このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

マカオ−10 マカオの世界遺産編(その2)

  モンテの砦 の観光を終えてから、 セント・ポール天主堂 の裏側に戻った。ナーチャ廟(三巴廟)は、1888年に建立された神童ナーチャを祀る小さな中国式寺院だ。西洋文化と東洋文化の両方が世界遺産に登録されているのが、マカオの面白いところである。
 その隣にある城壁は、ポルトガル人が居留を始めた頃の、1569年から作り始められたものとのこと。 仁慈堂 の創建と同じ年だ。

13.ナーチャ廟14.城壁

 城壁から坂を下り、数分歩くと聖アントニオ教会だ。初代の建物は1558年頃に建築され、1638年に大幅改築された。その後火災にあい、1930年に石造りの建物となったとのこと。聖アントニオ教会は、マカオのイエズス会最大の拠点であった。

15.聖アントニオ教会

 左下の写真は、聖アントニオ教会の敷地内にある石の十字架だ。上の写真では教会の左に写っている。十字架の台座に「1638」と書かれており、上記の改築時に建てられたものであることが分かる。

聖アントニオ教会とその台座

 聖アントニオ教会はカトリックの教会だが、そこから歩いて数分のところにあるのがプロテスタントのモリソン教会である。1782年に建てられた教会だ。ここにあるプロテスタント墓地も世界遺産になっている。

16.プロテスタント墓地のある
モリソン教会

 モリソン教会のすぐそばにあるのがカモンエス公園だ。カモンエス公園と聖アントニオ教会の間の広場がカモンエス広場として世界遺産になっている。カモンエス公園の写真は残っているが、カモンエス広場の写真は無い。また、このそばにあるカーサ庭園も発見できなかった。

カモンエス公園

 カモンエス広場が一番北にある世界遺産であり、そこから引き返すことにした。セナド広場まで歩いて戻る途中、建物の間からセント・ポール天主堂のファサードが見えた。絵になる風景だ。

セント・ポール天主堂

 午前10時にセナド広場から観光を開始して、ここまでの観光時間はわずか2時間。世界遺産は30あるので、半分以上を見たことになる。マカオはかなり効率的に回ることができる。
 次は昼食だ。



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