このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ここでは美鉄バス時代の美唄営業所所管路線路線図を掲載します。1972(昭和47)年の三菱美唄炭砿閉山に伴う規模縮小(5路線廃止・美唄市営バスへ移管)後は美唄炭山線を中心としたダイヤ構成で,1977(昭和52)年の上美唄線廃止,1980(昭和55)年の市民会館線休止を経て美鉄バスに移管されます。残る美唄炭山(=東美唄)線,南美唄線の経路そのものは大きな変化なく廃止時まで存続しますが,停留所の改廃が盛んで(延べ数で新設11,廃止3,名称変更29)全体の4分の3が何らかの形で改変を受けました。 −2012.5.12 新規公開− |
美鉄バス路線図 美鉄バス移管時 美唄営業所管内 (1981.9)
→時刻表
上美唄線廃止(美唄市営バスへ移管)後の美鉄バスはもっぱら美唄駅から東方面の路線のみを担当することになり,路線図もシンプルなものとなった。運休路線については 昭和47年9月1日改正ダイヤ で美唄炭山駅前〜旭台・常盤台駅前・三ノ沢方面が, 昭和48年12月20日改正ダイヤ での系統整理で競馬場前〜東明西十字街間,昭和55年11月11日改正ダイヤで北十字街〜市民会館前間が運休となるが,路線免許はそのままで美鉄バスへ移管となった。 |
美鉄バス路線図 昭和59年8月6日改正 美唄営業所管内 (1984.8)
→時刻表
このダイヤでは新設1箇所を含む全32箇所のうち14箇所もの停留所(全体の44%)が新設・移設・名称変更の対象となっている。美唄鉄道廃止以来初のまとまった停留所名改正となり,以降12年間に生じた施設名の異同が反映されたことになる。 「練炭前」は三菱鉱業(株)美唄練炭工場のことで,三井練炭工場とともに美唄市の工業生産の一翼を担った。「工場前」は昭和30年代末期から盛んになった工場誘致時代の名残で,東明通(旧有明通り)沿いの誘致工場通勤者のために設置された経緯を持つ。 最盛期は全道随一の規模(生徒数3千人以上)を誇ったと言われる三井美唄小学校の閉校など,学校の統廃合も進んでいる。
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美鉄バス路線図 平成7年以前改正 美唄営業所管内 (〜1995) 上記ダイヤから約11年後の路線図になるが,この時期は期間の長さに比して変化が少ない。美唄市中心部では1990(平成2)年11月に住所表示の改変(字美唄○○番地→東○条南○丁目など)が行われ,それに伴い幾つかのバス停名も変更となった。美唄市では正式な住所表示以外に「通称名」がよく使われており,バス停名も例外ではなく(「東七条」「東明一区」など),今回正式住所改変の際に通称名とのズレが生じたものらしい。「市場前」は空知中央地方卸売市場で,創業は1967(昭和43)年10月( 「美唄のあゆみ」 参照)。
注:各駅停車様より,東六条,東七条の停名改称は1994.4.1改正ダイヤからとの情報をいただきました。ありがとうございます。上記一覧表も更新しました。(2012.5.23追記) |
美鉄バス路線図 平成8年4月1日改正 美唄営業所管内 (1996.4) このダイヤでは 昭和59年8月6日改正ダイヤ 以来12年ぶりの停留所新設となり,しかも面白いことに前回と同じ「東六条」という名前で申請しているが,もちろん別な停留所(旧東六条=市場前)。東五条〜東明中央間の区間距離が長い(700m)ことから住民要望が多かったとのこと。美唄警察署については実際の移転(1997(平成9)年3月)より少し早い改称だった模様( 「美唄市施設ガイド」 参照)。南美唄郵便局の移転時期は不明であるが,競合区間の北海道中央バス南美唄線(旧三井線)では1980(昭和55)年頃にはすでに「南美唄中央通」の名称。旧南美唄局舎は南美唄商店街(中央通り)の中心部に位置していたらしい。現在は南美唄大通りに移転しており,2005年4月より美自交観光バスが運行する 南美唄線 「南美唄3丁目」が最寄りのバス停となる。
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美鉄バス路線図 平成9年10月1日改正 美唄営業所管内 (1997.10)
→時刻表
このダイヤでは1969(昭和44)年10月の市内(市民会館)線以来,実に28年ぶりの経路新設となり,また経路も同線と重なる部分が多い。美唄東地区住民が駅西側に位置する公共施設,商業施設へのアクセスを容易にするための措置で,「市立病院」バス停は市民会館線休止以来17年ぶりの復活,他には停留所間隔の長い箇所にいくつか新設停留所がある。一方東明通(旧有明通り)東明中央〜公園口間廃止に伴い2停留所が廃止され,東美唄線全線が東明三区経由となった。なおこのダイヤの新設停留所から施設名につける「前」の表記が省略されるようになった。
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美鉄バス路線図 平成11年10月1日改正 美唄営業所管内 (1999.10)
→時刻表
貸切免許による乗合旅客輸送(21条バス)として再スタートした美唄市内線であるが,このダイヤ改正でも停留所の新設・改称が積極的に行われている。施設関連では美唄東高校が美唄高校への統合準備のためこの年から生徒募集を停止。またアルテピアッツァ美唄では,4月から旧栄小学校校舎2階が市民ギャラリーとして一般開放された。平成9年ダイヤで一旦廃止となった東明中央〜公園口間は利用者の要望により復活となり「人材センター(旧技専学校前)」「養護学校」バス停が再設置された。なおこのダイヤから(書類上)すべての停名表記で「前」の文字が除かれ,漢数字はローマ数字に変わっているが,停留所表記そのものは従来のまま運行していたと思われる。
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美鉄バス路線図(詳細版) 平成11年10月1日改正 美唄営業所管内 (1999.10) 上の路線図に系統ごとの経路を付加したものであるが,最終期でも東美唄線13系統,南美唄線1系統,計14系統という複雑な系統を持っていたことがわかる。最盛期の美唄炭山線は17系統を誇っていたが( 三菱バス運行系統一覧 ),系統数だけを見ると遜色ない数である。歴史的には開業以来の盤ノ沢線(旭通り経由)の流れを汲むもの,有明線(東明通経由)の流れを汲むもの,南美唄線の新設系統だった東明三区経由の3系統があり,それが新設のコアビバイ〜市立病院系統や落合栄町途中折り返し系統の組み合わせで,初めての利用客にとってはパズルゲームのような感じである。なおこの時の 改正時刻表 には改正前後の停留所名を併記した路線図が添付されている。 (資料提供:美鉄バス) |
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