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(5)将棋・中文読解 内容(5) 2000.12.19.更新 制限時間7分

TEXT 
 みなさんは 日本の将棋 を見たことがありますか。木で作った五角形の駒を81枡の盤の上で動かし、敵の王将を取るゲームです。将棋は囲碁と並んで室内ゲームの王様と言うことができるでしょう。

 将棋の兄弟は世界中にあります。まず、お隣の韓国には、 韓国将棋 があります。もちろん、中国には 中国将棋 があります。南アジアではタイに マークルック という将棋があり、インドにはシャトランジという将棋があります。また、西洋にはいわゆる チェス があります。駒の数、駒の形、駒の色、駒の動かし方、並べ方など、異なる部分も多いですが、王を先に取った方が勝つというルールだけは共通です。

 しかし、この六種類の将棋を詳しく調べてみると、日本将棋がほかの将棋に比べて決定的に違う点がいくつかあります。まず第一点は駒の再使用です。日本の将棋は敵の駒を取った後、それを再び使うことができます。何度でも使うことができます。駒の形、色、文字は敵味方の区別がありませんので、このルールが可能になったのでしょう。ところが、チェス、マークルック、シャトランジの駒は、色が違いますから再使用は不可能です。また、中国将棋は駒の形は同じ(丸)ですが、駒の色が違いますから(赤と黒)、話になりません。韓国将棋も駒の形は八角形で同じですが、駒の文字の色が違います。

 次に異なる点は、駒が敵陣に入ると、駒の性能が高まる、つまり、駒が強くなることです。これに似たルールがチェスにあります。ポーンという駒が敵陣の一列目まで来たら、自分の好きな駒に変身できます。駒が強化されることで面白味が倍加します。

 第三点は、第一点と関連があるのですが、取った駒は自分の好きなところに置いてよいというルールです。まるでヘリコプターのようです。このルールによって、相手の持っている駒がどこに置かれるかまで考えなければなりませんので、ゲームはますます複雑になります。  

 将棋の発祥地はインドとされています。インドのチャトランガという四人将棋が起源とされています。その後、西洋に渡ってチェスに、中国に渡って中国将棋に、南アジアに渡ってマークルックになったものと思われます。日本の将棋は、マークルックと中国・韓国将棋の両方の特徴を持っています。その上に、先に述べた三つの新しいルールを作りだし、ほかの将棋では味わえない複雑で高度な勝負の駆け引きを生み出したのです。

(参考)日本将棋を指す少年→ こちら





QUESTION.1:現在、世界中で行われている将棋の名前と国名(または地域名)を書いてください。
     将棋名              国 名(地域名)
1:                ⇒
2:                ⇒
3:                ⇒
4:                ⇒
5:                ⇒
6                ⇒

QUESTION.2:世界にはいくつかの将棋がありますが、共通するルールは何ですか。
                               

QUESTION.3:日本将棋が外の将棋と異なる点を三つあげなさい。

(1)                             

(2)                             

(3)                             


WORDS
1.将棋   shogi(Japanese chess)
2.五角形  pentagon
3.駒    chessman,piece
4.枡 写真を見てください
5.盤 写真を見てください
6.王将   “King” of shogi
7.囲碁   the game of "go"
8.〜と並んで 〜と同様に
9.先に   earlier
10.方    side
11.第一点  the first point
12.再使用  再び使うこと
13.敵味方  敵と味方
14.話にならないout of the question
15.敵陣   enemy's line
16.ポーン  pawn
17.一列目  first line
18.変身する  transform
19.強化する  強くする
20.面白み   interest
21.倍加する  二倍になる
22.関連    connection
23.発祥地   cradle
24.起源    origin
25.渡る    be introduced
26.先に述べた above-mentioned
27.味わう   enjoy
28.高度な   high-level
29.勝負    game
30.駆け引き  tactics,strategy
31.生み出す  create

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