このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

柳原極堂


『草雲雀』

昭和29年(1954年)、句集『草雲雀』を刊行。矢田挿雲序。

   「ほとゝぎす」より

城山や筍のびし垣の上

   「新俳句」より

柿の木に鶯鳴くや石手村

   「鶏 頭」より

    霽月 逝く

白髯を遺して君や春寒し

花に來て寺の田樂よばれけり

舟涼し朝飯前の島巡り

松島や島々影し舟涼し

島涼し夕餉の宿の釣ランプ

石手寺の塔が見えをり野茨道

    松山城

秋高き城に登れば石鎚が

   「日 記」より

   鳩 杖

八十をつきぞめにして杖の春

    子規堂 再建

堂再建芽吹かん木々は皆燒けて

   米壽祝賀會自祝

手のひらにいたゞく春の光哉

   子規居士五十年祭

感無量まだ生きて居て子規祭る

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