このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

蕉 門

苗村千里

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大和の人。江戸浅草に住む。俗名粕谷甚四郎、油屋嘉右衛門。知里。

 慶安元年(1648年)大和に生まれる。

 貞享元年(1684年)秋、 「野ざらし紀行」 の旅に同行。

 大和の国に行脚して、葛下(かつげ)の郡竹の内と云処は彼ちりが旧里なれば、日ごろとゞまりて足を休む。

わた弓や琵琶になぐさむ竹のおく


 貞享4年(1687年)10月末、芭蕉は「笈の小文」の旅に出る。千里は餞別の句を贈っている。

來月は猶雪ふらん一しぐれ


享保元年(1716年)7月18日、没。享年69歳。

米や茶粥喰ふて高まくら

竹内街道 の旧道に千里の句碑がある。


深川や芭蕉を富士に預け行く

千里の句

來月は猶雪降ンはつしぐれ


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