このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
さらば、八丈島! | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 |
[3]帰りの橘丸が到着! | もどる |
ようやく底土港に姿を現した橘丸 |
[1]
帰りの乗船手続き
[2] 帰りのバイク輸送の手続き [3]帰りの橘丸到着! [4] あばよーい八丈島! [5] 橘丸船内散策 [6] 八丈島出航から東京まで | 乗船手続きを済ませてバイクも預けてしまうと、後は帰りの橘丸が入港するのを待つだけですが、底土港はあいにくの霧雨模様。外を歩き回る気にもなれず、待合所のベンチでスマホをいじって過ごし、「そろそろ待ちくたびれた・・・」と思い始めた頃、ようやくイエローとグリーンが鮮やかな橘丸が姿を現しました。 |
接岸前から乗船を待つ行列ができていました |
「面舵いっぱーい!」船上での場所取りのため早くも乗船口に並ぶ人の集団をまえに、ゆっくりと右に回頭する橘丸。今は底土港という立派な港があって接岸もスムーズですが、その昔は大型船が接岸できず、乗客は大揺れするハシケが船と岸とを結んでいたんですよね。それを思えば時代は便利になったな〜。 |
相変わらず目立つ黄色と緑の船体カラー |
初めて橘丸を目にした時は「ハデ過ぎる船だな〜」と思ったものですが、こうして眺めてみると、黄色と緑のカラーリングが案外似合っています。手前に停泊しているのは八丈島と青ヶ島を結ぶ伊豆諸島開発のあおがしま丸。 1日2往復あるうちの9:30発の三宝港行き第1便で、こちらは白と青の船体です。 |
接岸の前に方向転換をしていました |
熟練の操船さばきでするすると回頭して接岸体制に入る橘丸。船首のクレーンが貨客船であることを主張していますが、やはり大きいですね。手前の453トンしかないあおがしま丸と比較すると、5700トンの橘丸の大きさがよく分かります。 |
あおがしま丸の前に接岸します |
港内で無事に回頭を終えて底土港の岸壁に接岸しました。いよいよ八丈島を去る瞬間が刻一刻と近づき、楽しかった八丈島滞在を思うとなんだか気が抜けてしまいますが、それまで船客待合所にいた大勢の乗船客が一斉に乗船口へと向かいます。 |
長い乗船待ちの行列が船内に吸い込まれていきます |
タラップが乗船口に横付けされて下船客が降りきると、今度は乗船客の乗り込みが開始されます。大きなバッグを抱えてキャリーケースを転がす長蛇の人の列がざわめき、少しずつ乗船口へと前進して岸壁は一気に活気づきました。 |
どこにこれほどの人がいたのかと思うくらいの乗船客 |
一体、八丈島のどこにこれほどの観光客がいたのかと思ってしまいますが、やはり天候が安定して気候の良いゴールデンウィークは島を訪れる人も多かった模様。たしかにこれじゃあ、乗船予約も2ヶ月前の受付開始と同時に満席になるわな。 八丈島が富士箱根伊豆国立公園に編入された昭和39 (1964)年以降、 離島ブームの追い風に乗って昭和48 (1973)年には19万人もの観光客が八丈島訪れていますが、 しかし平成23 (2011)年には7万人台にまで減少。 島の観光産業は危機的状況になっているらしいです。実際のところ、八丈島航路が混んでいるのは8月の夏休みとGWくらいで、島内に無数にあるホテルの廃墟がそれを物語ります。 |
WRを積んだコンテナの積込み作業も同時進行 |
帰りは特2等席を予約してあるので乗船を急ぐ必要もなく、その後も名残惜しく、コンテナの積み込み作業を眺めて最後の最後まで岸壁に立ち続けます。しかし、気がつけば旅行カバンを持った最後の客がタラップを登り始めました。さすがにもう諦めて橘丸へと向かいます。あはは、さすがに出航時刻を遅らせるわけにはいかんですからね。 |
[ あばよーい八丈島! ]へ |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |