橘丸船内散策
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  さらば、八丈島!林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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間近で眺めるとやはり大きい橘丸
 [1] 帰りの乗船手続き
 [2] 帰りのバイク輸送の手続き
 [3] 帰りの橘丸到着!
 [4] あばよーい八丈島!
 [5]橘丸船内散策
 [6] 八丈島出航から東京まで
去りゆく八丈島に別れを告げて船内へと向かうべく後部デッキを後にしますが、あらためて橘丸を眺めてみます。東京から八丈島へと向かう行きは夜行便だったのですぐに寝てしまい、ゆっくりと橘丸を眺めることもなったのですが、こうした眺めてみると船体はやはり大きいですね。

あの四角い窓は6階にある特等室でしょうか。 東京〜八丈島の運賃は2等室は 8040円ですが、特等室は3倍近い22520円。値段は高いですが、でもいいなあ〜。






燃費の良さと離着岸性能に優れている橘丸
船体後部にある東海汽船のロゴマークが誇らしげな煙突です。安心感のある勇ましく力強いエンジン音を響かせていました。 橘丸はタンデム・ハイブリッド型CRP推進方式を採り入れたスーパーエコシップだとよく紹介されていますが、 簡単に説明すると、おおよそ次のような仕組みの船のことです。

一般に大型フェリーなどでは左右対称に2組の推進系統を配置した(左右に2つのプロペラ)2軸船型が採用されていますが、橘丸は1軸の同心線上に2つのプロペラを前後の縦に配置した二重反転プロペラが採用されています。

2軸を1軸とすることで余計な付加物が無くなって抵抗性能が大幅に改善され、同時に1軸上にある2つのプロペラ同士を反転させる(これをCRPといいます)ことで回転流回収効果が期待できるそうです。

回転流回収効果とは、前のプロペラで損失される回転流のエネルギーを後ろのプロペラが回収して推進力に変えることですが、これによって推進性能が大幅にアップしています。さらにタンデムというのは、2つのプロペラが縦に1列に並ぶ推進装置の配置方式のことですよ。

以上のような仕組みを「タンデム ・ハイブリッド型CRP推進方式」といいますが、 これによって低燃費化と離着岸性能が大幅にアップされ、八丈島の底土港では出航と同時にあっという間に岸壁から離れる軽快性をみせてくれたんですね。また、離着岸性能が向上したことで御蔵島への就航率も以前と比較して大きくなっています。

単に「橘丸はスーパーエコシップである!」といわれても正直ピンときませんが、そういうことを知った上で乗船すると、橘丸の船旅もまた楽しいものになってきます。






行きと同じく帰りも特2等の寝台です
帰りの客室は行きと同じく特2等の寝台です。行きと違って帰りは日中の航海とりますが、存分に昼寝して過ごすべくチョイス。八丈島出航直後はご覧の通りガラ空きでしたが、さすがにGW中だけあって、御蔵島、三宅島、大島と寄港するたびに乗客が乗り込んできて最終的には寝台は全て埋まってしまいました。

しかし、東京まで静かに昼寝というのはちょっと甘い考えでした。昼間の航海ということで、御蔵島から乗り込んで来たオバハンとオッサンのグループがベッドで酒を飲みつつ東京まで延々と大声で宴会し放題! 他の客もかなり迷惑していたと思います。無用なトラブルを避けるためにも相部屋や寝台では節度を持って過ごしたいものです。






東京への便は昼行なので昼寝用の寝台ですね
ちなみに寝台の造りは上段も下段も同じ。座ってあぐらをかけるだけの高さはありますが、まあ狭いです。いわゆるカイコ棚なので、上段の場合は座って過ごすにはキツいですが、寝るぶんにはスペース的には問題ありません。

枕と毛布が用意されており、壁には照明とコンセントが付いているのでスマホの充電ができて便利です。極狭なカプセルホテルのテレビ無しといったところでしょうか。






さほど荷物がなければ収納スペースはこれで十分
寝台の足元には使用後に返却される100円のコインロッカーがありました。 財布など貴重品の盗難が心配な方もいると思いますが、これがあるので心配ありません。貴重品のほか、バッグなども押し込めば入るだけの大きさがありますが、バイクのヘルメットを入れてしまうと他の荷物が入らなくなるので、メットは寝台の片隅に置いておきます。誰が被ったか知れないメットを盗むやつなどいないだろうし。






これだけは絶対に使いたくない・・・
そして寝台でくつろぐ前にこれの確認もしておきましょう。船内放送ではなにも説明されませんでしたが、下段寝台のベッドの下に置かれている救命胴衣です。あまり考えたくはないですが、万が一ということもあるのでね・・・。






なんやかんやといっても大部屋です
これは相部屋ザコ寝タイプの2等室。収容人数や細かな設備に違いはありうますが、基本的には同じ相部屋でザコ寝という意味では1等室と大差ありません。

ちなみに東京〜八丈島の2等室は 6420円ですが、 1等室は特2等の寝台よりも高くて16090円となっています。これを高いとみるか安いとみるか悩むところです。






出港直後はこんな状態
船内レストランの脇にあるフリースペース 「ラウンジ橘」 です。 乗船と同時に椅子があっという間に塞がっていました。誰でも自由に利用できますが、貧乏学生が客室代わりに占領している状態でした。ここで東京までねばる強者もいそうです。






現在地が分かって便利でした
船内各所に取り付けられているモニターには橘丸の航行状態が映し出されていました。これで現在地がおおよそどの辺りなのか分かるようになっています。

詳細な航行データもこの通り!
モニターを眺め続けていると画面が変わり、日付、時刻、現在地、次の寄港地までの距離および天候、到着予定時刻、そして船速が示されました。

モニターを眺めた時には
5月5日(10:19) 御蔵島/曇りのち雨 北緯33.3度 東経139.8度
御蔵島まで約712km 到着予定時刻:12:30 船速017.8ノットとなっていました。






一応もらったけど使うシーンはなかったな
あ〜、それと、ひょっとしたらこれが必要な方もいるかもしれませんね。東海汽船のロゴマーク入りの船酔い用のゲロ袋。エチケット袋とか呼ばれますが、たしか船内案内所のカウンターに置いてあったと思います。






レストランは利用しないでカップ麺を食べました
船内レストラン「レストラン橘」入口に脇にある自販機コーナではカップラーメンを買うことができます。その場でお湯を入れて食べている人が大勢いました。レストランは高いのでお金を節約したいけど小腹が空いた時にちょうどよく、ここで甲板デッキで風に吹かれながら海を眺めて食べると格別に美味しいです。






小腹が空いた時に便利でした
菓子パンや歌舞伎揚、柿の種、カラムーチョ、KitKatなどを売っているおやつ系の自販機もありました。長い航海で時間を持て余すと無性になにか食べたくなるものですが、さっそく柿の種を購入。寝台に寝そべってぽりぽりやってしまいました。






やはり混んでいるシーズンはこうなるみたい
客室の予約が取れない場合はこのようなことに・・・。 出航前から列に並んで乗船と同時に船内通路や甲板デッキで壮絶な場所取り合戦が行われていたようです。

学生ならばこれはこれで良い思い出ですが、場所取りの余計な煩わしさを避ける意味でも、オフシーズンならともかく、混み合う観光シーズンには客室の予約確保をしておいた方が良いにこしたことはありません。まあ、人それぞれですけどね。






これがあれば船内で迷いません
橘丸の船内案内所にあった橘丸船内Mapです。これをももらっておけば船内散策がしやすいです。表と裏には橘丸についての簡単な紹介と航路図、フロアインフォメーションが記載されていました。橘丸の乗船記念にどうぞ!






実際にはマップがなくても迷わないですけどね
マップの中面はこんな感じ。フロアごとの地図が記されています。これによれば、客室以外にペットルーム、キッズルーム、 メイク・授乳ルーム、喫煙ルーム、 シャワールーム、手荷物置き場、レストラン橘、ラウンジ橘などがあって、それぞれの階と場所が分かりやすく案内されています。
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