このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


何の木の華とも知らす匂ひ哉

千曲市新田に伊勢社がある。


伊勢社


祭神は天照大神。

社殿の手前左手に芭蕉の句碑があった。


   伊勢社法楽

何の木の華とも知らす匂ひ哉

出典は 『笈の小文』

伊勢山田」と前書きがある。

貞亨5年(1688年)2月4日、 伊勢神宮外宮 参拝の折に詠まれた句。

虎十・嵐窓・文全建立。

  嵐窓 は埴科郡新田村(現千曲市新田)の人、平井竜左衛門季光。 宮本虎杖 の門人。

芭蕉の句碑の右手に倉田葛三の句碑があった。


六月や十日くらせし一手柄

文政元年(1818年)6月10日に詠まれた葛三辞世の句である。

6月12日、葛三は57歳で没。

当所平井氏建立。

  葛三 は松代の商家ねずみやに生まれる。本名は久右衛門覃。別号騎鯨。 白雄 八弟の一人。

左側面には 平井嵐窓 の句が刻まれている。


一声はこだまにかへせ郭公

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