このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


鶯の笠おとしたる椿哉

出典は土芳稿 『芭蕉翁全傳』

○此句西島氏百歳子ノモトニテノ事也。二月六日歌仙一巻有。」とある。

元禄3年(1690年)2月6日、伊賀の西島百歳の家で巻かれた歌仙の発句。

元禄三年二月六日

鶯の笠おとしたる椿かな
   桃青

    古井の蛙草に入声
   乍木

陽炎の消ざま見たる夕かげに
   百歳

    消さす方に月ひづ(ず)む也
   村鼓


 百歳子は西島百歳。伊賀上野の門人。藤堂新七郎家の五郎左衛門良重の子。芭蕉が仕えた蝉吟の甥にあたる。

青柳を片糸によりてうぐひすの縫ふてふ笠は梅のはながさ

『古今和歌集』

宮城県村田町の 韮神山 、大河原町の 繁昌院

埼玉県上尾市の 椿堂

静岡県熱海市の 志ほみや旅館

滋賀県大津市の 幻住庵遊歩道

三重県伊賀市の 金刀比羅神社

福岡県筑紫野市の 武蔵寺 に句碑がある。

韮神山の句碑


椿堂の句碑


芭蕉の句 に戻る


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください