキ620を活用できないかを検討中です。
見事な模型化としか言いようがありません。
ク5000:ジャンク品、中古美品、新品といろいろ。トリコロールカラーは貴重。TOMIX香港製も2両
以上は全てKATO製
TOMIX製 トミー製
上段左の2両は、いつもの中古模型ショップで見つけた格安ジャンク品です。
最近、KATOが久しぶりの再生産をしたため、古いロットが放出されたのか、
中古でも結構見かけるようになりました。
普通塗色は銀と青のインナーだった頃のロットで、トリコロールは・・・
今ではカタログ落ちしてしまい、貴重品なんですが。。。
ク5000はもともとは興味の対象外の車種で、今まで購入してこなかったのですが、
この2両を手に入れたことで、編成を組みたくなり、以降は急ピッチで増備することになります。
上段右の2両は、車ナシは初回ロット品、自動車付きは2006年のロット(新品)です。
ここまでは全てロットが異なるため、オレンジ部分(樹脂の無塗装)が微妙に違う色合いです。
そして中段左の1両は、手すりがかなり折れていた初回ロットの完全なジャンク品、
2段目右の4両は、(箱はなかったものの)かなり美品なトリコロールです。
そして3段目手前は、結構初期のロット(赤い自動車付き)で、
かなりきれいな状態でありながら、箱がないのでジャンク扱いで格安でした。
もう1両は最新ロット自動車付きです。
この貨車はKATOには珍しく、車体と手すりが一体成型されていて、
手すりは復元性のない太い樹脂になっています。
このため、手すりは曲がったり折れたりしやすいのが弱点。
案の定ジャンク品のほとんどは、手すりがグニャグニャになっていて、一部は折れていました。
しかし幸い塗装は痛んでいなかったので、指先で慎重に曲がりを修正し、
瞬間接着剤で折れた箇所を補修しました。
破損箇所は多く、苦労しましたが、どうにかなっています。
ところが一方、初回ロットの1両は、奇跡的に美品の状態を維持しています。
初回ロットの床板(金属製)が塗装ではなく黒いメッキだったのは、新たな発見でした。
これで一応長大な編成が組めるまでになりました・・・って、
自動車がたくさん必要なので、回送列車ということにしましょう。
また、コキ10000冷蔵ほしさにネットオークションで手に入れたセットに、
TOMIX香港製のク5000が混じっていたんです(最下段左)。
これはかつて、KATOのク5000と同時期に発売されましたが、
ものすごく腰高だし、手すりが太くて折れやすいし、全く相手にはならなかったものです。
この手すりがほぼ完璧に残っているのは貴重!(若干折れていたので修正しました)
両車でディテールの解釈の違いも結構あり、比較するとおもしろいです。
・・・ということで、腰高だけ改善して、一緒に使いたいと思います。
同じ香港製ク5000のもう1両は、2008年に中古模型ショップで発見しました。
トミーナインスケール時代の紙箱入りというのが貴重なだけではなく、
手すりがどこも痛んでいないというのは、かなり価値あると思っています!
もちろん・・・喜びいさんで買いました。
物好きですね。。。
左写真:これの再生産はしないのでしょうか?
右写真:上が床板がメッキされた初回ロット、下が塗装に変更されたその後のロット。
KATO製とTOMIX香港製の比較・・・って、比較しちゃいけないでしょうかねぇ(笑)