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JR 機関車

DE10形
 1966年デビュー。ローカル線の貨客列車牽引や入替作業用に製造された中型ディーゼル機関車。
 適度な大きさと汎用性から大量生産され、各地のローカル線で蒸気機関車の置き換えを促進した。
 国鉄の支線用貨客列車牽引及び入替用機関車としては、1958年からDD13形が製造されていたが、2エンジンによる整備効率の悪さやコスト高、軸重過大等の問題で、ローカル線には不向きであった。
 DE10形はDD13形に代わる機関車として、軽軸重実現を主眼に開発された1エンジン機であるため、ディーゼル機関車としては世界的にほとんど例のない、5動軸の特異なレイアウトを採っている。
 凸型車体はエンジンを搭載する側が長く、運転台が中心からずれた「セミ・センターキャブ」である。
DE10-1582DE10-1667
(左)撮影日:2006年08月30日撮影場所:八丁畷駅新鶴見機関区(新)DE10-1582号機
(右)撮影日:2006年08月30日撮影場所:八王子駅新鶴見機関区(新)DE10-1667号機
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DD51形
 1962年デビュー。幹線から蒸気機関車を廃する「無煙化」の決め手として製造された。
 性能は小型機であるDD13形をベースにエンジンを2基搭載し、速度面ではC57に、牽引力ではD51に匹敵するように設計され、幹線用では初の液体式となった。
 客車・貨物列車の減少やDF200形等への置き換え、老朽化のために徐々に数を減らしつつあるが、本州以南向けの後継機開発が無い事もあり、JR貨物所属車は延命工事が行なわれている。
DD51-842
撮影日:2005年11月19日撮影場所:青梅駅高崎車両センター(高)DD51-842号機

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EF58形
 1946年デビュー。戦後、国鉄で最初に製造された旅客用電気機関車で、EF15形の兄弟機である。
 1946年から1948年にかけて初期型にあたる31両が製造され、その後の製造が中止となったが、1952年から大改良を経て量産を再開した。
 初期型は、戦前の機関車が戦時中の酷使による疲弊が著しく、また戦後の買出し客を中心に激増する旅客輸送需要に対応すべく、急遽製造されたものである。性能としてはEF57形と同水準を狙ったものであり、デザインも伝統的な「前後デッキ付箱型車体」であった。しかし、EF57形とは似て非なるものであり、随所に代用部材や簡易構造が用いられた極めて粗悪な構造であったため、就役当初から故障や事故が頻発し、現場からは不評であった。製造期間の途上において、徐々に品質の改善は進められていた。後の1953年から1957年にかけて、新造の流線型車体への載せかえが行われた。
 改良型は、1952年に上野〜長岡間が電化開通した事や1950年代初頭の東海道全線電化の完成も視野に入った事にあたって、東京地区の普通列車の電車化である程度の電気機関車が捻出されたが、将来の著しい旅客用電化機関車の不足が見込まれた事などから、1952年より順次落成された。
EF58-61
撮影日:2006年06月10日撮影場所:池袋駅田端運転所(田)EF58-61号機

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EF60形
 1960年デビュー。国鉄が開発した平坦路線向けの直流電気機関車である。
 国鉄における本線用新性能電気機関車の先駆けであり、製造当初は寝台特急にも起用されたが、1964年に EF65形 が登場してからは、貨物列車のみで使用されていた。
 瀬野八の補機に改造されたEF61形やEF67形が残っているものの、現在はイベント用として19号機が残っているのみである。
EF60-19
撮影日:2005年11月19日撮影場所:上野駅高崎車両センター(高)EF60-19号機

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EF200形
 1990年デビュー。EF66形の後継と新世代機関車として登場した。
 日本の電気機関車初のVVVFインバータ制御を採用し、ボルスタレス台車やシングルアーム式パンタグラフ、電気指令式自動電気ブレーキなどの新機軸も採用された。
 ヨーロッパの機関車と肩を並べる出力で、1時間定格6000kW、最高運転速度は120㎞/hを誇る。これは、1600tもの重貨物牽引を可能とした上で、旅客列車の高速高密度運転を妨げないようにするためである。しかし、バブル崩壊の影響により東海道・山陽本線全区間の変電設備強化が見送られた。そのため、最大出力を発揮するための電力を取得しようとすると、変電所の電気抵抗により架線電圧が著しく低下するため、出力を EF66形 と同程度に制限されている。
 その後、製造は21両で終了し、EF200形が直面した問題を受けて、 EF210形 が開発される事となった。
 今後は山陽本線瀬野〜八本松付近での電力設備増強工事完了後に、この区間を通過する1300t列車の先頭に立つ事が予想されるが、後押し補機の使用が前提になると予想される。また、インバータ制御の特性から、取得電力に関する制限は撤廃されない可能性もある。
EF200-3EF200-15
(左)撮影日:2006年3月31日撮影場所:八丁畷駅吹田機関区(吹)EF200-3号機
(右)撮影日:2006年3月31日撮影場所:八丁畷駅吹田機関区(吹)EF200-15号機

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EF210形
 1996年デビュー。標準機で老朽化が目立ち始めた EF65形 の後継機という位置付けで開発された。
 JRの機関車で初めて愛称が採用され、「ECO−POWER桃太郎」と命名された。これは、岡山機関区に所属という事から名付けられた。
 1時間定格3390kwのかご形三相誘導電動機をGTO素子のVVVFインバータ制御で使用されており、初めて関ヶ原付近連続勾配10‰の運用に対応すべく、30分定格3540kwが採用された平坦路向けの直流電気機関車である。
 電化設備との整合性が取れなかった EF200形 に代わり量産が進んでいる。
EF210-108EF210-123
(左)撮影日:2006年08月30日撮影場所:八丁畷駅岡山機関区(岡)EF210-108号機
(右)撮影日:2006年08月30日撮影場所:八丁畷駅新鶴見機関区(新)EF210-123号機

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EH200形
 2001年デビュー。勾配線用直流電気機関車で、愛称は「ECO POWER BLUE THUNDER」である。
 中央本線の EF64形 重連を単機に置き換える目的で開発されたため、 EH500形 に次いで2つの車体を連結した8軸駆動となった。
 VVVFインバータ制御を採用し、短時間定格5120kwとEF64形に相当する出力を得ている。
EH200-5
撮影日:2006年08月30日撮影場所:八王子駅高崎機関区(髙)EH200-5号機

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