このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東海自然歩道Do!

八戸線 →北リアス線→ 山田線南リアス線大船渡線気仙沼線北上+雄勝+女川

virtual walking 三陸海岸・北リアス線

三陸海岸を南下しました。
( FULL )

久慈駅→赤浜展望台→兜岩→釣鐘洞→小袖海岸→上中沢バス停→陸中野田駅

大人気のNHK連続テレビ小説の舞台とは露知らず、久慈(北三陸)を再訪した。被災したことを感じさせないほど、町は元気を取り戻していた。小袖海岸は休日マイカー規制だが、兜岩、釣鐘洞等は歩いて堪能することがおすすめ。
久慈、野田は勿論大変な被害があった。しかし、被災者は「陸前高田などは悲惨だ」と、他の被災地を気遣っていた。
久慈駅→陸中野田駅 13年4月、8時間の旅、私の感動点★★★

陸中野田駅→野田玉川駅→安家川橋梁→堀内駅→白井海岸駅→普代駅

海岸に繋がる漁師道の探索は楽しい。眼前に青い海が広がる堀内駅で佇んでいると、地元の漁師がNHK"あまちゃん"で袖ケ浜駅として撮影されたと教えてくれた。頑強な安家川橋梁、秘境駅・白井海岸等、見所も多い。
住民は、もう少しで自分の家が流されるところだった、港の建物は震災後に新築したと、悪夢を思い出していた。
陸中野田駅→普代駅 13年4月、8時間の旅、私の感動点★★★

普代駅→普代水門→太田名部防潮堤→黒崎展望台→黒崎灯台→陸中海岸自然遊歩道→北山崎

今は亡き村長が、多くの反対を浴びながら築いた堤防と水門は、普代の人々を護った。村民は感謝の言葉を述べるが、命の恩人はもはやいない。堂々とした普代水門は眩しく輝いている。
黒崎港の遊歩道・起点は破壊されており、黒崎展望台から遊歩道に合流する。複数の展望台から眺めた隆起海岸の風景は一級品だ。逃げるツキノワグマ(6度目)の撮影に、また失敗した。
普代駅→北山崎 13年5月、9時間の旅、私の感動点★★★★

北山崎→カワドガ尻→北山崎自然遊歩道→北山浜→机浜→弁天崎灯台→明戸海岸→田野畑駅

隆起で創造された奇岩の断崖に、眩しい朝日が照らす。小鳥が囁く遊歩道を静かに散策し、北山浜に到達すると、何事もなかったかの如く、砂浜に波が押し寄せる。手彫の隧道は残念ながら通行を断念したが、弁天崎に至る道程は殆ど問題ない。
防潮堤は無惨に破壊され、津波は田野畑駅に到達したが、被災したホテルは営業を再開し、三陸鉄道は田野畑駅まで復活した。
北山崎→田野畑駅 13年5月、9時間の旅、私の感動点★★★★

田野畑駅→島越駅→白池海岸→鵜の巣断崖→小本駅

三陸鉄道の線路が分断され、階段の断片や宮沢賢治の碑が無造作に放置されていたが、そこが"東北の駅百選"島越駅であることに気が付くのに、かなりの時間を要した。 震災前の映像 と比較すると、愕然とする。
観光客が集まる"鵜の巣断崖"から、屏風の如き海岸線が絶景だが、その視界に入る海岸の隧道は、震災の影響で歩くことができなかった。生涯忘れ得ない遊歩道のひとつになったに違いない。
田野畑駅→小本駅 13年5月、11時間の旅、私の感動点★★

小本駅→接待駅→青の滝バス停→青野滝漁港→真崎海岸→沢尻海岸→田老駅

小本駅から旧道を経て、熊の鼻展望台へ到達すると、コバルトブルーの海が広がる。
国道45号線を経て、青野滝漁港に到達するが、漁港は存在しない。真崎海岸に至る海岸の道路は破壊され、瓦礫の山のみが残る。
小本駅→田老駅 13年10月、9時間の旅、私の感動点★★★

田老駅→佐賀部→栃内浜→樫内浜→松月浜→女遊戸バス停

明治、昭和三陸地震による大津波で、田老村は甚大な被害を被った。実現が困難な高所移転の代替策として防潮堤が建造されたが、"万里の長城"は平成の大津波を防御することはできなかった。震災遺構が検討される"たろう観光ホテル"の骨組みは、静かに津波の激しさを物語っている。
複数の浜辺は最高に素晴らしい。海岸の遊歩道は、潮が引いた一瞬のみ、通行することができる。
田老駅→女遊戸バス停 13年10月、8時間の旅、私の感動点★★★★

女遊戸バス停→女遊戸海水浴場→中の浜→宿漁港→姉ヶ崎展望台→浄土ヶ浜展望台→潮吹穴展望台→大沢海岸→浄土ヶ浜ビジターセンター

女遊戸の防潮堤は無惨に破壊されていた。休暇村陸中宮古の周辺に遊歩道が整備され、複数の展望台から重茂半島の風景等を楽しむが、潮吹穴に至る道程が通行止めである為、迂回路を選択した。道中の大津波記念碑に犠牲者数が刻まれている。大沢海岸の防潮堤は多くのものを護ったが、防潮堤周辺の高台に逃げた住民は津波に襲われたと漁師は語る。
女遊戸→浄土ヶ浜VCバス停 13年10月、9時間の旅、私の感動点★★★★

浄土ヶ浜大橋→浄土ヶ浜→奥浄土ヶ浜バス停→浄土ヶ浜ビジターセンター→宮古駅

浄土ヶ浜周辺の鍬ヶ崎も津浪の被害が甚大であった。多くの家屋が押し流されたが、白い雪は全てを覆い、墓石が寂寥と林立する。蛸ノ浜から浄土ヶ浜に至る遊歩道は破壊された為、迂回路で浄土ヶ浜に到達した。三陸海岸を代表する観光地だが、大雪で殆ど観光客を見かけない。剣の山に何度大津波が襲ったのであろうか。冷たい海面のウミネコが気持ちよさそうだ。市街地を経由して、宮古駅へ。北リアス線の完全復活は間もなくである。
浄土ヶ浜VCバス停→宮古駅 14年3月、4時間の旅、私の感動点★★★★





  
  
    

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください