このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

小林一茶ゆかりの地


「ホテル望雲」

草津温泉湯畑の奥の高台に 「ホテル望雲」 がある。


「ホテル望雲」


慶長4年(1599年)、創業。

「ホテル望雲」の玄関の脇に碑があった。


六月やい多る處に温泉の流れ   蘭更

  氷室能さくら山ほとゝぎす   露白

 文化六己巳水無月


望雲七代目黒岩忠右衛門は雲嶺庵 露白 と号した俳人。

安永2年(1773年)、俳諧を 高桑蘭更 に入門。

安永8年(1779年)夏、 加舎白雄 の来遊を機にこの派にも参加。

寛政11年(1799年)、剃髪して雲嶺庵と号する。

 小林一茶とは寛政2年以来のつきあいで、文化5年(1808年)5月29日、一茶は郷里の柏原に向かう途中で草津温泉に遊ぶ。

   廿九日 雨

 長野原など過ぎて草津の雲嶺庵に入、十八年へだゝりての再会也、スハの 若人 匏宇に逢ふ。

   湯けむりにふすぼりもせぬ月の貎


光泉寺 に小林一茶の句碑がある。


湯けむりにふすぼりもせぬ月の貌

文政7年(1824)12月27日、露白79歳で没。

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