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私の旅日記
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2010年
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幻住庵遊歩道
〜芭蕉の句碑〜
大津市国分に幻住庵がある。
幻住庵
幻住庵
の遊歩道に芭蕉の句碑がある。
ほろほろと山吹ちるか瀧の音
出典は
『笈の小文』
。
貞亨5年(1688年)、芭蕉45歳の句。
うぐひすの笠落したる椿かな
出典は
『猿蓑』
。
元禄3年(1690年)2月6日、伊賀の百歳子という人の家で詠まれたものといわれている。
独り尼藁屋
(わらや)
すげなし白つゝじ
出典は
『芭蕉句選拾遺』
。
元禄3年(1690年)の句。
ひとり尼わら家すげなし白つつじ
白躑躅のつきなく咲くは凄き物也。独尼の藁家すげなく所謂宮人入道の歌ひならん頗る新にして奇也
『蕉句後拾遺』
たふとがる涙やそめてちる紅葉
出典は
『笈日記』
。
元禄4年(1691年)10月、彦根の
明照寺
で詠まれた句。
うらやましうき世の北の山櫻
『北の山』
(句空編)巻頭に収録。
元禄5年(1692年)1月16日、金沢の門人
句空
に贈った句。
榎の実ちるむくの羽音や朝あらし
出典は
『笈日記』
。
「むく」は椋鳥。
『泊船集』
には「
初嵐
」とある。
『蕉翁句集』
に「元禄六酉ノとし」とある。
梅が香にのつと日の出る山路かな
『炭俵』
冒頭、
志太野坡
と両吟歌仙の発句。
元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳の句。
紫陽花や藪を小庭の別座舗
出典は
『
俳諧
別座舗』
。
元禄7年(1694年)5月、深川の子珊亭で巻かれた芭蕉送別五吟歌仙の発句。
あと3基ほどあったようである。
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