このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句
あらたうと青葉若葉の日の光
出典は『奥の細道』。
元禄2年(1689年)4月1日(新暦5月19日)昼頃、芭蕉は日光へ着き、2時半頃
日光東照宮
を参拝する。
卯月朔日、御山に詣拝す。往昔此御山を二荒山と書しを、空海大師開基の時、日光と改給ふ。千歳未来をさとり給ふにや。今此御光一天にかゝやきて、恩沢八荒にあふれ、四民安堵の栖穏なり。猶憚多くて筆をさし置ぬ。あらたうと青葉若葉の日の光
一 四月朔日
前夜ヨリ小雨降。辰上尅、宿ヲ出。止テハ折々小雨ス。終日雲、午ノ尅、日光ヘ着。雨止。清水寺の書、養源院ヘ届。大楽院ヘ使僧ヲ被添、折節大楽院客有之。未ノ下尅迄待テ御宮拝見。
『曽良随行日記』
北海道鷹栖町の
丸山自然公園
栃木県日光市の
東照宮
、
大日堂跡
埼玉県越生町の
薬師堂
新潟県小千谷市の
二荒神社
岐阜県大垣市の
「ミニ奥の細道」
佐賀県唐津市の
諏訪神社
に句碑がある。
日光東照宮の句碑
『初蝉』
(風国編)には「
たふとさや青葉若葉の日のひかり
」とある。
『俳諧書留』
には「
あなたふと木の下暗も日の光
」とある。
日光市の
旧家
に新旧2基の句碑がある。
山梨県北杜市の
金比羅神社
に「
日のめくみ
」とした句碑がある。
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