このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 十万石林道/ Jumangoku林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
十万石林道  [1] [2]
無しダートの分岐を右折して引き続き十万石林道を進みますが、分岐を過ぎると勾配の傾斜角度が増大し、それに伴って路面状況が悪化。路面自体は砂利が敷かれて整備されている趣はありますが、雨水でヤラれてしまったのでしょう。そこにはかなり深いクレバスが発生していました。
しい洗堀作用の結果であるこのクレバスですが、幸いにして路面を横切っていることはなかったので、脇を通ればなんら問題はありませんでした。しかし、活断層とも思えるような深いクレバスにうっかり落ち込んでしまったならば話は別。転倒は免れず脱出も面倒なことでしょう。
だし、クレバス区間は長くありません。やがて元の路面状況に復活しましたよ。でも登り坂の傾斜角度は、なんかこう一気に登り詰めていくような、それなりのキツさが感じられたままです。
→ 森を調べる!
→ 森を調べる!
続した急勾配と時折現れる切り返しで高度を一気に稼いでゆきます。この地を訪れたのは猛暑続きの7月ですが、ここは標高もそれなりにあるためか、ちょっと肌寒かったな。下界は暑くてたまらなくてもここではそれなりの服装が必要みたい。富士山では夏でも雨や濃霧に遭遇すると結構寒いですよ。くそ、そうであるとは知らなかった!
れにしても十万石林道と森の雰囲気は素晴らしいな! しっとりと苔むして重厚感溢れる森林の趣は、まるでこの世から隔絶された別世界の雰囲気です。これが富士山ならではの光景なのか!
の後標高が上がるにつれて再びガスが漂い始め、徐々に森を包み込み始めます。そして濃霧はいつの間にか霧雨となって・・・。山の天候は実に変わりやすく、まともであれば急遽林道退出を考えるところですが、防水デジカメと共に防水装備は完璧なので問題はありません。通常ならばあまり林道探索を行うシチュエーションではありませんが、ここでは逆にそれを楽しむことにします。
としとと霧雨が降りしきる中、さらに勾配を登ってゆくと左右に延びる斜めT字路へと行き着きました。もちろん、そこに標識の類は存在せず、またこのようなT字路まで県別地図に記載されているはずもなく、一瞬、ここはどこなのかと迷ってしまいます。
めT字路を振り返ってみるとこんな感じです。そこから先は立ち入る関係車両の通行も希薄であるとみえ、地面には全体を覆うようにうっすらと雑草が生えていました。しかも霧雨のような濃霧の真っ直中。立ち込める濃厚なガスによって視界もあまりききません。多少の不安を覚えてしまいましたが、このしっぽりとした雰囲気は幻想的でもあり、なかなか得がたいものがありました。ちなみに斜めT字路を切り返す形の分岐はピストンとなった森林作業道。でも初めてやってきたら迷ってしまうかも・・・。というわけで、ここが十万石林道2箇所目の道迷いポイント。
→ 森林作業道(左折)に突入!
して斜めT字路の右折側が引き続き十万石線ルートとなっています。ここは最寄りの一般道からは軽く10キロ以上は入り込んだ隔絶エリアであり、 またこのような気象条件下であるため、付近には人の気配というものが全く感じられません。ちょっとした人外境のような趣が漂っています。
、先ほどの斜めT字路を右折してさらに進みますが、標高的には斜めT字路が十万石林道での最高所地点だと思います。それまでの登り坂続きであったコースは平坦コースに変化、深い樹林を貫くストレート主体でダートはさらに続きました。
→?!
のような標高の高い地点には不自然な長いストレートコースが森の中に続きます。路面状況、沿道の森の雰囲気は共に素晴らしく、ここはまさに十万石線でのハイライト区間といえるでしょう。もちろん高速巡航だって可能です! まさか、こんな極上区間が富士山に隠されていたとはね!
きたくなるような素晴らしい富士山ならではの雰囲気と、極上ストレートダートを満喫しながら進むことしばし、やがてバラスト置き場となった広場にたどり着きました。そしてここには左折してさらに登坂する西富士(栗ノ木沢支線)林道の入口があって、その林道標が設置されています。この栗ノ木沢支線林道こそが、実は路面消失によって事実上の通行不可状態にありながら、今なお修正されずに某県別マッ◯ルに記載されて続けているループルートの入口であり、ここを左折すると富士山(上井出)林道、白塚林道、 そして富士山スカイラインへと至る富士山(北山)林道が交わる変形十字路へと地図上では周回することが可能。ちなみにこの場所には栗ノ木沢支線林道の林道標しか設置されていないので初めてやって来ると気が付きませんが、十万石林道はここまで。これより先は栗ノ木沢林道となっています。なので先述したとおり、直進して栗ノ木沢線へと進めば、周回する形で再び十万石林道へと戻れます。というわけで、最高に素晴らしかった十万石林道の探索はここまで!
→ 探索終了!
→ 西富士(栗ノ木沢支線)林道の様子を窺う!
→ 西富士(栗ノ木沢支線)林道に突入!
→ 栗ノ木沢林道に突入!
→ 引き返して富士山(上井出)林道に向かう!
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