このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

俳 書



『春の日』(荷兮編)

山本荷兮 編。俳諧七部集の一。

貞享3年(1686年)8月、刊。

(あけ)の人顔杜丹霞にひらきけり
    杜国

古池や蛙飛びこむ水の音
   芭蕉

花にうづもれて夢より直に死んかな
    越人

雲折々人をやすむる月見哉
   芭蕉

瓦ふく家も面白や秋の月
   野水

   八嶋をかける屏風の繪をみて

具足着て顔のみ多し月見舟
   仝

   芭蕉翁を宿し侍りて

  大垣住
霜寒き旅寐に蚊屋着せ申
    如行

馬をさへながむる雪のあした哉
   芭蕉

   芭蕉翁をおくりてかへる時

この比の氷ふみわる名残かな
    杜国

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