209系
(所有:JR東日本) |
| 1992年に「価格半分・車重半分・寿命半分」を目標に掲げ開発された試作編成901系が始まり。
103系
と比べて新造コストを3割削減、53%の省エネ、更には
205系
より数トンの軽量化を達成したが、新造から20〜30年経過した際の車両の陳腐化による利用客からのイメージダウンを避けるという最大の目的はまだ未達成である。
211系
から採用されているバケットシートを採用し、1人当たりのスペースを従来型車両より20㎜広い450㎜幅に設定した。座席と網棚の間にスタンションポールを設置する事と合わせ、定員着席を図っている。また、バリアフリーを意識し、通勤型車両としてJR東日本初の車椅子スペースを設けた。
この車両は
E501系
や
E217系
のみならず、一般型電車である
E231系
の基礎となった。また、東京臨海高速鉄道の
70−000系
は209系をベースとしており、一部は209系3100番台に改造されて八高線・川越線で使用されている。
京浜東北線を走る車両は、2007年秋頃からE233系に置き換えられることが決まっており、廃車または転属となるようである。 |
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南武線と京浜東北線を走る量産型0番台。京浜東北線の車両には6ドアのステッカーが貼られている。 | 京浜東北線のD-ATC化改造に伴う予備車確保や試作編成の置き換え用として中央・総武緩行線から転属してきた500番台。 |
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E231系投入前に故障の多い103系を置き換えるため、中央・総武緩行線に急遽投入された500番台。一部は京浜東北線に転属している。 | 地下鉄千代田線の信号保安システム更新に伴った列車増発で登場。地下鉄直通用のため2800㎜幅車体で、前面に非常用扉が設置されている。 |
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八高線電化開業時に登場した車両。列車交換時の長時間停車を考慮して半自動ドアを採用していること以外は0番台と同じである。 | 2004年10月ダイヤ改正時に、東京臨海高速鉄道70-000系編成組み換えで余剰となった車両と新造中間車を組み合わせて登場した車両。前面がほとんど70-000系であるのが特徴。 |